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徹底的にやり抜いてダメだと判断する

仕事や勉強の成果がなかなか上がらないとき、どのようになさいますか?
ネットで検索したり、書店の中を歩くと、多くの魅力的な情報があるように見えます。そして、新しい、より効果的な方法を選んで、試したりします。

しかし、資格試験予備校伊藤塾の伊藤真さんは、自分が選んだ方法を徹底的にやり抜くことを推奨しています。

(引用はじめ)
自分が決めたやり方をなぜ徹底的にやるべきなのか?
それは、よい結果が出なかったときに、何がいけなかったのかを適切に判断するためでもあります。

勉強の成果が上がらない場合、その理由は「勉強法が不適切」か、「本人の努力が足りない」か、のどちらかです。そのとき、あちこちに浮気して余計なものに手を出していたのでは、何が失敗の原因なのかがわかりません。

ほんとうは努力不足で実力が伸びないだけなのに、「この講座じゃダメだ」「この参考書じゃダメだ」と、次々に余計なものに手を出していくのは、典型的な自滅のパターンです」

逆に、ひとつに絞り込んで徹底的に勉強したのに成果が上がらないのであれば、迷うことなく、別のやり方に切り替えればいいだけです。
(伊藤真、続ける力)

勿論、ひとつに絞り込んで徹底的に試しても成果が上がらないことはしばしばあります。しかし、ある段階で、その方法がダメである理由がはっきり分かる時が来ます。その方向に答えは無いことが分かります。

それは一つの成果です。
その方向に可能性があると信じて進んできたのですが、ダメであることが分かったいま、別の方向にプロジェクトの進路を切り替えるときです。

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