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夢は、無限に広げる

経営コンサルタントの福島正信さんが主宰するドリームプラン・プレゼンテーションでは、プレゼンターたちが、半年の間、自分に向かい合い、自分の本当の夢を捉え、その夢の30年後の姿を描きます。

コーチングを日本に紹介した認知科学者の苫米地英人さんは、現在の延長線上に描いたイメージはゴールとならない。ゴールは、自分の可能性の枠を超えたところに設定しなくてはならないと言います。

資格試験予備校伊藤塾の伊藤真さんは、受験指導を10年続けた頃、米国企業からのオファーとフランス企業からのオファーを受けて、世界的な事業家になるチャンスに恵まれました。このとき、伊藤真さんは、法教育と事業家という二つの夢を、それぞれ無限に広げてみたそうです。

(引用はじめ)
もちろん、お金持ちの生活がすべて、他人の犠牲のうえに成り立っているわけではありません。個人の物質的豊かさを享受しながら、それを社会に還元し、福祉の実現に貢献している人はたくさんいます。

でも、私は小心者なのでしょう。「自分の豊かさは他人の不幸の上に成り立っているのかも知れない」と思うことが耐えられない。寄付やチャリティをしても、私の場合、その居心地の悪さが解消されることはないでしょう。それははっきりわかります。

他方、法教育を続けたときのことを考えると、私の幸せな想像はどこまでも広がります。

二十一世紀が終わって二十二世紀が始まるとき、テレビでは「二十一世紀の世界を支えた人物百人」という特集番組が放送されています。「戦争の時代」だった二十世紀を乗り越え、二十一世紀の人類がいかに平和を築き上げたのかーそれが番組の大きなテーマです。番組では、平和のためにさまざまな分野で活躍した人々が、次々と紹介されます。

登場人物の足跡をたどっていくと、ある共通点に気が付きます。あの人もこの人も、みんな若い頃に「伊藤塾」というところで学んでいるのです。
(伊藤真、続ける力)

伊藤真さんは、ここまで来ると妄想だと思われるかもしれないけれど、大真面目に想像しつくした結果、「自分が一番やりたいこと」、「自分にしかできないこと」は法教育の仕事だという確信に辿り着き、それから間もなくして伊藤塾の立上げを決心したと書いています。

ほんとうにやりたいことを捉えたら、その先にフワフワした夢ではなく、ご自分のほんとうの夢が見えてきます。夢が見えてきたら、その夢を無限大に広げましょう。妄想しましょう。もっとも、ドリームキラーが身近に表れますから、妄想の段階に至ったら、ドリームメンターやドリームサポーターにだけ、それをお話ししましょう。

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