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1ヶ月で10名のデザイン組織を立ち上げるまで

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noteネタを募集したところ、上記2つが同率でしたが、今回は起業してからデザイン組織を立ち上げるまでにやってきたこと、意識していること、実際に取り組んでいることなど具体的な事例も含めて書いてみようと思います。

最近ではデザインが市場競争力を高める重要なファクターとして認知が広がってきており、企業でもデザイン組織を内製化する動きが活発になってきているので、デザイナー採用に困っている、またはこれからデザイン組織を立ち上げたいと考えている経営者や人事、採用担当者の方の役に立つような内容となっていれば幸いです。

【目次】
▼ デザイン組織を立ち上げるまでにやってきたこと
・bosyuで人を集める
・面談で本人の自己実現欲求を探る
・まずは小さな仕事から徐々に裁量を与えて、チャレンジングな仕事をふる

現在取り組んでいること
・仕事に対して自己成長、働きがいを感じなければ途中放棄OK
・副業、開業、起業奨励
・完全フルリモート制
・mtgはオンラインで30分まで
・Googleが実践する全社MTG「TGIF」
・カルチャーづくりに貢献したメンバーにランチ無料制度
・占いによるメンバーの強みや適性を発見するサポート

これから取り組んでみたいこと
・週1の1on1コーチング制度
・Will Can Mustシートの活用
・月間MVP、半期MVP、年間MVP制度
・CHO(Chief Happiness Officer)の設置



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▼ デザイン組織を立ち上げるまでにやってきたこと

bosyuでさくっと人を集める

デザイナーパートナー→合計13名の応募。そのうち4名を採用しました。
インターン生→合計6名の応募。そのうち3名を採用しました。
なので結果bosyu経由でコスト0で7名の採用ができました。
bosyuは立ち上げフェーズにおいて、コスパ最強の採用媒体だと思います。

【自分がやってきたこと】
bosyuで
・求める人
・あったらよい
・こんな人は向いてる
・得られる知識・経験
を明確に言語化する。
特に採用においては得られる知識・経験が重要で、デザイナーにとって、うちで働くことで何が得られるのかのイメージを明確化することが重要だと考えました。
【今すぐできるアクション】
・bosyuで応募する
・会社がデザイナーに対して提供できる価値やメリットを明確化する


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面談で本人の自己実現欲求を探る

応募してくれた方、全員と面談をして、
何がしたいのか?どうなりたいのか?を中心に質問をしました。
本人の将来なりたい姿をイメージしたときに、こちらがそれに対してどんな価値を提供できるかを探るためです。

【自分がやってきたこと】
全員と面談し、なりたいキャリアイメージや、理想の働き方、どういう生き方をしていきたいのか?を中心にヒアリングしていきました。また素直でやる気があり、成長欲求や学習欲求が高い人であれば環境次第で絶対に伸びると信じているので、実務経験なしでOKと募集要項に記載しました。
【今すぐできるアクション】
・本人の自己実現欲求を探る
・それに対して、こちらが何を提供できるのか?を考える
・どうしたら働いてくれる人が幸せになれるのかを解像度高く徹底的に考える


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まずは小さな仕事から徐々に裁量を与えて、
チャレンジングな仕事をふる

とはいえ、どんなにやる気がある人でも、一緒に仕事をしてみないと実際には分かりません。なのでミスマッチのリスクを減らすために、まずは小さな仕事をふってみて、レスのスピードや言動、態度、アウトプットを総合的にみて、相性がいいか?伸び代があるのか?などを判断します。

【自分がやってきたこと】
まずは誰でもできそうな作業系の仕事をふってみて、徐々に裁量を与えて、チャレンジングな仕事を任せていきました。
フリーランスになりたい人には、開業届けを出すように促したり、
上流から関わりたい人には、打ち合わせに同席させたり、
ブランドをやりたい人には、ブランディングをまるごとお任せしています。
やりたいことを自由にやらせてあげる環境をつくることを意識しています。

また自分の場合、仕事を依頼する際に必ず、目的と背景をセットで伝えこの仕事をすることで得られるものを必ず記載するようにしています。
何のためにこの仕事をして、この仕事をすることで何が得られるのか?を知ることが内発的動機を促すからです。
【今すぐできるアクション】
・小さい仕事をお願いする
・頑張って背伸びしたら、達成できそうな仕事を任せる
・本人のやりたい仕事をなるべくやらせる
・仕事をふるときに必ず「この仕事で得られるもの」を明記する
・その仕事を達成するために参考になる記事をあわせて共有する
・アウトプットに対して、適切なフィードバックをする


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▼  現在取り組んでいること

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仕事に対して自己成長、働きがいを感じなければ途中放棄OK

弊社のミッションは「デザインで、世界を変えること」
なので、当たり前のようにSDGs 「8.働きがいも、経済成長も」を掲げており、それを実践しています。


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副業、開業、起業奨励

弊社のビジョンは「誰もが創造性を発揮して、自己実現できる世界を。」
なので当たり前のように、本人の自己実現を達成できるような取り組みに積極的です。
実際にフリーランスを目指していたメンバー2人は個人開業をして、早速フリーランスになりました。


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完全フルリモート制

完全フルリモート制にしています。
通勤時間が短い人ほど幸福度が高いという研究結果もありますし、最もパフォーマンスを発揮できる環境で仕事をして欲しいという意図があります。


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mtgはオンラインで30分まで

無駄な会議はしません。


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Googleが実践する全社MTG「TGIF」

弊社では心理的安全性を高めるための活動に積極的です。
これはグーグルの組織設計を参考にしています。


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カルチャーづくりに貢献したメンバーにランチ無料制度

カルチャー・フィットではなく、カルチャー・アド。
何か新しい文化を会社に加えてくれる人材を募る採用の仕方をしています。


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占いによるメンバーの強みや適性を発見するサポート

弊社の数あるSlackチャンネルの中でも、一際異質な存在感のある占いチャンネル。今のところ「宿曜占星術」「動物占い」「カバラ数秘術」「九星気学」を活用しており、メンバーの自己認識を高めていくサポートを行っています。


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これから取り組んでみたいこと

その他、リクルートなど多くの企業が実践している
・週1の1on1コーチング制度
・Will Can Mustシートの活用
・月間MVP、半期MVP、年間MVP制度

・CHO(Chief Happiness Officer)の設置
も検討しています。


最後に

ここまで具体的な取り組みをご紹介させていただきましたが、シンプルに
・組織の存在理由を明確化
・圧倒的成長環境の提供
・カルチャーの構築

ということに集約されるんじゃないかなと思います。

結局組織も人の集合体なので、デザイナーのキャリアパスを考えるとか、成長に繋がるようにフィードバックをしたりとか、そうやって一人一人と向き合っていく姿勢が大事なんじゃないかなと思います。

これからデザイン組織を立ち上げる方、デザイナー採用をしようとしている方にとって役に立つような内容になっていれば幸いです。

有り難うございました。










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