ゆうぞう

保護者に寄り添う“思春期コンサルタント”「ゆうぞう」です。教員歴37年の元中学校教員。…

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保護者に寄り添う“思春期コンサルタント”「ゆうぞう」です。教員歴37年の元中学校教員。「子育ては自分磨き」をポリシーに、思春期の子どもを持つ、多くの親御さんをサポートして活動中。ブログでは「反抗期を”最短”で終わらせる方法」をお伝えしています。

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暴言を真正面から受け止める「コツ」

子どもの「暴言」を真正面から受け止める「コツ」は、親が精神的に余裕があるときに、心の準備をして行うこと。 反抗期の「暴言」に毎回、まともに取り合うことなど、現実にはできない。 とはいえ、暴言を真正面から受け止めて冷静に問いただすことがあってもいい。 大切なのは「今なら言える」というタイミングを判断すること。親が「カッとなったとき」にやると失敗する。 「ちょっと待って、たいていのことには目をつぶるけど“死ね”だけは止めて」 子どもに近づき、目をしっかりと見て、ゆっくり

    • 思春期の脳が不安定な「2つの理由」

      思春期の子どもがイライラする原因として「ホルモンの乱れ」を、よく聞く。つまり「信じられないほど、多量のホルモンが分泌される」のだ。さらに、思春期は「記憶のしくみ」が切り替わる時期でもある。季節の変わり目に体調をくずす人は多い。脳も調子がよくないのだ。 (1) 性ホルモン自体は、男女とも小さな頃から分泌されている。しかし、思春期が始まると急に濃度が高くなる。 男性ホルモンの代表「テストステロン」分泌のピークは、14~18歳。それまでの30倍の量が体内に流れる。筋肉や骨格は発

      • Kindle表紙自作の手順!外注でも「丸投げ」はダメ

        「はじめての出版なら、表紙は外注!」は、有益な助言だと思う。ただし、デザイナーへの「丸投げ」はダメ。「とにかく、いい感じの表紙をよろしく」なんて言われたら、デザイナーだって困ってしまう。自作するかどうかは別にして、Kindle作家なら「表紙を自作できる力」は身につけたい…… とはいえ、どうしたらいのか? ぼくは「Kindle本の表紙テンプレート」を、購入して失敗した経験がある。AIで作った画像を、色を変えて何枚か集めただけ。書名も説明も、何もない……そんな「表紙テンプレート

        • もし「取り調べ」を受けることになったら

          「痴漢の疑い」で拘束。新聞にも報道されて、社会的に抹殺された上司がいた。新聞には「酒に酔って電車内で女性の身体を触った疑い」とあったが、ぼくは「えん罪」だと思っている。上司は、全く酒が飲めない下戸だったのだ。 電車が発達した都会で「痴漢えん罪」は、人ごとじゃない。誰にでも可能性のある怖いできごとだし、映画にもなっている。 『それでもボクはやってない』は、痴漢えん罪事件をテーマにした日本映画。『Shall we ダンス』の周防正行監督の2007年公開作品だ。 「もし取り調

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        暴言を真正面から受け止める「コツ」

          暴言を真正面から受け止める3つの「準備」

          子どもの暴言に、毎回まともに取り合うなど、現実には出来ない。対応は「黙って見守る」が基本だ。しかし、暴言を真正面から受け止めて、親の意見を「宣言」をするときがあってもいい。ただし何回もしたら「小言」になる。暴言を真正面から受け止めるのは、一発勝負だ。準備をしないと失敗する。 (1)「親業」を理解して、子どもを支援する覚悟を決める 思春期の「親業」とは、ストレスに耐え、一見して愛情を欲しがっていないように見える子どもに、愛情を注ぐことだ。5分前には「一発殴ってやりたい」と思っ

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          子どもから暴言を受けた親が「うろたえてはいけない」理由

          親にとって思春期の子どもから、暴言を受けるのはツラい。子育ての自信をなくして、「うろたえて」しまう人も多い。当然だと思う。しかし「自分を責めてはいけない」と理解したら、「自信をなくしてうろたえる必要もない」と、納得する必要がある。それが、暴言への2番目の対応になる。 (1)思春期の子どもに「反抗」しているつもりはない 親からの精神的自立を、子どもは「反抗」で示す。自立とは、親からの精神的な「独立」でもある。親から独立するんだから、親は「依存の対象」から、大切だけど「ひとりの

          子どもから暴言を受けた親が「うろたえてはいけない」理由

          子どもから暴言を受けた親が「自分を責めてはいけない」理由

          親として思春期の子どもから、暴言を受けるのはツラい。そして、暴言を吐くわが子を見て「自分を責めて」しまう。しかし、自分を責めてはいけないのだ。暴言への「最初の対応」は、自分を責めてはいけない理由の「理解」からはじまる……。 (1)自分を責めても何も変わらない 子どもから暴言を受けると、ほとんどの親は「私の育て方の“どこが”いけなかったのだろう?」と、自分を責める。あなたも、そうだと思う。 「自分を責める」とは、「理想の自分」が「現実の自分」を責めている状態。でも「理想の自

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          朝ごはんは「コアラのマーチ」

          以前、「早寝・早起き・朝ごはん」をアピールしていた、中学校で働いていた。そのときは「ずいぶん幼稚だな」と思っていたけれど、「わかってない」のは自分だった。思春期の子どもにとって「早寝・早起き・朝ごはん」は、最も大切なのに……。 担当していたクラスに、朝ごはんが「コアラのマーチ」だった生徒がいた。 運動能力や理解力はあるのに、いつも「ぼうっと 」していた。たぶん彼は、「低血糖症」だったと思う。 空腹時にいきなり糖質の多い物を食べると、血糖値が急上昇する。するとインシュリンが

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          「了解です」は「言葉の乱れ」?

          上司や先輩に「ご苦労様です」ではなく「お疲れ様です」と、使い分けている人は多い。ところが…… 「了解です」ではなく、「承知しました」と答える人は少ない気がする。「了解です」と言う人の中には、「OKです」と答えるところを「ていねいに話している」と思っている人もいて、違和感が拭えない。 とはいえ…… 「言葉の変化」を、「言葉の乱れ」と嘆きたくはない。それでは「今どきの若い奴は」なんて、ぼやくオヤジと変わらない。そんなの、イヤだ。 かといって…… 「時代の流れ」や「環境の変化

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          「写真」を本の表紙にする

          表紙写真で「本の内容を表現する」Kindle作家は、珍しい。 写真家が表現したいモノと、作家が伝えたいモノを一致させる「作業」は、よほどハードルが高いのだろう。しかし、本の表紙を「写真」にする威力はスゴイと…… 再認識させてくれたのが、青山ブックセンター本店の神園さん。noteの記事で「本を通して知っておきたい日本の写真家50名」を紹介している。 どの写真も素晴らしいけど、やはり「この3人」の写真は別格。 ・荒木経惟(あらき のぶよし) ・土門拳(どもん けん) ・木村

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          いつまでもあると思うなAmazon「Unlimited」

          大事なので2回言います。後悔したくなければ忘れないで! ・いつまでもあると思うなAmazon「Unlimited」 ・いつまでもあると思うなAmazon「Unlimited」 Amazonのサブスクには色々なサービスがあるけど、ぼくはMusic UnlimitedとKindle Unlimitedに登録している。FMの音楽番組やネットラジオで耳にした新譜やアーティストを、検索してプレイリストに保存。あとからゆっくり聞く。そんな生活が日常になっている。 しかし、Music

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          売れる本の表紙には「共通点」がある!

          「売れる本の表紙デザインに法則はあるのか?」と、聞かれて興味のないKindle作家はいない。でも「法則」を探して具体的に調査する、そんな気の遠くなる作業をする人はいるのか? いるんですよ…… サンマーク出版が運営するnote記事!! ・編集者が「ビジネス書の年間ベストセラー10年分」を調査 ・表紙の「構成要素」を6つに分けて「分析」  ①表紙の色  ②文字の色  ③タイトルの文字数  ④タイトルの組み方  ⑤著者写真の有無  ⑥イラストの有無 ・6つの構成要素ごとに分析結果

          売れる本の表紙には「共通点」がある!

          あなたは自分の感情を「自覚していない」

          感情とは、その人がそのときに感じている気持ちだ。自分の気持ちを冷静に感じなければ、自分の感情は分からない。たとえば「怒り」を感じている自分を、冷静に「感じれ」ば「感情的」にはならない…… ・「あ、これってかなり怒ってるな」 ・「来た来た、けっこう来てるよ、この怒り」 ・「ちょっと、このままだとヤバいよ、キレそうだ」 「怒り」を感じている自分を、もうひとりの自分が、冷静に見ている。つまり、決して「感情的」にはなっていない。ところが、たいていは自分の感情を「自覚していない」。

          あなたは自分の感情を「自覚していない」

          ネガティブ感情の「役割」

          4大感情とは、喜び・恐れ・悲しみ・怒りの4つ。喜びは「ポジティブ感情」、それ以外は「ネガティブ感情」に分類される。しかしネガティブ感情は、「避けるべき感情」ではない。ネガティブ感情こそ「ポジティブ」にとらえたい。 そもそも感情に、「よい感情」と「悪い感情」の区別はない。配線や数学で「プラス」「マイナス」と言うとき、正誤や良否の判断がないのと同じだ。 感情とは、その人がそのとき「感じた」気持ち。人間はまず感じて(感情を持って)から、考える。「感じる→考える」なのであって「考

          ネガティブ感情の「役割」

          感情に「気づく」と、感情を「受け入れる」の違い

          「感情をコントロールする方法」は、ネット上でたくさん見つかる。 「コントロール」というと、催眠術のように「支配して操る」イメージがあるけれども、実際はそうじゃない。「感情のコントロール」とは、感情を理解して、「上手に」つき合っていく知恵と覚悟なのだ。 僕たちの行動や意思決定は、感情に左右されている。「上手に」つき合っていくためには、感情を理解しなければならない。 理解は、気づき(知る)から始まる。自分が感じている「気持ち」は、どんな「感情」に近いかを探る。そして、自分の感

          感情に「気づく」と、感情を「受け入れる」の違い

          自分の感情に「呑まれて」いませんか?

          ずっと「同じ感情」でいると、「感情にとらわれている」状態になる。「感情に呑まれている」のだ。「感情に呑まれる」のは気持ちが悪い。けれども、自分がその状態を選んでいる可能性が高い。 たとえば…… 「怒り」を感じない人はいない。「怒り」の感情は、戦ったり、危険をさけるためには、必要になるからだ。 しかし、いつまでも怒りの感情にとらわれて(引きずって)、垂れ流していたら、周りは迷惑するし、本人だって苦しい。 「怒り」の感情にとらわれているときは、「自分は悪くない、悪いのは相手

          自分の感情に「呑まれて」いませんか?