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やりたいことなんてなくていい

みなさんこんにちは。

就活の時に自己分析ってやりますよね。自己分析ってめちゃくちゃ重要で、やはり就活においてもとても大切です。

私は、就活の時自己分析にかなりの時間を割きました。

・自分が幸せを感じた経験は何か?
・自分が苦も無くやれたことは何か?
・自分が苦しかったことは何か?
・自分は何に喜びを感じるか?

こうしたいくつかの質問に対して答えを考えます。最終的には就活という答えのない問いに立ち向かうに当たっては、以下のことを明確にすることが自己分析のゴールだったように感じます。

「自分が将来やりたいこと」とはなにか。

生きる意味。人生の目的。そんな話に繋がってくると思います。

就職活動を始めてしばらくたった頃、会社に勤めるということは、あくまで自分のやりたいことを叶えるための手段であるから、「やりたいことから逆算して志望企業を決める」ことが正しい方向性だと思うようになりました。パッとやりたいことが思い付かなかった私は、自己分析が足りてないから思いつかないのだと思い、必死に自己分析をしました。

けれどもいくら考えても、いくら自己分析をしても、「やりたいこと」なんてこれっぽっちも出てきませんでした。

いや、正確に言えば、就活の軸にできるような高尚なやりたいことなんて思いつきませんでした。

「病気の人を助けたい」
「キャリアに困っている人の助けになりたい」
「発展途上国の子供たちの将来を明るくしたい」

そんなカッコイイ夢はどれだけ自分の内面を掘り返しても全くと言っていいほど、出てきませんでした。
(お金ほしい。タワマンに住みたい。年収1億ほしい。とかしか出てきませんでした笑)

そりゃ、私だってアフリカの子供たちが学校に行けずに働いているのは、可哀想だと思います。けれど、それを仕事にして人生をかけようと思うか?と言われたらそんな思いは微塵もありませんでした。

初めは、やりたいことがない自分はおかしい人間だと思いました。

けれど、ある時ふと自分のやりたいことを考えることをやめようと思いました。

「一生をかけたいと思える人生の目的が既にあって、それを叶えられる会社に入るために就活をする。」

それこそあるべき姿だと、理想だということは私も否定しません。
でも、私たちはまだ学生です。

何がやりたいかなんてわからない。自分の可能性がどこまで広がっているかなんてわからない。一生をかけてやりたいと思えることはこれから社会に出てから見つけて行けばいいじゃないか。

私はそう思いました。厳しい方は甘えだとおっしゃるかもしれません。それはその通りだと思います。でもそれが今の自分の答えです。

カッコイイなと思う仕事はたくさんありました。

世界を飛び回る商社マン。人々に空間という価値を提供するデベロッパー。今や必要不可欠となったITインフラを作るSIer。日本の交通インフラを支える鉄道会社や高速道路会社。多くの人が熱狂するエンターテイメントを世に送り出すテレビ局やレコード会社。

どんな会社でも学生の私にはかっこよく見えました。

「どれが自分のやりたいことかなんてまだわからない。だってやったことないのだから。」

これが私の出した結論でした。

結局、就活においては、とにかく面白そうだなと思う会社にひたすらエントリーしようと思った時、大きく世界が開けた気がしました。

とにかくまずは、やってみないと何がしたいかもわからない。だから、やらせてもらう切符、すなわち「内定」をどうやったら取れるか。そこを考えることに注力するようにしました。

私の好きな漫画に「ハイキュー!!」という漫画があります。
その中に出てくる言葉で、

「負けは今の力の認識であっても、弱さの証明ではない。君たちの何もここで終わらない。これからもなんだってできる!!!」

というものがあります。全くその通りだと思います。

ほとんどの学生は、社会に出たことのないひな鳥です。社会の荒波にもまれたことはないし、自分が世の中にどんな価値をもたらせるのかもわからないものです。

やりたいことを決められないのは現時点では、人生の目的を明確に持つ人たちに負けているかもしれない。けれど、まだまだなんだってできると思います。まずは、目の前の試練をどう乗り越えるか。これこそが就活生が考えるべきことであると私は思います。

まずは、自分の心に正直に。自分の弱さ、未熟さと向き合って、その中でどう努力するか。どう壁を乗り越えるか。それを考えましょう。

やりたいことがないのにどう志望動機を考えればいいかわからない諸君は、以下の記事を読んでみてください。

きっと役に立つはずです。頑張ってください。

https://note.com/masakichi_0492/n/nc13f77d27c7d

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