CHTF2019報告書
11/15-17にかけ、中国深センで開催されたCHTF2019(China Hi Tech Fair 2019)を視察してきたので報告いたします。
CHTFは日本の展示会のようにテーマ別に整然とした展示ではなく、ドン・キホーテのようにカオスな展示でしかも会場が広いので隅々までチェックするのは不可能だが、その中で目に留まったものを紹介する。
◼︎自動運転
前回に比べ目立っていたのが自動運転。普通車だけでなく、トラックや消防車の自動運転もあった。中国では政府主導で物凄いスピードで物事が決まって行くので、恐らく自動運転においても世界のトップランナーになると思われる。翻って我が日本だとやれ安全性がみたいな議論が先行し、中々決まらないでしょう。
◼︎ドローン
昨年とあまり変わらない印象だが、今年もドローンの展示は多かった。特徴としては軍事、警察や消防といった公共でのユースケースが多いことかな。
◼︎スマートライフ
身の回り、生活を便利にする製品が数多く展示されていた。日本の展示会ではビジネスマンが多いがCHTFは一般の人、子どもが多く来場していた。子どもの時からこのような技術に触れてる中国はやはり凄い。
◼︎ロボット
ロボットがいて当たり前というくらいロボットがいた。そういえば華強北の電気街では5万円くらいで家庭用ロボットが売っていたな。
◼︎伝統芸能
テクノロジーは物凄く発展してる反面、モラルというか民度というか、やはり中国やなというのはまだ残っている。国際展示なのに。
◼︎まとめ
今回はAR/VRのネタ収集を目的に視察してきたが、正直メチャクチャ刺さるものはなかった。ただ展示会だけでなく、深センの街から受ける刺激はエマージングであり、これからもウォッチしていきたいと改めて思った。
あとGoogleの画像翻訳が便利すぎてヤバい
=番外編=
◼︎Alipay
これまで中国の銀行口座がないと使えなかったペイメントサービスが口座なしでも使えるようになった。今はAlipayのみだがWechatPayもまもなく解禁される模様。
中国語では支付宝=シーフーバオと言えば通じる。結局、深セン滞在中は一度も現金を使わなかった。
◼︎香港の様子
HKIAのガラガラのイミグレ。十数回香港に来てるけど、こんな空いてるのは初めて。
香港から深セン入りするルートはいくつかあるのだが、MTRの運行状況を調べたら問題なさそうだったので上水→落馬洲経由で行くことに。そしてMTR上水駅に着くと…動いてないじゃんw
仕方ないのでタクシーで行く事にしたけど、数台連続で乗車拒否。なんとかイミグレまで到着。
落馬洲から地下鉄に乗って会展中心へ移動。地上に出るとこんな感じ。
◼︎広深港高速鉄道
どうしても乗りたかった広州と香港を結ぶ新幹線に乗車してみた。今回は深圳北から西九龍まで25分くらいの旅。
深圳北駅はとにかくデカイ。荷物検査やイミグレがあるので乗車時刻の1.5時間前には駅にいた方が無難。日本の新幹線の感覚でいたら絶対乗り遅れる。
英語が通じないのでチケット買うのもひと苦労だった。
香港に到着。ビクトリアハーバーいつも通りだったけど…
街中はこんな感じで、
駅の入口が燃やされてたり、結構ヤバい感じだった。
メインストリートのネイザンロード。ほとんどの店は閉まってるし、人もいつもの1/20くらいじゃないか。
大好きなスーパドライのショップも閉店してた。
残念。
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