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第3のプラットフォーム【ミラーワールド】

こんにちは。アクセスありがとうございます。

Facebookを始めとする大企業が、今AR(Augmented  Reality:拡張現実)やVR(Virtual Reality:仮想現実)などのxRに注目しています。そして、インターネットの次に来るものは、ミラーワールドだとも言われています。ウェブ、SNSに続く第3の巨大プラットフォームとなるでしょう。

そもそもARとVRの違いとは?

ARとは、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を“仮想的に拡張する”というものです。

実際に使われているARを紹介します。一番の有名なモノとしては、2016年に世界で第ブームを巻き起こした「ポケモンGO」です。実際の地図と現在の位置情報を用いて、ポケモンが現れることで「ポケモンが実世界に現れたかのような実在感」を出します。

VRとは、クローズドな世界(VRゴーグルなど)にリアリティを高めた視覚映像を投影する「仮想実現」です。つまり、非現実の世界をあたかも現実のように感じさせるものです。

「ミラーワールド」とは?

少し前まで、デジタルワールド(サイバーワールド)は、ゲームやインターネット、コンピュータの中にあり、リアルワールドと完全分離されていました。しかし、GPS(全地球測位システム)とARを使った「ポケモンGO」や「Ingress」の大ヒットを皮切りに、デジタルワールドとリアルワールドの垣根が破壊されつつあります。

また、IoT技術によって、リアルワールドの情報をデジタルワールドに転送し続けることが可能になりました。例えば、音声認識AI(AmazonのアレクサやAppleのHome Pod)などのデジタルワールドが家電などのリアルワールドが繋がっている状態が可能になりました。

リアルワールドの情報をリアルタイムに写しとってデジタルワールドを作り上げる方法を「デジタルツイン」と言います。そして、リアルワールドとデジタルワールドの2つの世界を合わせたものを「ミラーワールド」、ミラーワールド化された都市全体をAI華する構想を「スマートシティ」と言われます。

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テクノロジー分野における第一の巨大プラットフォームはウェブであり、情報をデジタル化し、スマートフォンの台頭によって、いつでもどこでも情報を獲得できるようになった。このプラットフォームは、Googleによって支配されています。

次にできた巨大プラットフォームはSNSです。これもスマートフォンの台頭によって出てきたプラットフォームです。このプラットフォームは、FacebookやWeChatによって支配されています。そして、今の時代の検索の主流は、SNSによって情報を得る傾向があり、SNSがWebを飲み込もうとしています。

そして、第3のプラットフォームが今開きつつあります。今まで紹介した、ミラーワールドです。このプラットフォームがどの企業によって支配されるのかが重要で、このプラットフォームを支配することで莫大な富を得ることになるでしょう。

ミラーワールドにおけるゲーム

今後も「ポケモンGO」のようなリアルの地図や空間を用いたゲームは出てくるのは明白であります。そして、このARが次にどのような形態のゲームを生み出すのか、今後の動向を見てみるのも面白いでしょう。

そしてここで考えられるのは、次世代のゲームは、テレビやスマートフォン、任天堂Switchのような端末だけでできるゲーム機だけでは無くなっていくということです。

リアルワールドと並列して存在するデジタルワールドがゲームの次なるプラットフォームになり、スマートシティ全体がゲーム機になるという可能性を秘めています。

私には、想像できませんがワクワクするようなゲームが街全体でできる時代がすぐそばに来ているのかもしれません。

ARの新しい可能性

マイクロソフトは、2016年にHoloLensというARデバイスを販売しています。HoloLensとは、スイッチを入れると部屋をマッピングします。まるでパソコンやスマートフォンの画面のようなヴァーチャル空間がそこの現れるようになります。これは何に役立つかというと「未来の自分だけのオフィス空間」を作ることです。つまり、新型コロナウイルスの影響によって話題となった「自宅勤務」の最新形態を実現できる可能性を秘めているのです。

また、観光業にとっても観光情報(歴史や地域情報)の提供や自動翻訳(他言語のテキスト翻訳)によってスムーズなコミュニケーションを取れる補助的な役割を果たすこともできます。

建築業や医学でも、試運転することは難しいものを仮想的に現実世界に表示させ、シュミレーションをすることができるようになったりします。また、AIの進化によって、シュミレーション時に起こりうる可能性も映像化することができるかもしれません。

カメラの最新形態と私的見解

iPhoneなど最近のスマートフォンは、カメラの性能が格段と上がっています。このカメラの進化は、最終的に全てARに繋がっています。

将来的に、インターネットにつながっているものは、全てミラーワールドにつながるようになります。その根底にあるものは、カメラです。カメラで取得した画像認識(二次元)、空間認識(3次元)を利用して、リアルワールドとデジタルワールドを繋げるのです。

例えば、写真をカメラで読み取るとサイトに繋がったり、動画が流れたりと将来的にこれがCMの代わりになるかもしれません、また車のフロントガラスの一部がカーナビになったりする可能性があるのです。

カメラの進化は今後も止まらないでしょう。今後、価格が安くなっていき、どんどん性能が良くなり、小さくなっていきます。そして私たちの体の近くに必ずスマートフォンではない、カメラがある状態になっていくことでしょう。

実際に、スマートフォンはもうこれ以上、性能が格段と上がることはほとんどなく、今後出てくるスマートフォンの大半はカメラの性能が上がるだけになってくるでしょう。

また、AppleやGoogleは、スマートメガネを発表・販売しています。今までのメガネとは全く別のものでカメラがついており、翻訳がレンズ越しに見えたりとリアルワールドとデジタルワールドをつなげる役割を果たすものとなっています。

近い将来に、メガネではなく、スマートコンタクトレンズが出るのかもしれません。カメラの最近の発展は、目まぐるしく、デジタルカメラからスマートフォンになり、次にスマートメガネやスマートコンタクトレンズと移り変わる中で、だんだんと普段持ったり着けたりするものに変わってきています。

そして、スマートコンタクトレンズが出るとしたら、体内というリアルにデジタルが入り込むということ、そして今までの人間ではなくなるということになります。

今後人類の発展の先にあるものは、どんなものなのか?そして人間は人間の形を保たず新しい形態になるのか?

未来は誰も分かり得ないですが、私は人間の形でいるのは、もう少ししかないと思います。AIと人間が仕事を奪い合う競争下で果たして、人間は今の原形で戦えるのかを考えると不可能ではないかと思います。

最後に話が脱線しましたが、xRが生み出すミラーワールドが今後どんな変化をし、どんなビジネスを生み出すのか興味が唆られますし、今後来る未来にワクワクします。




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