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神経科学からみたエクササイズー下行路の仕組みその1


両足立ち

末梢感覚に依存

何もせずただ立っているだけなら下肢の感覚情報で立位は維持しています。立位で必要な感覚情報の70%が固有受容器など下肢の感覚情報です。そのほかは内耳にある三半規管・前庭系が全体の20%の割合でバランス維持に貢献し、視覚の貢献度は10%です。眼を閉じようが立ってられます(Horak, 2006)。
立つだけなら立ち始めと終わりは随意運動で、その後は下肢からの感覚情報で無意識の運動でバランスをとっています。ふくらはぎ、大腿四頭筋、大殿筋など抗重力筋の働きを検出している固有受容器からの情報が脳幹に伝達されます。

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エクササイズのパターンを神経学的な視点で理解することができるなら、さまざまなエクササイズも解釈でき、さらにエクササイズを創意工夫できるので…

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