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こんにちは、maruoohことマルオと申します。 サラリーマンです。 つらつらとここ数…

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こんにちは、maruoohことマルオと申します。 サラリーマンです。 つらつらとここ数年の出来事を書いていきたいと思います。 共感されたり、参考にしていただければ幸いです。

最近の記事

ペーペーリーダー

初出勤から、2週間ほどが経っただろうか。 一つ一つの仕事は簡単だが、種類が多く、それを覚えるのに時間がかかりそうだが、何となく1週間のサイクルは理解し出した。 さて、そうなると次は、従業員の人達と積極的にコミュニケーションをとっていかなければなるまい。 一応、リーダーとして現場にいるが、実際は「ペーペー」だ。 なので、リーダーらしくできないし、そもそもリーダーがしたくてこの会社に入ったわけでもない。 『口だけリーダー』では、みんな相手にしてくれないだろう。 だから

    • さてさて

      ここまでの状況 最初と予定の違う職場に、転職した私。 そこの従業員の人達は、明らかに上層部(と、言っても社長とNo.3の谷さんのみ)に不満があり、その人達の紹介できた私。 しかも、リーダー(役職は所長)として。 従業員は全員年上。 仕事は、D社の人に聞きまくり。 他の人は、ほとんど知らない仕事についた私。 お客さんである、D社ももちろん、不安がっている様子。 そんな状況から、2年ほど経った現在、何とか、何とかやってま~す! 特に最初は本当にしんどかった・・・

      • 2019年5月⑬ とりあえず状態

        (え~と、まず、今日の日を入力して・・・と。んで次は・・・。) アドバイザー「品番を入力するんとちゃうか?」 マ「あ~、ここですね。」 二人は、商品に貼るラベルを作っている最中で、パソコンに情報を入力している。 マ「あ、でもここじゃないですよ。マニュアルにはこっちって書いてますよ。」 前任の(キレイな)竹本さんが(私のために)作っておいてくれたのだそうだ。 (いや~、さすが竹本さんやな~。俺のために作ってくれてるなんて・・・。) ま、『私のため』ではなく、『会社

        • 2019年5月⑫ 引継ぎ

          机の上には、「指図書」や「ピッキングリスト」と書かれた紙が何枚か置かれていた。 (これか~?俺がこれからやる仕事は。) ア「よし、そしたら、これが出荷指示やな。」 富「ええ、そうです。大体前日に、このピッキングリストは出てるので。」 マ「はい、わかりました。」 ア「よし、そしたらこれらの商品出していこか?おーい、西さん、これどこにあるんや?」 西さんが、面倒くさそうにこっちを向く。 (アンタ知らんのかい!) 富「あ・・・、松谷さん、ここにロケーションがかいてあ

        ペーペーリーダー

          2019年5月⑪ まずは

          ほどなくして、宮田さんと西さんが、倉庫の奥からやって来た。 (まぁ、でもまず、自分の仕事を早く覚えんとな~。) 俯きながら考える。 富「それでは、全員揃いましたので、朝礼始めます。」 (Dの人達も不安やろうしなぁ。) 富「おはようございます。え~、本日から竹本さんの代わりに着任されました、マルオさんです。」 (あ、そういやこの人が宮田さんやねんな~。たしか、ウチの会社の人ではないとか。) チラッと宮田さんの方を見る。 富「それではマルオさんに挨拶をお願いします

          2019年5月⑪ まずは

          2019年5月⑩ 何をやねん!

          富「・・・そしたら、倉庫の方に行きましょか。朝礼しましょう。」 微妙な空気のなか、センター長は立ち上がって、会議室の出入り口の方へ向かった。 私とアドバイザーもその後に続く。 残りのDの人達は、 「私達は、事務所に戻りますので。」 マ「はい、これからよろしくお願いします。」 私は改めてぺこりと挨拶し、会議室を出た。 (あ~、いよいよ始まるか~。緊張すんな~。挨拶せなあかんな~、どうせ気の利いた言葉、何も思いつかんし、さっと終わらそ。) 倉庫に三人が着くと、ホー

          2019年5月⑩ 何をやねん!

          2019年5月⑨勘違いは俺?

          着替えを終え、ロッカー室を出ると、富山センター長とアドバイザーがすぐ目の前にいた。 ア「おー、着替え終わったか~。」 マ「あ、はい。」 富「そしたら、こちらへ。」 と、すぐ向かいの会議室を案内された。 マ「失礼します。」 会議室に入ると、すでに二人、席についていた。 先程、事務所であいさつをしたのだが、名前は全く思い出せない。 (う~ん、誰だったっけ?ま、後で思い出すやろう。それより今からの説明をしっかり聞いとかなな。仕事の話やからな。) 富「それではこれを

          2019年5月⑨勘違いは俺?

          2019年5月⑧ わぁお~!

          私がちょうど、入り口の前に着いたときに、遠くからアドバイザーがやって来るのが見えた。 マ「おはようございます、今日からよろしくお願いします!」 やって来たアドバイザーに気合いを入れて挨拶する。 ア「おお、おはよう、こちらこそよろしく~。ほな、さっそく行こか。」 二人はエレベーターに乗り込んだ。 ア「最初、事務所で挨拶しましょか。んで、着替えは持ってきてるやんな?」 マ「はい、持ってきてます。」 ア「Dの作業服はあるけど、後ほど貸してくれると思うので、それまではウ

          2019年5月⑧ わぁお~!

          2019年5月⑦ 気楽にね

          ようやく、○回目の「初出勤」が始まる。 何度か私は転職しているが、こんな不安な気持ちで出勤するのは初めてだ。 ①従業員とコミュニケーションをとらない『あの顔』が社長の会社。 ②根拠のない、「いけるって~」「大丈夫やって」連発の上司達。 ③当初の予定ではない勤務地での仕事。 ④最低でも私にいいイメージを持っていない勤務先の従業員。 ⑤そんなところに、リーダーとして働く私。 他にも勤務先のDの人達も不安だろう。 「オェーーー。」 そんなことを考えたら、空ゲロが止

          2019年5月⑦ 気楽にね

          2019年5月⑥ みんな一緒!

          谷「おっ、大分進んでるな~。」 マ「あ、そうですか。」 私は元気なく答えた。構わず谷さん、 谷「今、会議終わったから、井川課長に今後の説明聞いといてくれる?」 (あ、そうか。それがあったんや~!) マ「わかりました~!」 ずっと草むしりだと思っていた私は、喜んで軍手をはずし、ゴミ袋を半ば投げるようにしていそいそと会社の中へ入った。 応接室に行った方がいいのかな?と思った私は、とりあえず急角度の階段をフーフーと上りきったところで、応接室から出てきた井川課長と出くわ

          2019年5月⑥ みんな一緒!

          2019年5月⑤ ムシリ

          (あ~、なん年ぶりやろなぁー。) ブチッ。ブチッ。 (出勤初日がこれかよ~!) ブチッ。ズッ、ズッ、ザザザ~。 奥深くの根っこまで一気に抜けて、大量の土も一緒についてきた。 (うわっ!ミミズとまるむし、こんにちわ~!) 雑草の意外と深かった根っこにミミズとまるむしもついていた。 驚いた私は、ブワッと、引っこ抜いた雑草振り回したら、ミミズとまるむしは遠くに飛んでいった。 土は私のジャージの裾にパラパラと当たる。 「フー、何やってんねん、俺」 ジャージの裾をは

          2019年5月⑤ ムシリ

          2019年5月④ 初日から

          谷「もう少ししたら、会議あるから・・・。」 マ「えっ!?僕もでるんですか?」 私は不安げに聞いた。 一通り挨拶を終え、二人は1階にきている。 谷「いや、まぁ初日やからな~、別にええよ。」 マ「あ~、そうですか。」 ホッと胸をなでおろした。 初日から会議・・・。 それこそ無意味。 マ「そしたら、何をしといたらいいですか?」 ホッとして、少し嬉しくなった私はテンションあげ目で聞いた。 谷「うん、準備するから来てくれる?」 そういって谷さんは、1階の奥へと

          2019年5月④ 初日から

          2019年5月③ 右も左もオッサン

          「フー、フー。」 階段を上ると、目の前に「応接室」がある。 私が面接をした部屋でもある。 私が階段を上り終えたと同時ぐらいに、その部屋からゾロゾロと人が出てきた。 谷「あ、松谷アドバイザー、今度北港に来るマルオ君です。」 マ「フー。あ、マルオと申します。よろしくお願いします。フー。」 松「おー、君がマルオ君か~、松谷です。よろしく~。」 松谷アドバイザー。おじいちゃんのようだが、身なりはピシッとしていて、幾分若く見える。60代半ばといったところか。 当面、私の

          2019年5月③ 右も左もオッサン

          2019年5月② ドキッ❤️オッサンだらけの

          (さぁてと。) 仕事が始まる30分ぐらい前に駐車場に着いた私は、歩いて本社の方へ。 本社の前では、谷さんがたばこを吸っていた。 マ「おはようございます!」 私は歩きながら谷さんの方へ近づく。 谷「おお、おはよう、マルオ君。この前はスマンかったなぁ~。」 先週の「飲み会すっぽかされ事件(2019年4月⑪~⑯参照)」の事だ。 マ「えぇ、色んな意味でメッチャしんどかったですけど。」 谷「なんやと、コイツゥ~。」 谷さんは私に軽くひじ打ちをする。 マ「アハハハハ~

          2019年5月② ドキッ❤️オッサンだらけの

          2019年5月 初

          今日は5月最初の土曜日。 初出勤の日だ。 「初出勤」といっても、わたしがリーダーとして赴くD倉庫ではなく、本社である。 D倉庫は土日は休みだが、私の会社は「会社カレンダー」というものがあり、月に一回か二回は出勤日となっており、私は本社に出勤せねばならない。 (あー、『あの顔』とまた会うのか・・・。) 『あの顔』とは、新しく就職する会社の社長だ。 面接で、一目会ったその日から、私を嫌悪感に満たしてくれた、なかなかお目にかかれない『顔』をした社長。 その面接で、雑談

          2019年5月 初

          2019年4月⑯ ああ、無情

          もう一度、駅の回りを歩き、それらしき人達がいないのを確認し、改札へ戻る。 時刻は、19時20分ぐらいだろうか? (う~ん、おかしいなぁ・・・。もうこのまま帰ったろか?そもそもが行きたくない飲み会やったし。あ、でも、谷さん来るもんな。) 色々考えていると、ロータリーの方から谷さんが走って来た。 谷「おー、マルオ君お疲れ~。」 谷さんはニコニコと手をあげてながら言った。 マ「お疲れ様です。今日って、集合時間19時でしたよね?誰もいなさそうなんですが。」 と、私が言う

          2019年4月⑯ ああ、無情