多趣味おじさんのReal Life!

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多趣味おじさんのReal Life!

初めまして多趣味なおじさんです。 万年筆、読書、キャンプ、クルマ、洋楽、アップル製品など趣味多きアラフィフおじさんが好き勝手に綴るブログです。 よろしくお願いします。 https://www.instagram.com/masamugi_books

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    読書を全くしてこなかった私が、ある本に出会ったことで読書の素晴らしさに気がつき、今では新しい本を読みたくてワクワクしています。 そんな私の読書記録になります。

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    私が書いた、「どうする家康」関連の記事を集めました。 ご覧いただけたら幸いです。

記事一覧

「金雀枝荘の殺人」(今邑彩)

あらすじ 70年前に3人が亡くなり、1年前には6人が殺された金雀枝荘。どちらの事件も迷宮入り。 関係者は再び館に集まる。 そして、殺戮は繰り返される。 感想 1993年の作…

「ダリの繭」(有栖川有栖)

あらすじ 画家のダリそっくりの髭を生やした宝石チェーンの社長が、カプセルの中で死体で見つかった。 次々に現れる容疑者と不可解な謎。 この難問に、犯罪社会学者の火村…

「凍」(沢木耕太郎)

あらすじ 世界的なクライマーの山野井泰史と妻の妙子。 ストイックな登山を続ける2人が、ヒマラヤのギャチュンカンに挑んだ様子を綴った壮絶なノンフィクション。 感想 壮…

「殺戮にいたる病」(我孫子武丸)

あらすじ 稔は、理想の愛を求めて次々と猟奇的な殺人を重ねていく。そんな彼を疑う家族と被害者の妹と元刑事。 そして衝撃の結末を迎える。 感想 ラスト1ページの衝撃は凄…

「46番目の密室」(有栖川有栖)

あらすじ 推理小説の巨匠の家に招かれた人々。 巨匠が密室の暖炉で殺された。 もう1人謎の人物も密室で死体で発見される。 この謎に、火村とアリスが挑む。 感想 面白かっ…

「富豪刑事」(筒井康隆)

あらすじ もしも大富豪の刑事がいたら。 五億円強奪事件、密室殺人、誘拐事件などを富豪刑事のお金を湯水のごとく使って作戦を立て解決していく。 感想 1978年の作品です…

「ファラオの密室」(白川尚史)

あらすじ 紀元前1300年の古代エジプト。 神官セティは、死んでミイラになったが、心臓の一部が欠けていることから3日間だけ現世に戻された。 欠けた心臓を探すうちに、エジ…

「名探偵の掟」(東野圭吾)

あらすじ 密室、ダイイングメッセージ、時刻表トリック、バラバラ死体、童謡殺人などの数々の謎を、名探偵・天下一大五郎が華麗に推理する。 感想 東野圭吾さんの1999年の…

「キッドピストルズの冒瀆」(山口雅也)

あらすじ パンクな格好の刑事・キッドとピンクが、難事件を推理する。 どの事件もイギリスの童謡マザーグースの見立てが行われていた。 感想 パラレルワールドのイギリス…

「図書館革命」(有川浩)

あらすじ 小説の内容に酷似した原発テロが起こった。 この機に、メディア良化委員会は作家狩りを企てる。いち早く作家を匿った図書隊は、ある秘策を思いつく。 郁と堂上は…

「図書館危機」(有川浩)

あらすじ ついに郁は、憧れの王子様の正体を知る。 芸能人のインタビューを巡って、言論の自由が注目される。そんな中、美術作品の検閲を目論む良化委員会と図書隊が激しく…

「ぼくのミステリな日常」(若竹七海)

あらすじ 突然、社内報の編集長を命じられた七海。しかも、「小説を載せる」という命令が出る。 困った七海は、ツテを頼って匿名作家に依頼する。 そして、短編の連載が始…

「霧越邸殺人事件」(綾辻行人)

あらすじ 劇団「暗色天幕」の8人は、吹雪の中、命からがら一軒の邸宅に到着する。 吹雪で孤立した邸宅は、美しいが、どこか奇妙な様相を呈していた。 次々に起こる殺人。 …

「猫丸先輩の推測」(倉知淳)

あらすじ 夜毎届く電報、花見の場所取りをしている新入社員の元に現れる不審人物、失踪した猫の捜索、お祭りに起こった悪質なイタズラなど、猫丸先輩がゆるーく推理。 感…

「毒入りチョコレート事件」(アントニイ・バークリー)

あらすじ チョコレート会社の新製品を食べた婦人が、毒殺された。しかし、そのチョコレートは、別の人物宛に送られたものだった。 事件は迷宮入りしたが、犯罪研究会のメン…

「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」(三上延)

あらすじ ビブリア古書堂には、いわく付きの古書が度々持ち込まれる。 疎遠になった家族に送られた童謡、亡き息子との思い出の本など、今回も栞子が、膨大な古書の知識と鋭…

「金雀枝荘の殺人」(今邑彩)

「金雀枝荘の殺人」(今邑彩)

あらすじ
70年前に3人が亡くなり、1年前には6人が殺された金雀枝荘。どちらの事件も迷宮入り。
関係者は再び館に集まる。
そして、殺戮は繰り返される。

感想
1993年の作品です。
謎解き要素が面白い本格ミステリです。
密室、見立て殺人、館、血族とミステリ要素てんこ盛りですが、すっきりと読みやすかったです。

ご覧いただきありがとうございました。
素敵な本に出会えますように。

「ダリの繭」(有栖川有栖)

「ダリの繭」(有栖川有栖)

あらすじ
画家のダリそっくりの髭を生やした宝石チェーンの社長が、カプセルの中で死体で見つかった。
次々に現れる容疑者と不可解な謎。
この難問に、犯罪社会学者の火村が挑む。

感想
作家アリスシリーズ2作目。
今回も、火村とアリスのコンビが謎を推理します。
有栖川さんの小説は、テンポがよく読みやすいです。
最後には全ての謎が解けてスッキリしました。

ご覧いただきありがとうございました。
素敵な本に

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「凍」(沢木耕太郎)

「凍」(沢木耕太郎)

あらすじ
世界的なクライマーの山野井泰史と妻の妙子。
ストイックな登山を続ける2人が、ヒマラヤのギャチュンカンに挑んだ様子を綴った壮絶なノンフィクション。

感想
壮絶な内容でした。
後半は、絶望的な状況がひたすら続きます。
初めてノンフィクションを読みましたが、とても興味深かったです。
登山は全くしませんが、登山小説に興味が湧きました。

ご覧いただきありがとうございました。
素敵な本に出会えま

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「殺戮にいたる病」(我孫子武丸)

「殺戮にいたる病」(我孫子武丸)

あらすじ
稔は、理想の愛を求めて次々と猟奇的な殺人を重ねていく。そんな彼を疑う家族と被害者の妹と元刑事。
そして衝撃の結末を迎える。

感想
ラスト1ページの衝撃は凄かったです!
久しぶりに見事に騙されました。
約30年も前の作品ですが、とても読みやかったです。
ただし、かなりグロいので注意が必要です。

ご覧いただきありがとうございました。
素敵な本に出会えますように。

「46番目の密室」(有栖川有栖)

「46番目の密室」(有栖川有栖)

あらすじ
推理小説の巨匠の家に招かれた人々。
巨匠が密室の暖炉で殺された。
もう1人謎の人物も密室で死体で発見される。
この謎に、火村とアリスが挑む。

感想
面白かったです。
火村が登場する作家アリスシリーズ第1弾。
フーダニットの本格ミステリでした。
密室ものを得意とする推理小説の巨匠が密室で殺される、というシチュエーションだけてワクワクします(笑)
エンターテイメント性が高い推理小説でした。

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「富豪刑事」(筒井康隆)

「富豪刑事」(筒井康隆)

あらすじ
もしも大富豪の刑事がいたら。
五億円強奪事件、密室殺人、誘拐事件などを富豪刑事のお金を湯水のごとく使って作戦を立て解決していく。

感想
1978年の作品です。
お金持ちの警察官と言えば、あのアニメを思い出しますが、この小説の主人公の大助も相当の大富豪。
大助は刑事ですが、自ら進んで大金を捜査に投入します。
なかなかコミカルな内容で面白かったです。

ご覧いただきありがとうございました。

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「ファラオの密室」(白川尚史)

「ファラオの密室」(白川尚史)

あらすじ
紀元前1300年の古代エジプト。
神官セティは、死んでミイラになったが、心臓の一部が欠けていることから3日間だけ現世に戻された。
欠けた心臓を探すうちに、エジプト全土を巻き込んだ大事件に関わっていく。

感想
2024「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
密室、死体消失などしっかり本格ミステリで、テンポよく読み進められました。
続きが気になって一気読みしました。

ご覧いただきありが

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「名探偵の掟」(東野圭吾)

「名探偵の掟」(東野圭吾)

あらすじ
密室、ダイイングメッセージ、時刻表トリック、バラバラ死体、童謡殺人などの数々の謎を、名探偵・天下一大五郎が華麗に推理する。

感想
東野圭吾さんの1999年の作品です。
本格ミステリに対する愛に溢れながら、それらを皮肉たっぷりに書いています。
メタミステリになっており、登場人物が、自分たちが小説の中の人物だと分かって演じています。
本格ミステリのパロディともいえますが、どの短編もしっかり

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「キッドピストルズの冒瀆」(山口雅也)

「キッドピストルズの冒瀆」(山口雅也)

あらすじ
パンクな格好の刑事・キッドとピンクが、難事件を推理する。
どの事件もイギリスの童謡マザーグースの見立てが行われていた。

感想
パラレルワールドのイギリスが舞台で、探偵はパンクという設定ながら、内容はしっかり本格ミステリでした。
どの短編も、パンク刑事が華麗に推理します。
海外のミステリを読んでいるような気分になりました。

ご覧いただきありがとうございました。
素敵な本に出会えますよう

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「図書館革命」(有川浩)

「図書館革命」(有川浩)

あらすじ
小説の内容に酷似した原発テロが起こった。
この機に、メディア良化委員会は作家狩りを企てる。いち早く作家を匿った図書隊は、ある秘策を思いつく。
郁と堂上は、決死の作戦を遂行する。

感想
ついにシリーズ最終巻です。
一冊読むごとに物語に引き込まれていきました。
迫力の戦闘シーン、恋愛模様、権力争い。
色々なことに決着がつく内容でした。
シリーズの最後は、やっぱり寂しい気持ちになりました。

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「図書館危機」(有川浩)

「図書館危機」(有川浩)

あらすじ
ついに郁は、憧れの王子様の正体を知る。
芸能人のインタビューを巡って、言論の自由が注目される。そんな中、美術作品の検閲を目論む良化委員会と図書隊が激しく攻防戦を繰り広げる。

感想
感動しました。
玄田隊長が格好良すぎです。
郁と堂上は、ぎこちないながらもお互いが気になってきていい感じ。
戦闘シーンは、なかなかの迫力で、作品を通じて、郁の成長が見られました。

ご覧いただきありがとうござ

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「ぼくのミステリな日常」(若竹七海)

「ぼくのミステリな日常」(若竹七海)

あらすじ
突然、社内報の編集長を命じられた七海。しかも、「小説を載せる」という命令が出る。
困った七海は、ツテを頼って匿名作家に依頼する。
そして、短編の連載が始まった。

感想
いわゆる日常の謎の連作短編集です。
しかし、ただの連作ではありませんでした。
ちゃんと最後に、あっと驚く仕掛けが用意されています。
個々の短編も、バリエーション豊かで面白かったです。

ご覧いただきありがとうございました

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「霧越邸殺人事件」(綾辻行人)

「霧越邸殺人事件」(綾辻行人)

あらすじ
劇団「暗色天幕」の8人は、吹雪の中、命からがら一軒の邸宅に到着する。
吹雪で孤立した邸宅は、美しいが、どこか奇妙な様相を呈していた。
次々に起こる殺人。
不可思議な偶然は、必然なのか。

感想
1990年の作品の改訂版です。
上下巻のため、700ページ超えの大作です。
ダラダラと長い印象は全くなく、テンポよく読み進められました。
本格ミステリではありますが、どこかホラーの感じもあって、物

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「猫丸先輩の推測」(倉知淳)

「猫丸先輩の推測」(倉知淳)

あらすじ
夜毎届く電報、花見の場所取りをしている新入社員の元に現れる不審人物、失踪した猫の捜索、お祭りに起こった悪質なイタズラなど、猫丸先輩がゆるーく推理。

感想
日常の謎を猫丸先輩という奇妙で鋭いキャラクターが、ゆるーく推理します。
どの謎も、推理を聞くと、なんだそんなことか!と思ってしまいますが、これは、ホームズが常々言っていたことです。
種明かしをすると、大抵そういう反応をされると。
でも

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「毒入りチョコレート事件」(アントニイ・バークリー)

「毒入りチョコレート事件」(アントニイ・バークリー)

あらすじ
チョコレート会社の新製品を食べた婦人が、毒殺された。しかし、そのチョコレートは、別の人物宛に送られたものだった。
事件は迷宮入りしたが、犯罪研究会のメンバーが、独自の推理を展開していく。

感想
1929年に発売された作品です。
あまりにも有名で、現代の推理小説にもその名が度々登場するので読んでみました。
なるほど、すごい内容です。
犯罪研究会のメンバーの推理合戦がメインストーリーですが

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「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」(三上延)

「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」(三上延)

あらすじ
ビブリア古書堂には、いわく付きの古書が度々持ち込まれる。
疎遠になった家族に送られた童謡、亡き息子との思い出の本など、今回も栞子が、膨大な古書の知識と鋭い洞察力で、真相を突き止める。

感想
ビブリアの新シリーズ。
やっとのことで結婚した栞子と大輔。
2人の娘の扉子は、もう6歳。
今回は、母親の栞子が、娘に語る回顧録になっています。
4つの短編になっており、どれも古書にまつわる謎を、栞子

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