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#デザイン

『アフターデジタル2』をデザイナーの視点で読んで整理してみた

アフターデジタル2を読んだので、「UXデザイナーがこの本から何を学べるか?」を考察してみます。 僕は1年前、前書の『アフターデジタル』が出たときに感化され、アジアへリサーチ旅行に行きました。(現地のアプリを駆使したり現地の友人に使ってもらって体験しました。詳細は文末に) 今回の2はその続編となる内容で、前書に比べて実践的な位置付けです。 アフターデジタル2 UXと自由 藤井文保 日経BP 2020.07 文章の途中にある(※)は最後に参考書籍のリンクをまとめています。

森岡書店の「強い文脈」、「弱い文脈」

■森岡書店のこと 森岡書店 銀座店は、一冊だけの本を扱う、一室だけの小さな書店だ。店主は森岡督行さん。Takramもいろいろな形で関わっているが、お店のオープンにあたり、まずロゴデザインとブランドスローガンを制作した。 森岡書店は、一冊だけの書店です。 一冊だからこそ、解釈はより深く。 森岡書店は、一室の小さな書店です。 一室だからこそ、対話はより密に。 一冊、一室。 森岡書店。 森岡書店に置かれる本は一冊だけ。一週間の期間中、本にまつわる様々なイベントが催される。主題

「意味のイノベーション」 TEDxプレゼンの日本語訳

デザインとその周辺を扱うポッドキャストTakramCastでロベルト・ベルガンティ教授の「意味のイノベーション」をテーマに収録をしたところ、Twitter上でちょっとした反響がありました。 イノベーションプロジェクトではよく「デザイン思考」が用いられますが、それだけでは片手落ちです。ときによって「意味のイノベーション」を使ったり、両者の要素を組み合わせたりしていきたい。実際、欧州委員会ではこの二つをデザインの両輪として扱っています。 2017年5月25日にミラノ工科大学で

ディズニーランドで配色と建築様式の観察をしてみた 【デザインの観察 #2】

こんにちは!デザイナー兼デザインオタクの北島です。 前回ディズニーシーのまちづくりに感動し、観察する記事を出しました。(まだ読んでいない方がいたら先にこちらを読んでみてください!) この記事を案内してくれた友達に献上したところ、 「ディズニーランドも行こう!ランドの方が語りがいがある!!」 と力強い言葉をもらい、ランドにも行ってきたのでまとめます!今回も750枚写真を撮りました。 引き続きスペシャルサンクス!Dオタの友達! 前置きと、周り方今回は反時計回りでシンデレラ城

【保存版】「もうデザイナー用の最強チートシート作っちゃおうよ」と現役デザイナー4人で超便利サイト情報を集約してみた20211017更新

こんにちはデザイナー社長の船越です!久々のnote投稿ですが、ツイッターを見ていてデザイナー初学者の人から 「どこから画像を引っ張ってくればいいかわからない😭」 「日々の情報収集どうすればいいの?🤔」 という悩みをよく見かけます。そこでデザインオタクの僕が、普段見ているサイトや参考になる選りすぐりの情報を全部まとめました!デザイナーのクオリティと速度は引き出しで決まると僕は考えています。このまとめを見て皆さんの学習と仕事が少しでも捗るようになれば嬉しいです!たくさんのデ

テキストメッセージを「デザイン」すると、読み手に寄り添うコミュニケーションができるかもしれない話 | Design Journal Vol.22

この記事のサマリーSlack等でテキストメッセージを送る前に、デザインのプロセスを用いることで、読み手に寄り添ったコミュニケーションができ、「伝わらない」ストレスが減り、お互いがハッピーになるかも、という話です。 背景社会人になり約4年半ほど経ちますが、まだまだ難しいなぁと日々感じていることが、「テキストコミュニケーション」です。 ここ2年ほどでリモートワークの割合も加速し、テキストコミュニケーションが中心になってきているチームも多いのではないでしょうか。 そんな中で、

ミルクボーイがUIとUXの違いを説明したら

挨拶内海「どうもお願いします。ありがとうございます。今、NFTアートをいただきましたけどもね。ありがとうございます。こんなんなんぼあってもいいですからね」 駒場「いきなりなんですけどね、うちのおかんがね、好きなIT用語があるらしいんやけど」 内海「そうなんや」 駒場「その名前を忘れたらしいねん」 内海「IT用語の名前忘れてまうってどうなってんねん。あれやろ、IT用語ゆうたらどうせ、デザイン思考か、アジャイル開発か、リーンスタートアップやろ!」 駒場「俺もそう思ったん

デザイナーが取り組む、みんなの銀行らしいライティング

みんなの銀行 プロダクトデザイナーの竹之下です。今回のトピックは、デザインチームがテキストメッセージのライティングに関わる理由についてです。どうやって作っているのか、ライティング担当者の視点から制作の裏側をお届けします。 毎日更新する「Walletメッセージ」制作の流れアプリ内に表示されるテキストメッセージは複数ありますが、デザインチームが主に関わっているのは、アプリトップの Wallet(普通預金)に表示される「Walletメッセージ」。基本的に毎日更新していて、みんなの

未来思考スイッチ#12 「意味のイノベーション」をひねってみる

コト価値の変化で起こっているのは「意味の転換」。 前々回のコラム(#10)の冒頭に、モノの価値からコトの価値への変化について触れました。引き続き、そこで起きている「意味のイノベーション」について考えてみましょう。 「意味のイノベーション」は、イタリア・ミラノ工科大学のロベルト・ベルガンティ教授が提唱した考え方です。わかりやすい事例として「電気の登場で『明かり』の役割がなくなったロウソクを、『ぬくもり』としての意味に再定義し、電気を消して居心地のよいひと時を提供するアロマキ

【個人開発】Flutterで利用者1万人のアプリを作るまでの話

はじめまして、たにお(@tanio0125)です。 今回は私が作ったアプリの利用者が1万人を超えたので、リリースから今までにやったことを書こうと思います。 興味がある方はぜひ最後まで読んでみて下さい。 はじめにまずは製作したアプリの紹介したいと思います。 アプリ名は『Bonfire』です、iOS・Android向けに全世界に配信中です。 どんなアプリかと一言でいうと「匿名でつぶやけるアプリ」です。つぶやきアプリといえばTwitterを思い浮かべますよね。 Bonfir

WEB出身のUXデザイナーが、IoTを通してリアルな「場」の体験を設計したプロセス

600株式会社でUXデザイナー/プロダクトマネージャーをしています。 今回は、私が1年半ほど携わっていた新規事業がついにリリースとあいなったので、主にデザイナーとしてあれこれと試行錯誤したプロセスについてまとめていきます。 ※知見やプロセスは一部ぼやかして記載してます、ご了承ください。 ■今回担当したサービスのプレスリリース ミッション600株式会社は「1分あれば何でもできる」をミッションとして、様々な角度から50m商圏を立ち上げようとしている会社です。 元々は「オフィ

新規事業の実験:デザインと研究の交差点

元々、理系大学院で研究をしていた私が0−1で事業を創出するビジネスデザインという職種で働いて感じている「ビジネスデザインと研究の共通点」である「実験」について書きたいと思います。 実験と聞くと、研究者や学生が行うビジネスとは程遠い言葉に聞こえますが0−1で事業を創出したり、企画を立ててプロジェクトを遂行する際に常につきまとう「不確実性」に立ち向かうために大切な考え方です。 私はもともと、コンクリートの研究をしていました。 縁の下の力持ちともいえる橋や共同溝(電線などを収容

【自治体SNS担当者】SNS爆更新したら1年間で1,000人以上フォロワー増えました

こんばんはー!3月末まで広報担当池川です!「広報担当」って言葉が染みつきすぎて異動しても「広報の〜」って絶対言っちゃう。これ公務員異動あるあるですよね。。 今日はSNSについて書いていこうと思います! 3年前の広報担当になった時はSNSとかよく分かんない勢広報担当になった時の私のSNSアカウント状態は、 Twitter…5年くらいログインしてない Instagram... 友達にコメントする用アカウント Facebook...大学の時に辞めた YouTube...見ない

お金2.0図解

どうも、きょんです。 今回はリクエストをいただいたので『お金2.0』を図解してみました!サピエンス全史よりスライド多くなってしまったのですが(笑)、参考がてらご覧いただければと思います。 非常に内容が濃く、「お金」や「経済」の見方や捉え方が大きく変わり、衝撃を受けました。この内容は、未来の教養として、普遍性を帯びている素晴らしいものだと思います。一度読んだだけではその中身の本質に辿り着くのは難しかったです。何度も読み返し、まとめました。 では、早速図解をお楽しみください