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教えるって難しい

11月からかきかた教室の講師として歩み始めた。

いまは2つの教室を受け持っている。

ひとつは保育園の年長さん20名のクラス。
もうひとつは幼稚園の年長さん2名のクラス。
つまりは両方とも来春にぴかぴかの1年生になる5歳児。
だから、教えるカリキュラムは同じだ。

始める前は、「20名教えるほうが難しいに違いない。」と思っていた。

ところがどっこい、蓋を開けてみると教える難しさを感じるのは2名だけのクラスだった。

大人数の場合、補助に保育園の先生が入ってくださっているということもあり、教室は順調に進んでいく。積極的に参加する子に影響されて、他の子も「いまはかきかたの時間だからちゃんとやらなきゃ。」とか「楽しいな。」という雰囲気が連鎖する。教室は先生だけで作るのではない。生徒たちと一緒に作られるものなのだということを感じる。大人数だからこそ起こる化学反応に助けられて、いい教室ができたなとうれしくなる瞬間もある。

一方、2名だけのクラスは化学反応が起こりにくい。
子ども達の行動や思いをくみ取りやすいのはよいのだが、それが返って悪く作用してしまうこともある。
午後3時半から始まるかきかた教室。
幼稚園児なので、眠いし、おなかもすくしで、集中力がもたない。
「疲れた-。もう眠い-。」とぐずりだしてしまう。少人数であるがゆえ、家と同じようにダイレクトな甘えの反応がでやすい。

この対処がなかなか難しい。

「字を書くことが楽しい。」を伝えたいわたしとしては
頭ごなしに怒ったり、脅したりして字を書かせたくはない。

なだめたり、励ましたり、褒めたり、ちょっと先生役をやってもらったり、いろいろやってみたけれど今日は字を書かせることができなかった。

難しいなぁ、教えるって。

悩む。。。。。

でも、深刻に悩むか、明るく悩むか選ぶなら、わたしは明るく悩もうと思う。

わたしが深刻になっちゃったら、生徒が楽しい訳がない。

油断すると、「字を書かせること。カリキュラムをこなすこと。子ども達をわたしの指示通り動かすこと。」に力を入れてしまいそうになる。そうなるのはわたしはいやなのよ。

書くことが好きなわたしが、「書くことは楽しい」を体現し続けること。
子どもが大好きなわたしが、「子ども達との時間を楽しむこと。」
この2つを軸に持ち続けることは忘れない。



noteにはたくさんの教えるプロのかたもいらっしゃるので
あちこち訪問して、いろいろ教えていただこうなんて思った今日だった。




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