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文学フリマ東京37(T-32)


文学フリマ東京、今回は、いしまる|noteさんのブースでの参加ということで、詩と短歌のコラボ。
一緒に詩と短歌の本を作りませんかとお話をいただいて、ちょうど詩を書きたいなと思っていたところだったので、なんだろうエスパーかなと思いながら快諾した。
娘の受験があるので文学フリマ京都は諦めていて、次はいつ出せるかなと思ってた矢先だった。
とはいえ、詩は書いたことがないし、しかも恋愛(いしまるさんは恋愛の小説や短歌を多く手掛けている)ということで、だいぶ遠い目になった。
恋愛もの、苦手。小説では恋愛ものは書いたことがない。
詩の本をたくさん読んだり、恋愛小説も読んだりして、刺激を受けながら、詩って一体どういうものなんだろうと探っていった結果、わからないというシンプルな答えにたどり着き、友達が言っていた、
「作者がこれは詩です、と言ったらそれは詩になる」
というよくわからないけど素晴らしいっぽい言葉を信じることにした。
詩は、断片的で、断続的で、ストーリーとは遠いところにある。
出来上がったものが詩になっているかどうかはわからない。詩とは何かがわからないのだから、当たり前。
わたしは詩人ではないけど、詩を書いてもいいと思っている。
きっと誰でも書いていい。
詩だけでなく、言葉を持つ人は書く自由があると思う。
そんなわけで、ちょっと恥ずかしい気持ちは抱えつつ、詩が出来上がって、いしまるさんの短歌と一緒に本になった。(いしまるさんがすべてやってくれた)
いしまるさんの短歌は、甘酸っぱくてまさに青春のひとコマ。
特に何もなかったくせに、あの頃に戻れたらなぁとか思ってしまう。
学校の下駄箱とか、渡り廊下とか、寒いのにマフラーもせず首をすくめていたこととか、そんなことを思い出したりした。
短歌って短いのにすごいとしか言いようがない。ちゃんと一首ずつ温度や色があって、見えない感情がそっと寄り添っている。

そんなわけで、二人で作った本が二冊、文学フリマ東京に並ぶことになった。
宣伝も兼ねて、また本の紹介もしていきたいと思う。
いしまるさんが紹介してくれている記事は下記のとおり。

#詩 #短歌 #文学フリマ東京 #文学フリマ #作品紹介

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