Popo

東京のベンチャー企業の経営企画本部所属。関心の強いものはファイナンス、データ分析、プロ…

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東京のベンチャー企業の経営企画本部所属。関心の強いものはファイナンス、データ分析、プログラミング、バイオアートです。本の感想・日々の体験から得られる気づきなどのアウトプットが中心になると思います。

最近の記事

台湾有事の可能性と日本への影響

以下目次に分けて記載します。自分用まとめでもあるので記載 習近平の独裁体制 現在の習近平には、中国共産党のトップ、軍隊のトップ、国家のトップにもなっている。この権力の集中の過程には、前主席の江沢民の金権政治の土壌を利用し汚職の撲滅を大義名分にして、ライバル勢力を次々に失脚させている。また、習近平は大学卒業後、人民解放軍に入って政治将校という立場にたって人事権にも関わっていたことも大きいようです。 2022年10月の中国共産党大会では、政治局常務委員の7人のうち胡錦濤派の2

    • 「嫉妬」って不幸な感情なんだっけ?

      「自分より楽して稼いでるやつがいる」とか「生まれの差でコネがあり出世している」とかに対する嫉妬の感情をあらわにしている人に対し、お決まりな感じで「嫉妬乙w不幸なやつだな」みたいなコメントをする人を拝見。ここで、ふと「嫉妬って不幸な感情なのかな」と引っかかってしまった。僕は嫉妬とは自らを高めるモチベーションの源泉の一つであり、不幸だと思う瞬間は「自分はあの時サボッたから上手くいかなかったんだ」と自省する瞬間なので、どうも共感しない。 むしろ嫉妬という感情は不幸な環境におちいった

      • 考えるとは何か?〜はじめて考えるときのようにを読んで〜

        考えるとはどのような行為なのか。ふとその疑問について考えてみるとそう簡単に答えは出ないものだ。答えの出ない問いにウンウン唸っていれば考えているということなのか。それとも相対性理論についての解説本について読みながらあーだこーだ思うことが考えるということなのか。  その疑問に一つの考え方の一助を与えてくれた本がこちらである。考えるということは頭や脳の中で物事を解こうとしている行為だけではないということを優しいことばと挿絵で示唆してくれる。考えるとは今までにない突飛な発想をするので

        • 最高の一日を日々過ごすために

          昨今新卒入りたての時期が終わり、仕事にも慣れてきて緊張感が抜け日々のパフォーマンスが落ちているような気がしている。 これは入りたての時期に出来ていた以下のようなことができなくなってきているからだろう。 自戒の意味も込めてここに書き記して置こう。 1.週の始めに1週間の予定をたてる。 これは初歩の初歩だと思っているが、平日の業務をこなし、休日は完全にオフという気持ちでいくと意外に忘れがちである。最初の出勤日のまえには今見えているやっていないToDo・テンプレートの業務を洗い出

        台湾有事の可能性と日本への影響

        • 「嫉妬」って不幸な感情なんだっけ?

        • 考えるとは何か?〜はじめて考えるときのようにを読んで〜

        • 最高の一日を日々過ごすために

          見えないものを資産計上する時代〜革命のファンファーレを読んで〜

           革命のファンファーレ、こちらの本を読んで会計と信用経済の未来を考えさせられた。  自分は今ベンチャー企業の経理をしている。そこで日々使われるサービスの用途や目的にそってそれらをどう処理していくかの判断をするわけであるが、その判断の中で資産計上するか否かというものがある。例えば、高額なPCを購入したときや車を買った時に、出張代のように一括で費用として落とさず、何年間という期間を設けて一ヶ月ごとに少額を費用として計上するのだ。これは、税務署が高額な車などを一括で経費として落とせ

          見えないものを資産計上する時代〜革命のファンファーレを読んで〜

          昔の日本の自然観と監視社会〜性食考より〜

          性食考という本を読んでいる。 まだ3分の1程だが、本のメインテーマとして食べる、交わる、殺すことの中に横たわっている自然における繋がりについて神話や昔話なども手がかりにしながら紐解いていくという本である。 その中で日本と西洋における動物の扱い方という視点が面白いと思った。 日本では動物を人間と同列とみなし、人間が動物に恋をするし、動物が人間に変身をし求婚を迫りそれを人間も許諾するといった行為が珍しくなく描かれている。 一方、西洋では蛙の王子様が例として出されているが、動物と人

          昔の日本の自然観と監視社会〜性食考より〜

          モチベーション革命を読んで

          尾原さんの本は ITビジネスの原理 The Platform 以上の2冊は読んでいて本当に世界のことをわかりやすく噛み砕いて伝えてくれる人だなと思っており、本書「モチベーション革命」もその印象に違わぬ内容となっておりました。 この30代未満の若者をボリュームゾーンとして乾けない世代として名付けそれ以上の世代との比較してそのモチベーションの根源の違いを育ってきた社会的環境を背景に説明する内容となっており、実際にそのモチベーションの源を理解するための手法も紹介されておりました。

          モチベーション革命を読んで

          リクルートの すごい構“創”力を読んで-リクルートは優れた科学者の集まり?-

          以上の本は、リクルートが数々の新規事業を起こしてきて成功につながってきた仕組みを解説してある本であった。 この本を見て感じるのはリクルートの実験主義者的なアプローチだ この中には成功する科学者の考えが詰まっている、そんな気がした。 特に感じたのは KPIの適切な設定への徹底的な姿勢 KPIとは最重要評価指数(Ker Perfomance indicator)であるがこの部分へのこだわりが大きい。 例「ゼクシィのKPIの変更例」 このKPI設定は科学者で言えば仮説を実証でき

          リクルートの すごい構“創”力を読んで-リクルートは優れた科学者の集まり?-

          teamlab感想-共創エンタメの新たな形-

          先日渋谷ヒカリエで行われたteamlabの「Art Night 光のアートに包まれる夜」に参加した。そこで一時間ほど講演されるコンテンツを楽しませてもらったのだが、非常に面白いと思った点があったので抜粋して書きたい。 1. 非物体とのインタラクション 2. 共創体験-入力方法の限定による一体感の演出- 3. オワコンと思われたEDMの再復興 非物体とのインタラクション以上のコンテンツでは 「光のアートに体ごと没入し、光に触れて音楽を奏でる、参加没入型ミュージックフェスティ

          teamlab感想-共創エンタメの新たな形-

          「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで

          感想  この本を読んで、お金持ちになるには「お金に対する考え方」が非常に重要なのだろうと思いました。  そんな自分が一番心に残っているフレーズが「資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金をとっていく」です。同じ家だとしても資産か負債か別れるという事例が上げられています。ただ住んでいるだけで光熱費や固定資産税などを吸い取られる家はただの負債であり、不動産として他人に貸したりして収益を得ることができるものが資産であると。日本では働いて家を建てるのが夢なん

          「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで

          卓球界の話~若手が引っ張る卓球界~

           最近、こんなニュースを見た。どうやら卓球に新しくプロリーグが作られるとのこと。五輪ではメダルで湧いたスポーツ種目であるし、競技人口も多いイメージだったので、無かったのは意外だった。  そういえば卓球で騒がれるのはいつも小学生前後のような子どもだし、これまでは大人で真剣にやっているような人は少なかったのかなぁとも推測する。では今はどうなのか?天才卓球少女と騒がれた福原愛も既に28歳。幼少期の福原愛に感化された年代の少年少女たちが力をつけてのし上がってきている状況なのではないか

          卓球界の話~若手が引っ張る卓球界~

          【進め!東大ブラック企業探偵団】を読んで

           ブラック企業の取締が叫ばれる昨今ですが、実際にブラック企業の見つけ方!とかその実態を入社する前に暴く!とかそういった書籍や情報は少なかったように感じませんか? そんな中で手にとったこの本「進め!東大ブラック企業探偵団」はアングラな部分を定量的に歯に衣着せず明らかにしていく。これだけでは堅い感じもするが、その証明を東大の学生サークルが主体となって行っていくという物語調になっており非常に読みやすい。この本はアングラな部分を定量的に歯に衣着せず明らかにしていく。これだけでは堅い感

          【進め!東大ブラック企業探偵団】を読んで