#28 失敗しないことより大切なこと
今日は職場でそこそこ大きなトラブルがあった。
あるイベントについて、事前に告知を行ったにも関わらず、当日不手際で実施ができず、関係者に迷惑をかけてしまった。
トラブルを起こしたのは自分ではないが、自分も含めて、イベントへの臨み方やチェック体制を改善していかねばならない。
そこそこ大きなトラブルであったにも関わらず、思いのほか関係者からは労いの声が多かった。
実際には、このトラブルで、直接ダメージをくらった人は誰もいないので、今回のところは多めに見てくれたということかもしれないが、何より、僕の所属する課の課長の人柄がそうさせたように思う。
課長は、誰に対しても真摯に対応してくれて、組織の中からも外からも信頼が厚い。
時々、組織を円滑に回していくために、汚れ仕事をもって帰ってきて、課の職員の仕事が増えたりすることがあるけれど、大きな組織で、分業制で仕事をしていく以上、誰かがその役割を担わないといけない。
仕事が増えても僕たちが課長についていくのは、その分、仕事をきちんと任せてくれて、必要なところで手を差し伸べてくれて、また、仕事以外のところでも気さくにコミュニケーションをとってくれたりするからだ。
今日のトラブルは、一歩間違えば大きなクレームにつながるはずだったが、それをも労いの言葉に変えてしまうのは、謝罪の言葉も含めて、トラブル発生に対して最初から最後まで真摯に対応した課長の姿があったからだし、課長の管理が甘かったなどと誰も思わないくらい、普段の仕事を丁寧にこなしていたからだと思う。
結局、仕事は「人と人」なのだ。
失敗をゼロにすることよりも、万が一、失敗が起きてしまったときに、言い訳せずに対応する気持ちと、日頃から真摯に働いている事実があれば、失敗も乗り越えられるということを、改めて気付かされた1日だった。
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