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エッセイ

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2020年3月の記事一覧

ドロロロロロん

ドロロロロロん

私は音楽が好きだ。もちろん、全ての曲を聴くことなんて不可能だし、聴こうとも思わない。何が好きかというと、歌い手の問題意識である。何を歌いたいのか、何を伝えたいのか。そういう意識を我々聞き手に感じさせる曲は少々、リズムが合わなくても聴きたくなるのである。

例を1つあげると、キングヌーの「どろん」。

https://m.youtube.com/watch?v=gc0_Acq8dV4

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「鬼滅の刃」から考える今の社会(未完成)

冬休みが終わる前に観ておきたかったものがある。それは、2019年社会現象を起こしたともいわれる漫画「鬼滅の刃」だ。

今回、私はアニメでも充分面白いと聞いたので、26話分をまとめて観た。

日本中が夢中になった作品…いかがものなのかと思っていたら、1話を見て「面白い!」と感じ、あれよあれよと2日で全話見終わってしまった。日本中で人気になるのも納得である。

「鬼滅の刃」という作品の概要はこのような

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歴史を学ばせる意義―学問の奥義―

歴史を学ばせる意義―学問の奥義―

いつものように研究室で勉強していると、教採を受ける友人と「社会科(例えば日本史)を教える意義とは何か」について話し合う機会があった。

はっきり言って、そのような学問の奥義が学生にわかるわけないだろう。しかし、1つ挙げるとしたら、友人の言う通り「現代社会を考える素材を提供する」ことではなかろうか。

特に昨今、自明の論理となりつつある「自己責任論」は「生活保護バッシング」などでよく持ち上げられてい

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これからのライフスタイルをマネジメントして、未来の自分にフォーカスしながら、そこからビジョンを構築するために、タスクを可視化させようと思う。

これからのライフスタイルをマネジメントして、未来の自分にフォーカスしながら、そこからビジョンを構築するために、タスクを可視化させようと思う。

大学生がブログで意見や持論を展開するほど、傲慢なことは無いと思います。最近の教育界隈では、「主体的で対話的な学び」が重視されているらしいですが、私としては「声のでかいやつが勝ち」のように感じ取られ、虚しさが漂います。新書でもいいから、黙って毎月2,3冊読んで感想文を書いた方がよっぽどマシな気がします。大学生の自分はこのことを強く感じているのです。

今、このようにまた知らず知らずのうちに意見を言っ

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猥談にこそ真の天啓あり

猥談にこそ真の天啓あり

友人らと発泡酒を開けながら、朝まで猥談を交わし、乳房から尻に至るまであらゆる妄想をぶつけ、これからの社会問題への解決に向けて昇華させる行為である「遊び」を最近はよくやっている。

大学生は勉強するのが仕事である。これは至極当然ではないか。だから私は勉強しているぞ。これは、うん、ちゃんとした事実であるはず。

しかし、たまにたまに猥談を交わしたくなる時があるのだ。わかるだろ? 人間なんだから。これを

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認識の地平を切り開き、発想の沃野を歩む。

認識の地平を切り開き、発想の沃野を歩む。

最近、新聞記事を読んで解説という名の文句を垂れるツイッターアカウントを作成して1年が経った。

「相変わらず、馬鹿なことを」と言われるが、これは意外な効用をもたらした。

まず、批判力。別名、愚痴力、文句力とも言う。これが相当に鍛えられたのだ。例として、3.11になると、紋切型と言える「風化させない」というフレーズが新聞に並ぶ。今までの私は、「確かに、このことは忘れてはならない」と記事を読んでいた

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広島よいぞ

広島よいぞ

広島バスセンターから半径1キロ以内しかまともに歩いたことのない私が今、広島という街を語ろうとしている。

この極端に狭い範囲を闊歩してわかったことは、広島には、新天地のように雑然とした街並みがある一方、数百メートル歩けばたどり着く元安川のようにのどかな風景も存在しているということだ。

静けさと雑踏の併存が広島という街の本質を示しているのかもしれないと、無駄に歩き回った結果、私の胸中にて確信したの

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人間関係整理委員会備考【極秘】

人間関係整理委員会備考【極秘】

森見登美彦の小説を読めば読むほど、その世界観に圧倒されてしまう。逆に私の世界は安定した治安のもと、平穏な生活を送っていると思っていた。

しかし、森見氏ほどではないが、私の周りもよくよく見れば、ロクな人間がいないことに気づいてしまった。

高校時代の友人は、現在哲学を極め、人生の真理にたどり着いたと言っており、もう1人の友人も台湾から脱走して、日本に逃げ込むことができたと言っている。

大学に入れ

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意気込み

意気込み

毎日、noteに投稿することはとても大変なのです。毎日毎日、遊女のウォータースライダーに流れることを夢想する私にとっては、noteへの投稿は極めて困難な道のりにほかなりません。

ネタを探すのも大変なのです。ネタ探しに没頭したせいか、夜の商店街を徘徊したり、時計屋の親父からは「もう帰ってくれない?」と侮蔑に満ちた視線を投げかけられたりと、ロクなことがありません。責任者はどこでしょうか。

ちなみに

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手洗いをしながら想うこと

考えることの8割が無益なことで成立している私は、今日もセグウェイでウィーンと音を鳴らしながら登校することを夢見て、文章を書いている。

そんな小生でも、有益なことはしている。それは手洗いとうがいである。社会の圧力と混沌を一気に受けた掌を小生は入念に洗う。そうすることで、明日を健全な1日にすることができる。

ここで、小生は自分の掌を見ながら色んな人と握手を交わしたことを思い出す。黒髪の短髪美女。1

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