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「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで

感想
 この本を読んで、お金持ちになるには「お金に対する考え方」が非常に重要なのだろうと思いました。
 そんな自分が一番心に残っているフレーズが「資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金をとっていく」です。同じ家だとしても資産か負債か別れるという事例が上げられています。ただ住んでいるだけで光熱費や固定資産税などを吸い取られる家はただの負債であり、不動産として他人に貸したりして収益を得ることができるものが資産であると。日本では働いて家を建てるのが夢なんて語る人が多いですが、それは一生モノの資産ではなく一生モノの負債なのかもしれません。

 上の考えを自分に当てはめてみると、自分が一番お金を生む資産というのは何よりも自分の体なのだと気づきます。自分は来年から社会人となりベンチャー企業で働きますが所詮何もできない身です。そんな中で誰よりも健康を保ちつづけることや遅刻をしないことというのはこれから資産を生んでいく上で最低限のこと。よってまずは自分の体を健全に保つことを念頭に置き残る学生生活を過ごしていきたいと思います。

以下は本文一部抜粋。
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 一生懸命働く人たちの人生のパターンは決まっている。高い教育を受けた若い男女が結婚し、二人で同居するようになり余ったお金を貯め始める。二人の収入が上がり始めると支出も増える。アメリカでは一番高い税金は社会保険料で15%にも及ぶ。しかし、所得税はその社会保険料が含まれた給料に対して所得税がかけられる。収入が増えたから…といって我が家を買う決心をする。家を手に入れると固定資産税の負担が増える。そして新しいクルマを買い、家具を買い、負債をどんどん増やしていく。

 私は、自分の純資産が10万ドルだとか100万ドルだとか言っている人を見るとうんざりする。純資産額が正確ではない大きな理由の一つは、資産を売ったときに利益が出ればそれにはすべて税金がかかるということだ。政府は自分の取り分を差し引いて人々が借金返済に利用できるはずのお金を目減りさせるのだ。

 金持ち父さんはマイクと私に、アメリカとイギリスには本来税金ろいうものがなかったと話してくれた。ただし、戦争のために一時的に税金がとりたてられるといったことはあった。そんなときは、国王や大統領が国民に「お触れ」を出して、みんなに少しずつお金を出すよう要求した。イギリスで所得税が国民から毎年取り立てられるようになったのは1984年のことだ。アメリカでは1913年の米国憲法修正16条の採択と共に所得税が毎年取り立てられるようになった。アメリカでもイギリスでも、所得税を毎年課税するという考えを定着させるのに50年かかった。
 
 本当の資産家たちは、お金についての知識を大いに利用して、さっさと逃げ道を見つけた。そして、自分たちを守ってくれる会社の陰に身を隠した。会社はお金持ちを守るためのものなのだ。会社とは、生命のない法的実体を創るための法定書類にすぎないのだ。会社を利用する方法が歓迎されたのは会社の所得税率が個人の所得税率より低いからだ。

 フィナンシャルIQというのは次のような4つの専門分野の知識から成り立っていると説明する。
 1.会計力
 2.投資力
 3.市場の理解力
 4.法律力

 資金を集める技術
 資金繰りをするとなると、普通の人は銀行に行く。だが、金持ちは資金を増やすためには銀行だけでなく、何通りもの方法があることを知らなくてはならない。

 よい教師、よい生徒になることも必要だ。本当の金持ちうになるためには、「もらう」だけでなく、「与える」こともできなければならない。お金に困っていたり、適職が見つからずに困っている人は、この「まず与えて、次にもらう」ことが欠けている場合が多い。

 まず自分に払え、他人に先に払っている人は結局何も残らない場合が多い。

 この本で読んだほかのことはみんな忘れたとしても、絶対に忘れないでいてほしいことが一つある。それは何かが足りないとか何かが必要だと感じたときには、まず、それを人に与えることだ。そうすればあとになって二倍にも三倍にもなって返ってくる。「足りないものを与える」というのは、たいていの人は一番やりたがらない。契約をとりたいと思ったら、誰かが契約をとるのを手伝う。そうすると、私のところにも契約が舞い込んでくるのだ。

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