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キャリアプランは?と聞かれたので「中居正広のようなリーダーになりたい」と答えた話

こんにちは、西村マサヤです。

先日、何気なくこんなツイートをしたら、SMAPファン(というか中居くんファン)のみなさまからめちゃくちゃ反響をいただいた。

僕は学生の頃から団体の代表とかプロジェクトのリーダーとか、そういう立ち回りをさせてもらうことが多く、これまでも偉大な経営者の自伝やリーダーシップ論など、それなりに学んできました。

高校で部活をやってた頃は、ジョブズのようなキレキレのカリスマタイプに憧れ、それを実践したところチームメンバーから干された経験があり、笑 何事にも合う合わないはあるなぁ、と思ったりもしたのですが、ここ最近またリーダーを担う機会が増えてきて改めて考え直した結果、僕は「中居正広のようなリーダーを目指したい」と強く思うようになりました。

・・・なので、なぜそういう結論に至ったのかを備忘も含めて、Noteに書こうかな、と思います。


まず大前提として、僕は大のSMAPオタクです。

人生で初めて行ったLIVEはSMAPのMIJツアーですし、今でもiPhoneにだいたいのアルバムは入っているし、SMAP×SMAPの最終回は嗚咽するくらい泣いたし、、、とにかくまぁSMAPが大好きです。なぜそんなにSMAPが好きなのか、を語りだすと止まらなくなるので割愛しますが、とにかくSMAPが好きで小学生のころから解散までずーっと見ていた、という背景があります。

各メンバーの推しポイントは山ほどあるのですが、やっぱりリーダーの中居正広が偉大すぎる。そして語弊を恐れずに言うと、彼のリーダーシップは天才的ないしは先天的なものではなく、努力によって生み出された後天的なものなので再現性があると僕は思っています。

僕が素晴らしいと感じている、彼のリーダーとしてのスタンスやスキルは大きく3つあります。

※ちなみに本記事ではリーダー(リーダーシップ)とマネージャー(マネジメント)をあえて厳格に定義せずに書いておりますので、その点に関するツッコミはご遠慮ください


1. 一歩引いたところから、メンバーのことをとにかくよく見ている

これは多少なりともSMAPを知っている人なら誰もが共感できると思うのですが、彼はとにかくメンバーのことをよく見ています。以前はLIVEの演出も自ら指揮を取り、メンバー全員をどう活かすかを考えていたり、キムタクをエースにして自分は一歩引き、他の3人には活躍の場を振り続けるという見事なマネジメントをしたり、、、と他の4人の強みを最大限活かしながら、5人のパフォーマンス・ブランドを最大化させる方法を考え続けています。

特に顕著なのは、SMAP×SMAPのような冠番組ではなく、M-ステや歌謡祭など他の音楽番組にグループで出演した時。彼は日本有数のMCでありながら、そういうときは司会者から一番遠い場所に座り、他のメンバーとMCで会話させるよう意図的に動いているように僕には見えます。(単純にめんどくさいだけかもですがw)

なぜ、彼はここまでマネジメントが上手なのか。

デビュー時にセールス面で苦戦しメンバーの能力最大化を必然的にせざるをえなかっただとか、大の野球ファンだからメンバー采配が元から上手だとか、、、ファンの間ではいろいろと言われてはいるのですが、僕が思うに彼がマネジメント上手な理由は、ひとえに「メンバーのことを心から愛し、信頼しているから」だと思います。

1996年の森くん脱退のときには涙が止まらずMCができなくなってしまったり(その時、さっとMCを代わり仕切り始めるキムタクがまたかっこいい・・・)、BEST FRIENDを歌うと毎回泣いてしまったり(YOUTUBEで「SMAP 5人旅」って調べてみて・・・)、何よりSMAP×SMAP最終回で1人涙を流していたり(最後の5本指のメッセージ・・・)と、とにかくメンバーのことが大好きだという姿勢を40歳を超えてもなお示し続けていました。

「マネジメント」はあくまで技術なので、マインドとは関係なく習得・発揮することができる人もいるのかもしれませんが、僕はそうは思いません。あふれるメンバー愛あってのマネジメントだと思うのです。そしてそれを日本で一番実践している(残念ながら実践して「いた」)のは中居正広だと僕は思います。

2. そこまでやる?!というレベルの自虐っぷり

ご存知の通り、平成で一番売れたシングルはSMAPの『世界に一つだけの花』です。なのにそのリーダーは、日本一有名な音痴です。音痴ネタ以外にも、自身の身長を5cm低くサバ読みして小柄ネタでいじられるようにするなど、自分の弱点をさらけ出すことでメンバーが強みを活かし大暴れできるような環境をつくっていたように僕には見えます。(ときには、自分のソロ曲になると観客がみんなトイレに行く現象をネタに『トイレットペッパーマン』というソロ曲を自ら作詞するほどw)

こうして彼が良い意味でなめられることでメンバーの士気を高めさせるリーダーのスタイルは、ZOZO田端さんが言っている「ツッコまれビリティ」に近いものを感じます。

何よりの証拠に、メンバー最年少の香取慎吾が一番リーダーをいじっている場面が多いことから、彼の圧倒的ツッコまれビリティが伺えます。

キングダムに代表されるような「カリスマ的リーダー」もひとつのスタイルではありますが、少なくとも僕には「ツッコまれリーダー」の方が向いているし、なおかつ長続きするように思うのです。(カリスマ的リーダーは強力なグリッピングができうる一方、ひとつ間違えると一瞬で心が離れてしまう諸刃の剣的な側面があると認識しています)

僕も彼ほどではないですが、仕事の失敗談はもちろん、苦手なことやプライベートの恥ずかしい話(失恋や友達が少ない話など)をできるだけオープンにするよう心がけています。

3. チームが苦しいときに、プレイヤーとしてチームを勝たせることができる

実はこの記事で一番強調したいのが、この章です。

おそらくどの企業でも、リーダー/マネージャーが「プレイングマネージャー過ぎる問題」は頻出しているのではないかと思います。

僕自身の考えとしては、マネジメントしかできない(=特定のスキルがなくプレイヤーとしての価値が著しく低い)というのはナンセンスだと思っていて、大事なのはプレイヤーとしてのスキルを使うタイミングの問題だと捉えています。

つまり、プレイングマネージャー問題というのは、本来はリーダーとして全体統括すべきなのに四六時中プレイヤーとして価値を出そうとしてしまい、結果として「人が育たない」「その人がいないとチームが回らない」といった問題が起きている状況を指しているのだと思います。

彼は違います。

彼のその圧倒的な武器、司会やバラエティでのMC能力を、SMAPが伸び悩み、売れなかったタイミングで発揮したのです。最年少25歳で紅白の司会をしたり、『笑っていいとも!』のレギュラーになったりと、当時アイドルがバラエティ番組に出るなんて考えられなかった時代に未開の地を切り開いていきました。それは中居正広個人として名を挙げるためではなく、SMAPの名を上げるために個での貢献を果たしたのだと僕は思っています。(ちなみにSMAPをバラエティで売っていくという戦略を作ったのはマネージャーの飯島さんだと言われていますが、中居正広自身も10代のころからMCができるようになりたかった、と話しており、飯島さんの戦略と中居くんのWillが見事に一致した故に成し得た成功なのかな、と個人的には分析しています)

その後、見事SMAPが国民的アイドルになってからも彼は司会業を続けていますが、決して「名MC中居くんがいるSMAP」ではなく、「5人のSMAP」として大きなインパクトを出し続けることができています。「リーダーがいないと勝てない組織」ではなく、「苦しいときはリーダー自らが切り開くが、基本はチームの総合力で勝てる組織」をつくりあげたそのリーダーシップから学ぶべきことは非常に多いように感じています。


他にも彼の異常な努力や、準備力、さんまや松本人志など業界の大物と仲良くなるスキルなどなど、言いたいことは山ほどあるのですが、、、止まらなくなるのでこのへんで。


いやー、、、ほんとすげーな中居くん。

だっていいとも最終回でさんま、ダウンタウン、とんねるず、ウンナン、ナイナイが揃った場で、堂々と仕切るって、ふつーできひんやんそんなん。。。


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