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人生観に影響を与えた本

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これまでに読んだ本で自分の人生観に影響を与えてくれた本を紹介します。
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#ノンフィクション

日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

日本を捨てたくなる気持ちはわかる。弱い者にとっては生きづらいシステムだから。しかし、故郷を捨てられるものだろうか。

常夏の国フィリピンで、困窮生活を送る何百人もの日本人男性がいるそうだ。フィリピンクラブで知り合った女性を追いかけてきた男や偽装結婚のカモにされた男など。

所持金はゼロ、住む家もない彼ら「困窮邦人」に手を差し伸べるのは、フィリピンの貧しい人々。だけど読んでいて同情はするけど共感はし

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アジア「裏」旅行

アジア「裏」旅行

こちらも留置場の官本からの一冊。タイトルからして怪しげで官本でなければ、東南アジアの歓楽街の紹介本と思ってしまうよね。もちろん、そのあたりも紹介されているが、本書は違った角度でアジアを紹介している。

アジアのイメージはみんなどんなもんだろうか?これは少し古い本なので隔世の感は否めないが、「明るい、近い、安い、楽しい」というポジティブなイメージもあれば、裏を返せば、「汚い、安い、危険」も隣り合わせ

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刑務所いたけど何か質問ある? マンガ『刑務所なう。&わず。』完全版

刑務所いたけど何か質問ある? マンガ『刑務所なう。&わず。』完全版

私自身に身に起こった突然の逮捕から勾留→釈放を受けて興味をもった分野の書籍。本作は「刑務所なう。」「刑務所なう。シーズン2」「刑務所わず。」の実録マンガ部分をまとめ再構成したものとなっている。

上記はすべて拝読し、書評も書いている。各書についてはそれぞれ述べた通りですのでAmazonの紹介文を引用させていただく。

1年9ヶ月の刑務所生活が遂に終わった。塀の中でホリエモンは一体何を考え、何をして

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なんでオレがこんなこと

なんでオレがこんなこと

漫画にせよ書籍にせよ、ひとつのことに興味を持つのであれば多角的にみて分析したいクセがある。前回は「山賊ダイアリー」をご紹介させていただいたが、本書は系統が異なる田舎暮らしという視点の漫画となる。

もちろんジビエもあって冒頭はウサギの解体で始まり、やりたくてやっていない気だるさが良い。解体作業はなんとも生々しい。そのあたり彼はひとり身なので自由だ。家族持ちだとなかなかその辺のご理解は得られないのが

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「ゼロ」なにもない自分に小さなイチを足していく

「ゼロ」なにもない自分に小さなイチを足していく

誰もが最初は「ゼロ」からスタートして、失敗もたくさん経験する。ゼロに戻るだけ、マイナスにはならないとあるが、マイナスになることは残念ながらある。しかし、歩みを止めなければいつかはプラスになる。

だから一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進むしか選択肢はない。ホリエモンこと堀江貴文はなぜ、逮捕され、収監されて、すべてを失っても、希望を持ち諦めることなく歩み続けるのか。

ふたたび「ゼロ」となって、なに

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刑務所わず。 塀の中では言えないホントの話

刑務所わず。 塀の中では言えないホントの話

7月21日に突然の逮捕、約20日間の勾留を受けて釈放と足元をすくわれる出来事があった。幸い?にも軽めの脳梗塞で療養中であったので仕事などへの影響は最小限だったのは良かった。

「刑務所なう。」からホリエモンこと堀江さんの著作を読んでいる。残念ながらビジネス本はコチラで書評を書くことが少ないので紹介しているのはこのシリーズとなる。

彼もいっていることだが、情報は多角的に頭に入れて自分の頭で考える、

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名もなき受刑者たちへ

名もなき受刑者たちへ

私は7月21日に突然の逮捕から勾留を受けて、突然の釈放という経験を通して、これまで目を通すことがなかった世界について興味を持つようになった。

考えてみれば宇宙や古代の世界よりもよっぽど身近な世界の話だ。拘留されているときは、どうやっても起訴ありきの取り調べを受ける中で「私は刑務所に入れらるのか?」という不安にとても心細かったし、釈放された今も突然逮捕されるんじゃないか?事実が勝手に作られる事も認

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刑務所なう。シーズン2

刑務所なう。シーズン2

突然の逮捕、留置所に入れられ20日ほど過ごし釈放された経験から興味をもち、これまで読まなかった系の本たちを紹介している。

今回も前回に引き続きホリエモンこと堀江さんのノンフィクション本をおススメしたい。

立て続けに紹介しているので軽く読める内容かと思いきや結構ボリュームはある。日々の日記に加えてコラムなども追加されているので、読みごたえがある。彼が人好きでサービス精神旺盛な人柄であることが伺え

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刑務所なう。

刑務所なう。

前回のマガジン「人生観に影響を与えた本」にて紹介したサマヨイザクラでも書いたように、これまで人生に関係がないと思っていた、刑法や警察モノや裁判モノ、そして刑務所に関するものなどに興味をもつようになった。

今回ご紹介するのはホリエモンこと堀江さんが収監された時に刑務所からコツコツ便箋を利用して発信した内容がまとめられている。

強気の発言で知られるイメージだが刑務所からの生の声は全く違ったイメージ

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アジアの誘惑

アジアの誘惑

このマガジンでは留置場で読める官本から、私が心に残った本や人生における気づきを得た本をご紹介させていただいている。

そんな中で前回にもバックパッカーの旅行記を紹介させていただいたが、その中で「勘違い」について話をした。

ルールと常識の正体を知った時に我々がいかに社会に洗脳され染まっているのかを知る。世界の成功者というのは、この洗脳が効かなかった勘違い野郎ばかり。

勘違いだろうが自分を信じるこ

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ガンジス河でバタフライ

ガンジス河でバタフライ

留置場では官本といって小説を中心とした書籍が用意されている。活字中毒の私には時間を忘れられるのでありがたかった。

基本的には土日は取り調べや運動は休みで、それ以外は刑事さんから取り調べを受けたり、検事さんのところへ行ったり裁判所へ行ったり、留置場では運動といってベランダのようなところで20分ほど過ごしたり、それなりにはやることがあるのだが、すべてがシングルタスク。

つまりメールをチェックしなが

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