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8年前のあの日 坂道が凍ったせいでリマインド型思い出botになった話
「スギウラが凍った坂で転んで頭打って、病院に運ばれたよ。」
雪深い東北の12月。
大学3年の冬休みの夕方、同じ学科の男子から入った突然の連絡に
私はすぐさま着替えて出かける準備をはじめた。
スギウラの親友であるその人から私に連絡が来たのはほかでもない
スギウラと私はそのとき、付き合いそうだった、というか実質付き合っていた、というか
大学生特有のなんかこう 告白はしてないけどなんかずっと一緒にい
髪を切った私に、違う人みたいと
偽名を使ったことはありますか。
私は、あります。
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ここ10年ほど、どうにも髪を切れない。
正確に言うと鎖骨より短くすることができない。
美容院に向かう前、ファッション誌のなかバツっと切った短い髪にハツラツとした笑顔の太陽みたいな女性たちをみて「かっこいいなぁ」と思い、こういうのもいいよねと参考用に画像を保存しておくものの
いざ鏡の前に座り
山内マリコ「あのこは貴族」を読んで・おのぼりにとっての東京―後編―
「東京は、お金がないと楽しくないよ。
東京で貧乏するって言うことは、5000円の定期が買えなくて
毎日200円の交通費を払いながら、ぐるぐるぐるぐる働いて払って働いてを繰り返すことだから。」
すでに東京で暮らしていた姉のいやに実感がこもったアドバイス(?)を胸に2012年、就職と同時に上京した。
出歩くようになってすぐ、
自分がいかに世間知らずかということを思い知らされた。
すっぴんで