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実は50年前に完成していた自動運転!?[1]

最近では、ニュースで聞かない日がないほど「自動運転」というワードは浸透して来ています。ただ、自動運転の開発は今に始まったものではなく、50年前から考えられていたコンセプトです。自動運転の始まりについてまとめました。

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自動運転は、人間が運転せずに移動してくれる車であることは誰でも分かりますがそもそもいつから開発が始まったのでしょうか?

上の写真は、約50年前に描かれた自動運転車になります。そんな前から自動運転を夢見ていたのは驚きですよね。実は、かなり前から自動運転に関しては、研究されており、一部の大学や研究機関では、開発が行われて来ました。以下のリンクには1971年に公開された自動運転車になります。

密かに研究されていたんですね。(最初の目的は軍事だった用ですが)

いつ火がついた?

そこに、火がついたのが2004年から始まったDARPAグランドチャレンジ。DARPA グランドチャレンジとは国防高等研究計画局(DARPA)が主催するロボットカーレースすなわち自動運転レースです。2004年に第一回目のレースが開催されされます。レース内容は240kmの砂漠の道のりをひたすら自動運転させるという内容で、完走するチームはいなかったそう。その後、カーネギメロン大学やスタンフォード大学など、有名な研究機関が率先して参加をしていました。2007年には89チームの応募がありこれまであまり動きがなかった自動車メーカーからも積極的な動きがあり、一気に自動運転の知名度が一般人にも広がっていき、研究開発が加速していきました。
(参照:http://archive.darpa.mil/grandchallenge/

当時の車両は少しごつごつしてますね。

今では、多くの自動車メーカー、部品メーカー、IT企業が参画し競争が激化していますね。ちなみに2017年カルフォルニア州で自動運転の公道テストを申請した企業は、20社。(Baidu USA LLC, BMW, Bosch, Delphi Automotive, Drive.ai, Inc., Faraday & Future, Ford, GM Cruise LLC, Honda, Mercedes Benz, NIO USA, Inc., Nissan, NVIDIA Corporation, Telenav, Inc., Tesla Motors, Valeo North America, Inc., Volkswagen Group of America, Waymo, Wheego, Zoox, Inc.) 2018年には更に多くの企業が申請しています。
(参照:https://www.dmv.ca.gov/portal/dmv/detail/vr/autonomous/disengagement_report_2017)

企業が掲げる自動運転社会

開発競争が激化しているのは、目に見えて分かりますね。では、企業はどんなビジョンを掲げて投資と開発を行っているのでしょうか。いろんな企業が自動運転車のコンセプトカーを作っていますが、

四角い車(米国フォード)

今にも飛びそうなドアのトヨタ

会議までできちゃうドイツのベンツ。いろんな形を描いていますね。

ただ、皆さんお気づきですか?最後のベンツが描いている自動運転車の未来、最初に紹介した50年前に描かれた自動運転車と似てませんか?運転する必要が無くなる為、移動時間が生産的な時間になるはずだと、メルセデスベンツは主張をしています。でもこれ、実は、ベンツだけではなく多くの企業が同じような車内で向き合って話ができる自動運転車を描いています。50年かけて開発してきた自動運転ですが、コンセプト自体は、50年以上前に完成していたんですね。2018年にGoogle系のWaymoがサービスを開始するとアナウンスしていますが、これから本当に50年前に描いた自動運転社会が実現していくのでしょうか?

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