じいちゃんの抹茶パンの話。

昨日に続いて祖父の話。
うちの爺ちゃんは、パンとかスイーツを作る仕事をしていたんですが、若い頃は豪華客席の中で世界中を回っていたらしい。

僕が20を越えた頃、イギリスで女の子を自作のスイーツをエサにナンパしたことを話してくれたり、ブラジルで四十七士のコスプレでサンバカーニバルに参加して地元の新聞に写真が出たりしたらしい。

爺ちゃんが言うには、日本で初めて抹茶パンを作ったのは俺だと言うことだったんだけど、そもそも今冷静になってみると抹茶パンってなんだろう…。

パンの生地に抹茶を練り込んだ、もしくはクリームに抹茶を混ぜ込んだ…という意味だったのだろうと思うけど、正しくはよくわからないな。

今になってみると、生きている間にもっとくだらない話を聞いてたら、割とすげー楽しい人だったんじゃないかと思ったりしています。

なんとなくコミカルな感じのする爺さんで、僕は小さい頃から似てると言われ続けてきたので、親近感もあって、なんか血縁というのは不思議だなと年々面白く思えます。