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絵本『わにのだんす』と仲間のわにたち

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エンブックスの絵本『わにのだんす』(文・今井雅子 絵・島袋千栄)にまつわるnoteをまとめました。
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#さすらい駅わすれもの室

占い師が観た膝枕 〜大晦日の特別な夜編〜

占い師が観た膝枕 〜大晦日の特別な夜編〜

※こちらは、脚本家 今井雅子さんが書いた【膝枕】から生まれた二次創作作品です。

今井雅子作「さすらい駅わすれもの室」のシリーズの中に「本読む彼らのおとし玉」という話があります。

ここに出てくる「占い師の先生に聞いたら、あそこに行けば何とかなるんじゃないかって言われたもんでね」の一文を見て、それならば、その経緯となるストーリーを書こう!と、思い立ってしまいました(笑)

◉占い師が観た膝枕〜マメ

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ないものを取り戻す─さすらい駅わすれもの室「本読む彼らのおとし玉」

ないものを取り戻す─さすらい駅わすれもの室「本読む彼らのおとし玉」

2023.6.27 お知らせ📢「さすらい駅わすれもの室」をkindle出版しました。kindle unlimited(月額980円 初回利用は30日間無料)では0円でお読みいただけます。

clubhouseのつながりから生まれた「本読む彼らのお年玉」「思い出せない絵本」「語り部の記憶」は、次作以降に収められたらと思います。

わすれもの室+禁じられた金次郎+わにのだんす「さすらい駅わすれもの室

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さすらい駅わすれもの室(原作:今井雅子)外伝「新年のおくりもの」

さすらい駅の片隅に、ひっそりと佇む、わすれもの室。そこがわたしの仕事場です。 ここでは、ありとあらゆるわすれものが、持ち主が現れるのを待っています。 傘も鞄も百円で買える時代、わすれものを取りに来る人は、減るばかり。 多くの人たちは、どこかに何かをわすれたことさえ、わすれてしまっています。

だから、わたしは思うのです。ここに来る人は幸せだ、と。

駅に舞い戻り、窓口のわたしに説明し、書類に記入す

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