気圧と優しさのあいだ
今日は天気のせいか、久しぶりに体調がものすごく悪かった。同じように心が病気になってる方々も同じだっただろうか。
今日はちょうど病院の検診日だった。
メンタルクリニックの先生に体調をお話しすると、投薬治療をしましょう、と提案された。でもやっぱりまだ薬に頼りたくなくて、まずは漢方から始めたいとお願いした。そしたら先生は心よく了承してくれて、「必ず良くなりますからね。」と励ましてくれた。
今日は心が闇だったから、本当に治るのか自分に自信が持てなかった。けれど先生に優しくそう言われると必ず治りそうな気がした。
合わせて今日はネットですごく人気のあるタロット占いの人に予約がとれていた日だった。自分の心が迷ってるときはどうしても何かに救われたくなるのだ。それがよくないことだとしても。
結果、全然いやされなかった。
当たっているような気もしたけど、強い性格の方なのか、言葉が優しくない。
「私は仕事がすき」というと「そうは言ってるけど本当は好きじゃない」と言われ、
適職は何ですかを聞くと、「メンタルが弱い人は専業主婦が向いてる。パートでもやりながら。そのほうが外敵がいないから」と言われ、
「もともとめんどくさがり」だとか「このような深い悩みだとみんなもっと長いコースをとるし、そしたらこれもこれも見れた」だの「結局は自分の行動次第」とばっさり言われた。
まあ、そうなんですけどね。
高いお金払ってなんか嫌な気持ちになっただけだった。もやもや。
もともとの気圧とその占いのせいで心がさらにすさんだ。
やんなって私は18時くらいからもう寝ようと思ってお風呂に入った。
携帯を見ると、会社の元部長と、後輩の女の子からラインがきていて、
「まるさんは優秀な社員だよ」とか「私はまるさんの味方です」とか、
嬉しい言葉が並んでいた。嬉しくてこころがほっとして、気圧がどっかにいった。私は丁寧に返信した。
素敵な言葉に素敵な言葉でラインを返した。
目がずっと幸せだった。
人の心は言葉で一瞬できらきらするし、一瞬で曇りもする。
私はどうだ。
みんなの心をキラキラさせられてたかな。
出来てなかったとしたらこれからしたい。
言葉は一番のプレゼントだから。
私はその占い師の話をメモした紙をやぶって捨てた。
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