2023年11月27日 「人生一度きり」の難しさ
会社を休職すると決めて、沢山の人に「良い選択だと思う」「ゆっくり将来を考えて」「人生一度きりなんだから」「自分らしく」と温かい言葉をいただきました。
そう、私は人生は一度きりで、後悔したくないから、休職したのかもしれない。
私が所属していた(いる)企業は、とても伝統的で保守的な会社でした。
その上、社員の多くは高学歴高年収で、いわゆる”勝ち組”と呼ばれる人たちだったかもしれません。
そんな中で、組織内のジェンダーに関するカルチャーがどうしても受け入れることができなかった。
コピー機の前で、「だれか女性やってくれない?」と年配男性が言っていて卒倒した
上司が「男性に期待しちゃうんだよね」と笑顔で言っていた
部署の人達の前で「子供産まないで」と言われて苦しかった
時短勤務の先輩が「時短の人には仕事を任せられない」と言われて辞めた
会社のそれなりに権力のある人達と多くの会話をしました。
でも「仕方がないでしょう」「女性が家庭を持ったら仕事へのコミットが減るのは事実でしょう」といった言葉が返ってきました。
私自身の、短期的な社会的利益を守るためには、その流れに迎合して過ごすのが良かったかもしれない。
でもそれって、所謂”男尊女卑”に自分自身も加担することになってしまうように感じたのです。
例え目の前の利益を手放すことになっても、例え消極的なかたちであっても、社会が前進しないことに加担することはできない。それは私の生き方だと思うのです。
筋の通らないことが苦手なんですよ。頑固で、我が強くてね。
話を戻すと、「人生一度きり」だから後悔しない選択をしたくて、「自分らしい生き方」をしたくて休職しました。
でもなかなか、悩ましい毎日を過ごしているようにも思います。
これだけ情報が溢れる世の中で、人間として人と関わりながら生きていく中で、人の目を気にせず、自分らしく、一度きりの人生を謳歌するって、なかなか難しくないですか。
まるこ
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