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「金雀枝荘の殺人」(今邑彩)
あらすじ
70年前に3人が亡くなり、1年前には6人が殺された金雀枝荘。どちらの事件も迷宮入り。
関係者は再び館に集まる。
そして、殺戮は繰り返される。
感想
1993年の作品です。
謎解き要素が面白い本格ミステリです。
密室、見立て殺人、館、血族とミステリ要素てんこ盛りですが、すっきりと読みやすかったです。
ご覧いただきありがとうございました。
素敵な本に出会えますように。
「殺戮にいたる病」(我孫子武丸)
あらすじ
稔は、理想の愛を求めて次々と猟奇的な殺人を重ねていく。そんな彼を疑う家族と被害者の妹と元刑事。
そして衝撃の結末を迎える。
感想
ラスト1ページの衝撃は凄かったです!
久しぶりに見事に騙されました。
約30年も前の作品ですが、とても読みやかったです。
ただし、かなりグロいので注意が必要です。
ご覧いただきありがとうございました。
素敵な本に出会えますように。
「富豪刑事」(筒井康隆)
あらすじ
もしも大富豪の刑事がいたら。
五億円強奪事件、密室殺人、誘拐事件などを富豪刑事のお金を湯水のごとく使って作戦を立て解決していく。
感想
1978年の作品です。
お金持ちの警察官と言えば、あのアニメを思い出しますが、この小説の主人公の大助も相当の大富豪。
大助は刑事ですが、自ら進んで大金を捜査に投入します。
なかなかコミカルな内容で面白かったです。
ご覧いただきありがとうございました。
「キッドピストルズの冒瀆」(山口雅也)
あらすじ
パンクな格好の刑事・キッドとピンクが、難事件を推理する。
どの事件もイギリスの童謡マザーグースの見立てが行われていた。
感想
パラレルワールドのイギリスが舞台で、探偵はパンクという設定ながら、内容はしっかり本格ミステリでした。
どの短編も、パンク刑事が華麗に推理します。
海外のミステリを読んでいるような気分になりました。
ご覧いただきありがとうございました。
素敵な本に出会えますよう
「ぼくのミステリな日常」(若竹七海)
あらすじ
突然、社内報の編集長を命じられた七海。しかも、「小説を載せる」という命令が出る。
困った七海は、ツテを頼って匿名作家に依頼する。
そして、短編の連載が始まった。
感想
いわゆる日常の謎の連作短編集です。
しかし、ただの連作ではありませんでした。
ちゃんと最後に、あっと驚く仕掛けが用意されています。
個々の短編も、バリエーション豊かで面白かったです。
ご覧いただきありがとうございました
「毒入りチョコレート事件」(アントニイ・バークリー)
あらすじ
チョコレート会社の新製品を食べた婦人が、毒殺された。しかし、そのチョコレートは、別の人物宛に送られたものだった。
事件は迷宮入りしたが、犯罪研究会のメンバーが、独自の推理を展開していく。
感想
1929年に発売された作品です。
あまりにも有名で、現代の推理小説にもその名が度々登場するので読んでみました。
なるほど、すごい内容です。
犯罪研究会のメンバーの推理合戦がメインストーリーですが
「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」(三上延)
あらすじ
ビブリア古書堂には、いわく付きの古書が度々持ち込まれる。
疎遠になった家族に送られた童謡、亡き息子との思い出の本など、今回も栞子が、膨大な古書の知識と鋭い洞察力で、真相を突き止める。
感想
ビブリアの新シリーズ。
やっとのことで結婚した栞子と大輔。
2人の娘の扉子は、もう6歳。
今回は、母親の栞子が、娘に語る回顧録になっています。
4つの短編になっており、どれも古書にまつわる謎を、栞子