「ロシアのウクライナ侵略」今後の技術や政治・経済の変化を予想してみた
こんにちは。
大国ロシア連邦のウクライナ侵略、これは歴史の転換点であると感じます。
ロシアの経済を見る
ロシアの名目GDPは、約1兆4785億ドル(2020年)と11位にランクインしています。ブラジルとほぼ同等の経済力です。
ロシアは豊富な石油、天然ガス、石炭、貴金属資源、穀物、軍事製品を輸出することで巨額な富を築いています。
石油、天然ガス、石炭は火力発電の燃料となっています。二酸化炭素排出量的にみると、石炭>石油>天然ガスという順番です。
欧州とアメリカ、日本を中心に各国が経済制裁を課していく中で、ロシアの重要な稼ぎ頭の「資源」が今まで通りの量を輸出できない状況になりました。
しかし、これは欧州や日本にとっても打撃を受けます。ロシアの天然ガス・石油は経済制裁によって、他の天然ガス・石油を産出できる国から得ようと需要が高まり高騰し、電気・ガス代が高くなっています。
ロシア侵略での侵攻作戦から見る
チェルノブイリ原発の占拠や原子力発電所をはじめとするインフラを攻撃
国連安全保障理事会(安保理)でのロシアの拒否権行使
ここから未来を予測すると
・水深の深い海底などに存在するメタンハイドレートの可能性
・バイオ燃料の可能性
・原子力発電所の撤退
・ロシアの常任理事国を剥奪もしくは国連の仕組みを変える可能性
日本では2001年からメタンハイドレート開発計画を出しているが、採掘の面でコストがかかり過ぎるため、いまだにビジネスとしては成立できていない。
技術開発が急速に進んでいくかもしれません。
バイオ燃料、今も急速に市場が拡大しています。2021年では69.5億ドルの市場規模があり、堅調に成長している市場です。しかし、今回の影響を受けてさらに成長する可能性があると言えます。
戦争で原子力発電所を爆撃されたら、高濃度の放射能が放出されます。2011年の東日本大震災を受けて、脱原子力発電が世界で進んでいますが、さらにウクライナの状況を見て脱原発が進んでいくことが予想されます。
そこで、次の発電技術が何か生まれる可能性があるかもしれません。
最後のロシアの常任理事国の剥奪、国連の仕組みを変える可能性は、今回のような常任理事国が有事を起こした時、経済制裁だけしかできないという状況が生まれます。
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