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人より進む時間が遅いわたし。
急に涼しくなってきた。
寒暖の差アレルギーな私は鼻水を垂らしながら、カーディガンに袖を通す。
もう休職してから、四か月以上たった。
びっくりすることに、秋がきてしまった。
まだ自分のこれからの方向性は決まってない。波はまだあるけど、気力は少し戻ってきている。でも新しい仕事を探す行動はしていない。矛盾。
漠然とこうゆうことがしたいな、とは浮かぶけれど、踏み出しはしない。まだどこか一度は復帰しようと思っているからだ。
心の中で「また復帰してももう、苦しいだけなんじゃないかな」と警報が鳴っているのはわかる。警報は聞こえてるけど、どこか保守的な自分が邪魔をしてしまう。だから合わない仕事を長く続けることもできたのだと思う。
ずっと何かを決められない。昔からそうだ。自分に自信がなさすぎて、物事を決定することが苦手だった。
優柔不断、人に決めてもらうそんなことばかりの人生。
「それって自分の人生生きてないよね。」
もう一人の自分が呟く。
ええい、わかっとるわ。でも怖いんじゃい。って頭の中、せめぎ合い。
人って何個もの細胞で出来ている。だから、いろんな自分があってしかるべきだ。そのいろんな自分が、羽目を外したり、暴走を制限したり、嘘をついてみたり、楽しんでみたり、真面目になってみたり。
そんな細胞たちが毎日私の中でうごめいてる。面白い。
いろんな性格の私がいて、全部の人格が会議して、今の選択をしている。
きっと細胞同士でいつも戦っているのだろう。
今はおそらく”休む星人”の細胞が勝っている。圧勝だ。
”仕事する星人”の細胞はいびきをかいて寝ている。深い眠りだ。しばらく起きそうにない。
きっと人より私の”仕事する星人”の細胞は長く寝ないと駄目なタイプみたい。(なんじゃそりゃ
きっと戦って戦って、
今自分にとって最適な細胞が勝ち残ってるはず。
人より時間が進むのが遅い私。
きっと人生でのエネルギーの補充期間。
人より少し長い期間かもしれないけど、
この期間に得たたくさんのエネルギーは、社会復帰した時にたくさんの人を幸せに出来ると信じてる。
”仕事する星人”の細胞<「もうしばらく寝たらいい活躍するから、期待しといてくれぃ」
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