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自分の体験に十分に開かれている人は、正しい解を直観で得る

人生で正しい選択をする上で最も重要なのは、自分が「正しいと感じる」ことをすること、それがよいような「感じがする」ことをすることだとロジャーズは言っています。

(引用はじめ)
自分の体験に十分に開かれている人(引用者注:自分が「正しいと感じる」ことをする人)は、その状況に於いて自分自身の行動の基礎となるあらゆるデーター社会からの要請、自分自身のコンプレックス、葛藤している欲求、過去の同じような場面の記憶、この状況の独特さについての知覚などーにアクセスすることができる。そのデータはほんとうに複雑なものであろう。しかしその人は一つ一つの刺激、欲求、要求、その相対的な重要性などを考慮するために、意識とともに自分の全生命体を用いることができるのである。この複雑な比較衡量やバランスの調整から、人は、この状況において自分の欲求をできるだけ十分に満たす一連の行為を発見する。それは大型コンピューターにたとえうるかもしれない。
(諸富祥彦、カール・ロジャーズ)

自分が正しいと感じることをできるのは、自分をほんとうに信頼しているからでしょう。自分が体験から得たデータから意識と全生命体が導き出す解に対する信頼です。

直観とインスピレーション(霊感)という話がありました。自分の体験に十分に開かれた人が発見する解は、無意識から得られる直観ということになるでしょうね。インスピレーションではない。

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