マスザワヒロユキ

マスザワヒロユキと申します。テルスター、ザ・ガールハント、HotCakeというバンドを…

マスザワヒロユキ

マスザワヒロユキと申します。テルスター、ザ・ガールハント、HotCakeというバンドをやったりやらなかったりしつつ、テイチクエンタテインメントという音楽会社に勤務しています。

最近の記事

フォーコード / four chords / for code / 4コード / pho cord /

ザ・ガールハントのシングルが配信スタートした。まるで「昨日のこと」のようだけどもう2ヶ月以上経ってる、、、。去年の10月のワンマンで販売したCDのボーナストラックを抜いた3曲が収録されています。 今回ワンマンやるなら新しい音源出したいよね、という話になりメンバー一同仕事に追われながらもなんとか制作してリリースまでに漕ぎ着けたという感じ。 ひさえさんが離島に行ってしまったので物理的にリハができないというハンデがあったものの、元々リハなんてそんなにしないで曲作っていたバンドだ

    • 御里が知れてるんだよな

      今日のテキストは、かなり個人的な内容で、自分にとっては人生の確認作業的な内容になると思っているのですが、傍から見ればただのオナニー的な文章かもしれないのでその辺何とぞ、あしからずでお願いします。 僕はいわゆる「バンドマン上がり」のサラリーマンです。元々マスザワという人間を知ってくれていた人からすれば、まだたまーにバンドやってる奴という認識をしてくれているかもしれませんが、現在のメインはいわゆるレーベルでディレクターをやっているサラリーマンという事になります。 とはいえ人生

      • 非常に個人的な「ひみつスタジオ」の感想

        スピッツのNEWアルバム「ひみつスタジオ」がリリースされてから幸せな時間を過ごせています。音楽を聴ける環境にある時はずっとこのアルバムを聴いています。 https://open.spotify.com/album/5u95y591xPiCFY3UI5gHqY?si=dEbVLhE7TLimzzWO00Vl-w 一言で表す事など到底無理なんだけど、最高に素晴らしいアルバムです!ありがとうございます。 スピッツのアルバムは毎作品最高傑作だと思っている上でリリースから3週間く

        • ディレクター目線による,怒髪天のNEWアルバム「more-AA-janaica」について

          怒髪天のNEWアルバムが発売される。毎作品、毎ライブごとに、怒髪天は最高だと思っているけれども、今回の怒髪天も最高の作品を作り上げた。 なんというか、怒髪天の凄さってもう音楽という尺度だけでは収まり切れないというレベルに到達していると思っていて。怒髪天が存在していることの凄みというか楽しさというか面白さというか、、、。 その視点で、一旦音楽より先にお知らせしたいトピックが初回盤のみに付属する写真集「DA・SO・KU」。アー写を見て驚いて(笑って)くれた人も沢山いると思いま

        フォーコード / four chords / for code / 4コード / pho cord /

          非常に個人的な「映像作品『猫ちぐらの夕べ』と『NEW MIKKE』」の感想

          スピッツの映像作品が2タイトル同時発売された。ライブ2本分を同時に見られるなんて最高の贅沢です。 そして今回のリリースに関してはまさにこの2タイトル同時にリリースされたという事実が一番重要なポイントだと思いました。さらに言うなら「コロナ禍」という点も。 まず『猫ちぐらの夕べ』は2020年11月26日に開催。『NEW MIKKE』は2021年6月19日に開催されたライブ。 前者はコロナ禍というものがまだまだどういうものなのか、そして今後世界はどうなっていくのか、かなり先行

          非常に個人的な「映像作品『猫ちぐらの夕べ』と『NEW MIKKE』」の感想

          ハズカム

          いよいよだ。字面を見ただけでもいよいよだと思う。僕は45歳だ。いわゆるひとつのアラフィフなのだ。 ある日朝を起きたら右肩あたりが強めの筋肉痛のような感覚をおぼえた。前日も前々日にも体を動かした、みたいな思い当たる記憶はなかったけど、その日はあまり気にもしなかった。 が、その日をさかいに右肩は痛みを増していった。「これはもしかして寝違えたのかな?」と思ったりしたのだけど、痛みの種類がちょっと違う。数日後あまりにも痛くてシャツの袖を通すのも辛くなったので、かかりつけの整骨院に

          ラブという薬、平謝り、kigakari

          今日図書館で元ストライカーズ星野くんの本を見つけた。出版している事は知っていたけど実際図書館で目にするとミーハー的に「おぉ凄い」と思わず手に取って読ませてもらった。(むしろ今まで読んでなくて申し訳ない。) とても面白かったんだけど、読みながら思い出したことがあった。数年前の弾き語りで彼と一緒にやった時に、僕のMCで彼を傷つけてしまったのだ。内容は割愛するけどライブ後に星野くんからその事を告げられ平謝りしたという苦い記憶。 僕からしたら、皆が笑ってくれるだろうなって思った軽

          ラブという薬、平謝り、kigakari

          非常に個人的な「優しいスピッツ a secret session in Obihiro」の感想

          WOWOWで放送された?ている?スピッツの映像作品「優しいスピッツ a secret session in Obihiro」を観ました。(以下いわゆるネタバレがありますので、気にされる方はここでストップしてくださいませ。) 「優しいあの子」の舞台になった土地であること、歴史的建造物での演奏、それだけで期待値が上がるというか、どういう映像になるんだろう?どういうライブになるんだろう?というドキドキしちゃうわけですが、いざ蓋を開けてみたらレア&スペシャルのオンパレード。 ビジ

          非常に個人的な「優しいスピッツ a secret session in Obihiro」の感想

          年の瀬のご挨拶

          2021年が終わる。個人的なレベルだけども、一生で一番仕事が忙しい年だった。自分が担当するバンドでのリリースが作品数で12作品。ボックス仕様などで映像も含めると曲数だと234曲をリリースした事になる。(だと思う。) 12月に入って落ち着いてきたものの、夏以降はほぼ毎日レコーディングしていたような気がする。 それこそ休みどころか寝る間もないくらい仕事してたんだけども、自分の仕事の性質上どれだけ忙しくても、周りから見れば「音源や商品が期日まで完成するのが当たり前で、ミスなんて

          年の瀬のご挨拶

          非常に個人的な「紫の夜を越えて」(と少し「猫ちぐら」「猫ちぐらの夕べ」)の感想

          スピッツのNEWシングル「紫の夜を越えて」が配信リリースされた。先日ディレクター竹内さんのラジオで語られていたけど、タイアップありきで制作された楽曲とのこと。昔何かのインタビューでマサムネさんが「タイアップとかお題が与えられると曲が書きやすい」という話をされていたのだけど今回はどうだったんだろう? 初めてテレビで流れる時にまさにテレビ画面の前にかじりつくように聴かせてもらったんだけど、音が鳴って1秒かからずこの曲が名曲であることがわかるようなムードを感じた。その時は「あぁ、

          非常に個人的な「紫の夜を越えて」(と少し「猫ちぐら」「猫ちぐらの夕べ」)の感想

          ヘルニア、Near hell、Go to HELL!

          この手の話を直接ゆっくり聞いてもらえるような機会があまりないので、どうにか文章にしてみたいのだけどうまく表現できるか自信がない。 僕は先日、奇跡を体験しました。・・・とはいえ変なセミナーへのお誘いとか、最終的に高価な壷の販売とかをするわけでもないので奇跡というか、自分では未だに信じられない経験って感じ。 ひとつ前のnoteにも書いたんだけど、僕はもう10年以上ヘルニアに悩まされてきました。ここ数年はなんとかごまかしごまかしやってきたものの、ふとした瞬間に腰に激痛が走り数日

          ヘルニア、Near hell、Go to HELL!

          歴史、やっぱし、ぴったし

          自分は先人の作ってきた道の上に立っている。 大げさな言い方になっちゃうけど、最近気づかされることが多い。40歳を超えたあたりから、 「あぁ、これが先輩たちが言ってたなぁ」 という現象が如実に増えだしたのだ。いわゆる加齢によって体験するもろもろ。 ・老眼になる ・太っていく ・白髪が増える ・加齢臭がするようになる ・今までかかったことない病気になる などなど。上の世代の先輩や自分の親が言っていた通り自分も同じ道をたどっていることに気づかされる。 数年前のある日突然

          歴史、やっぱし、ぴったし

          記憶、無く、泣く

          僕は記憶するのが苦手だ。人と比べて圧倒的に、様々な記憶がない。なかなか思い出せないとか、ちょっとした記憶違いをしちゃうとかそういうレベルの問題ではない。記憶がないのだ。 例えば、自分の過去。よく歳を取ってくると「昔の話はよく憶えてるけど、最近のことって結構憶えてないよねー」なんて発言を耳するけど、僕は最近だろうが、昔だろうが、関係なく憶えてない。 小学生の時の思い出は片手で思い出せるくらいしか記憶にないし、当然ながら昨日の夕飯も思い出せない。 自分でも象徴的だなぁと思っ

          記憶、無く、泣く

          マスミー賞2019!

          2019年もあとわずか。というか2010年代も終わりかけ。皆様いかがお過ごしでしょう。 今年もやってきましたマスミー賞!僕が今年買ったレコードの中から選ばせてもらうこの企画。増沢が今年買ったから、というだけで実際の発売年とは関係なし。ので、誰のためでもないかもしれない。でも参ります、マスミー賞2019の発表です!!やー! □ベストアルバム・オブ・ザ・イヤー スピッツ[見っけ] https://open.spotify.com/album/3nJLoQE9KBv1Nq6S

          マスミー賞2019!

          非常に個人的な2019年美味しかったカレー「カレデミー賞」発表!

          2019年も残りわずか。今年もカレーをいっぱい食べられて幸せな気分にさせてもらいました。その中で個人的なベスト5を選んでみました。 とはいえ、僕は音楽が好きなのにそれを仕事にしている都合上、変に詳しくなってしまい(そしてめっちゃ詳しい訳でもないという中途半端な感じ・・・)音源にしてもライブにしても「ミックスがどうだ」とか「歌のピッチがどうだ」とか「出音がどうだ」とかばっかり気にして素直に楽しめないという部分があるので、カレーについてはできるだけ知識を避けて 「美味しかった

          非常に個人的な2019年美味しかったカレー「カレデミー賞」発表!

          非常に個人的な「見っけ」の感想

          スピッツの「見っけ」が発売されてしばらく経った。 この作品のとても個人的な感想を書こう書こうと思っていたのに時間が過ぎるのが速すぎで、こんなタイミングになってしまった。 言わずもがなだけどもスピッツの最新作「見っけ」は傑作である。これは疑いようのない事実。うーん、最高。毎度毎度スピッツには感謝しかないのだけれども、2017年の30thアニバーサリーのタイミングで発表された3曲「ヘビーメロウ」「歌ウサギ」「1987→」があまりにも傑作過ぎて、次のアルバムはどうなっちゃうんだ

          非常に個人的な「見っけ」の感想