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「Gratitude/BeastieBoys」翻訳。

最近、英語の勉強がてら、人生においてすごく大事な洋楽の歌詞を改めて和訳している。昔から日本語盤の訳詞を見ても全然自分の感覚にフィットしないので、ちょっとやってみようかなと。なんか一人称が「俺」とかの時点でなんかこうそういう感じじゃないんじゃないか?って思ってしまう。

ちなみに全然英語は読めないし、話せないので、あらゆる翻訳ツールを使って見比べながら、夜な夜なやっています。

パーソナルな思い入れが入っているゆえ、かなり意訳で、誰のためにもならないかもしれないけど、概ねこういうことをこういうトーンで歌っているのではないかという参考くらいにはなるかもしれないので、アップしていきます。

英語に詳しい人は、訳の違いに怒らずにコメント欄で教えていただければ幸いです。

Beastie BoysのGratitude。

はー。かっこいい。KANGOLのベレー買っちゃおうかな。

早速、自分でやった日本語訳。

Gratitude/BeastieBoys

「あの頃はよかった」君は失った時間を嘆く。
何もかもうまくいかないのはなんでだ。
すべてのことが、バスケットボールみたいに跳ね返ってくる。
君は、やるべきことができなかったって思うのかい。
こんなに自由な世界で、そんな気分なんだろ。
人生について考えても、いつも曖昧で答えなんてない。
感謝と呼べるものを込めて、まだ伝えたいことがたくさんある。
それだけなんだ。

君が自分でなんとかしないといけない。
とても強い憎しみが膨らむ。君はそれでいいと思っている。
ひとつだけ。君が君自身を知ること。
世界が君に隠していることがあると思うかい。
君が解き放たれるには、君自身と向き合うしかないんだ。
君が感謝と呼べるものを込めて、まだ伝えたいことがあるなら、
きっと、それは正しいことだよ。

原詩
Good times gone, and you missed them
What's gone wrong in your system?
Things they bounce like a Spaulding
What's do you think, did you miss your calling?
It's so free, this kind of feeling.
It's like life, it's so appealing.
When you've got so much to say it's called gratitude.
And that's right.
Good times gone but you feed it
Hate's grown strong, you feel you need it
Just one thing, do you know you?
What you think, that the world owes you?
What's gonna set you free?
Look inside and you'll see
When you've got so much to say it's called gratitude
And that's right

翻訳サービスDeepLに入れた結果
楽しい時間は過ぎ去り、あなたはそれを逃した
あなたのシステムで何が問題になっているのですか?
スポルディングのように弾むもの
どう思う?天職を逃したか?
自由だなぁ、こういう感じは。
人生と同じで、とても魅力的です。
言いたいことがたくさんあるとき、それは感謝というものです。
そして、それは正しい。
良い時は過ぎ去り 君はそれを養う
憎しみが強くなり、あなたはそれを必要と感じている
ただ一つのこと、あなたはあなたを知っていますか?
世界はお前に借りがあると思ってるのか?
何がお前を自由にするのか?
内面を見つめればわかる
言いたいことが山ほどある時 それは感謝というものだ
その通りだ

翻訳の意図。

以下、結果的にめちゃくちゃ長くなりましたが、初回なので、1行ずつ解説。めちゃ伝わりづらいけど、こちらも楽しんでいただければ幸いです。

Good times gone, and you missed them
→まぁ概ね同じような意味だけど、「あの頃はよかった」って思ってるって方が日本ぽい実感があるかなと思って。

What's gone wrong in your system?
→「 gone wrong =どんどん悪くなる」か。
Systemについては「To get something out of your system」で「たまった欲求を吐き出す」という意味らしく、システムや系統という意味ではなく、人や動物の体を指しているのかなと。「何が君をどんどん悪くしているんだ」みたいなニュアンスが本来。どんどん悪くなるよりも「うまくいかない」の方が口語っぽいかな。

Things they bounce like a Spaulding
→Spaulding=スポルディングで、多分バスケのボールのことだから、まぁそんなに違和感ない訳…ですよね。

What's do you think, did you miss your calling?
→callingは「天職」みたいな意味が出てくるな。就職の歌ではなさそうだし、そうであってほしくないので、「やるべきこと」みたいな感じだろうか。

It's so free, this kind of feeling.
→翻訳サービスでは「自由だなぁ、こういう感じは。」なので、本当は「自由だろ。そんな気分でも。」みたいな感じが正しいのかもしれない。ただ曲全体で、誰かに語りかけているような感じを受けて、説教臭くないようにしたかった。多分語りかけているのは、昔の自分だったり、昔の自分のような少年なんじゃないかと。

It's like life, it's so appealing.
→これ、全然合ってないかもしれない。appealingはそのままだと「魅力」。なんだけど「人生と同じで、とても魅力的です。」とか前後の文脈からもよく分からん。調べてみるとappealingには、曖昧という意味があると記載があった。ある少年がとても不安な様子を歌っているとすると、きっと人生の曖昧さに傷ついているのかなと。

When you've got so much to say it's called gratitude.
→これは、色々検討した。まず、どこで切るのか良く分かりません。
ちなみにit's called なし「When you've got so much to say gratitude.」で検索すると・・・「感謝の気持ちを伝えたいことがたくさんあるとき。」とのこと。「you've got so much to say」だけだと「一言多い/色々あるね/かくかくしかじかの話」。ふむふむ。
なので、思い切って「it's called gratitude」をまるっと名詞として「感謝と呼べるもの」って捉える方がニュアンスが伝わるような気がしたので、「感謝みたいなものを込めて、まだ伝えたいことがたくさんある。」としたのだがどうだろうか。

And that's right
→なんか色々なニュアンスにとらえられるので都合よく訳してみた。

翻訳の意図-後半

もう吐きそうなテキスト量になってきたけどやり始めちゃったから、続けます。次回からは、まぁこういう意図で真剣にはやってるぞということで、もうちょっと端折って書くことを許してほしい。では、後半。

Good times gone but you feed it
→「良い時代は終わったが、あなたはそれを養う」
「良い時代は終わった」については、前半も出てきたので思い切って端折った。「養う」は転じて「心を満足させる」という使い方もあるとweblioに書いてあった。まぁ自分でなんとかするって感じかなと。

Hate's grown strong, you feel you need it
Just one thing, do you know you?

→まぁここ2行は、ある程度そのままかな。need it=憎しみが必要ってことなんだけど、ちょっとサタニックに感じるから、口語に意訳。「ひとつだけ」は「君に伝えたいことはひとつだけ」にしようかと思ったけど、説教くさいからやめた。

What you think, that the world owes you?
→owes‥?訳では「借りがある」と出てくるな。
「You owe me the truth. : あなたは私には本当のことを話す義務がありますよ。◆【場面】相手は何か隠しているが、真実を打ち明けるべき状況だ。」
ハマりそうなのはこれかな。
世界に何か秘密があるんじゃないかって思っていた少年って感じだとハマるのだろうかと思って、意訳した。

What's gonna set you free?
Look inside and you'll see
→ここは、まぁまとめての方がスマートに内容が伝わるかなと。「何が自由にさせるか?内面を見れば君にもわかるだろう」みたいなのは説教くさいので。

When you've got so much to say it's called gratitude
And that's right

→前半とは違ってthat's rightを「それは正しい」と訳したので、2ライン続けてみました。

意訳が概ねあっているのなら、パーティなノリというよりは、割と内省的でどうやって立ち上がるかというようなことを歌っている気がして、ますますこの曲が好きになりました。

それにしても、翻訳より解説の方が疲れました。

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