【ライフシフト塾のビジョン】「いい顔」した大人であふれる社会を創りたい
「ライフシフト塾とは」というテーマでのご紹介は、14本目となるこの記事が最後です。
今回は私がライフシフト塾の取り組みを通じて、どんな世界を実現したいのかという
「目指すビジョン」
について、その想いに至った背景なども含めてご説明したいと思います。
1. 本当にもったいない!!!
人生100年時代の到来によってどんな社会になっていくのかについては、これまでお話してきたとおりです。
そして、このライフシフト塾の主たる対象である大企業勤務のサラリーマンの方々が、これまでどおり「終身雇用前提」で働き続けた場合、どんな未来が待ち構えているのでしょうか。
人事コンサルタントの城繁幸さんのお言葉をお借りすると、厳しい表現にはなりますが、
「40代前半での出世レース終了後、『消化試合モードの人生』を定年まで30年ほど送る」
という、そんな未来です。
そのようなことを考えたとき、私が常々思うのは 「本当にもったいない!!!」 ということです。
※管理職の方々も突入時期が異なるだけで、「消化試合モード」に突入することに変わりはありません。
2. 優秀な方が本当に多い
私が「もったいない!」と思うのは、前職時代からこれまでに多くの大企業で勤務するサラリーマンの方々とお会いしてきて、私なんかよりもよほど優秀な方々が、本当にたくさんいらっしゃることを知っているからです。
大企業の内部事情に詳しくない方は「じゃあ転職すればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、大企業サラリーマンの方々はいわゆる「企業内特殊熟練者」が多く、転職市場で評価されやすいポータブルスキルや実績を持ち合わせている人は少ないため、収入減の可能性等を踏まえた結果、昇進できなくても会社に残る人が大多数です。
ただ、転職市場で評価されにくい方々でも、「地頭の良さ」や「仕事を回していく力」などの「ビジネスパーソンとしての地力」という点においては、本当に優秀な方が多いと心から実感しています。
そんな優秀な方々が、「終身雇用」×「ピラミッド組織」という仕組みのために何十年も飼い殺しにされていくのは、人生100年時代の社会を維持していくという点では国家的損失ですし、何より優秀な方々がその持てる力を発揮できないどころか、力と尊厳をじわじわと削がれていくのは、個人の生き方としてもとても悲しいことです。
3. 「いい顔」で活躍しつづける大人を増やしたい
そんな多くの優秀な方々が、力と尊厳を削がれる人生を強いられることなく、会社の中に残るにしろ、会社の外に出るにしろ、
持てる力を十分に発揮して
「いい顔」をしながら生涯現役で活躍し
世の中に活力を与えていく
という生き方にシフトできたほうが、個人にとっても組織にとっても社会にとっても絶対いいに決まっています。
そして子供たちがそんな「いい顔をして働く大人」を見て育つことで、
「働くって楽しそうだな」
「大人になるって楽しそうだな」
と将来に対して希望が持つようになれば、社会の活力は格段に増すと思いますし、超少子高齢化に伴う社会課題も解決すると思っています。
4. 「いい顔」した大人であふれる社会を創りたい
以上、これまで私の想いを書いてきましたが、そんな
「いい顔した大人たちであふれる社会」を創りたい
という想いで、私はこのライフシフト塾に取り組んでいます。
そしてライフシフト塾を通じて、「自分もそんな社会を創りたい!」と共感していただける方とつながることができたらすごく嬉しいですし、「いい顔した大人」の仲間が増えていけばこんなにうれしいことはありません。
そんな未来をぜひ一緒に創っていきましょう!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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