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ホントにほしいのは、自由やカネじゃなかった話

最近、僕よりも若い子で
地道に努力して、結果を出してくれた子がいた。

「アドバイスください!」

という感じで突っ込んできて、忙しい時期だったけど
応えてあげたいなと思って相談に乗った。

結果的に、小さな売上をゼロから
自分の力で生み出せたみたいだった。


僕は、コピーライターという仕事で
言ってみれば

「ずっと他人の商品を売ってる」

そういう人間だ。

コピーライティングを知らない人もいるけど
簡単に言えば「商品を売るための文章」の書き方。

で、なんかね。

コピーを教えてる人の中には

「自由に働けるよ、自由なライフスタイル」
「世界中、どこにいても稼げる」
「人を動かす、操るスキル」

みたいな怪しい話をして
人を集めてる人もいるんだよね。
(見るたびに、そういう事じゃねえだろと思う)

正直、僕も自由が好きで
だからコピーライターを始めたところはある。

でも、始めてから10年くらい経って
最近思う事がある。


コピーライターって
単なる人助けじゃね?


僕のところには「商品売ってほしい」
「これ、お願いしたい」という仲の良い友人が
定期的に訪れてくる(オンラインでの場合もあり)

「商品を売る事」なんか仕事にしてると
なかなか頭も使うし、精神力も半端なく使う。

だから正直、最初に思っていたよりも
自由とかより、かなり大変な仕事だななんて思うよ。


実際、僕が書いた文章を読んで
ものすごい人数の人が、ものすごい金額を
支払ってきた責任だってある。


だから、書けば書くほど
キャリアが長くなるほど、責任を持って
文章を書くようになっていった。


でね、商品を売るための文章を書いて
それに対して、次々に依頼がくるんだけど

「オレの存在価値って
 要は、カネを生む事なのか?」

とか、ムダな事が一瞬
頭をよぎった時なんかもあった。

ぶっちゃけ自分で商品を作って
売った方が、自分は儲かると思った事もある。


でも、、、

コピーライターの本質は
やっぱり、人助けだなぁと感じている。


僕に依頼をくれる人たちは
だいたい、会社の経営者たちだ。

僕より、ずっと若く
ずっと優秀で、ずっとイケメンな人が多い笑

で、彼らが僕に「売る事」を頼んでくれる。


正直、何年もずっと売る事や
売上の事を考えている生活なんて・・・

精神的に良いわけがない笑


でも、僕は割と心身ともに
健康体でいられていると思っている。

その理由は、どこかで僕の仕事が
人助けだと感じてきたからだろう。

良い商品を全力で、多くの人の手に渡るよう
考え抜いて、販売する仕事をしている。

受け取ったお客さんが幸せになれば
それは、何より僕ができる社会貢献だ。
(むしろ、それしかできないジレンマすらある)


そして、頼んでくる社長さんの後ろには
働いてくれてる社員の人たちもいる。

僕が文章を書いて、売上が上がる事で
生活が支えられている人も、大勢いる。

もちろん僕自身、売ることによって
自分の生活が支えられている。


小さい会社を経営していれば
売上っていうのは、本当に大事。

大きな会社でも同じだろうけど。


僕は小さい会社の仕事が多いから
社長さんから、社員の方まで
顔がはっきり見えている人がとても多い。

正直、忙しくなってきたら
断りたい仕事もあるくらいだけど
基本的に、知り合いのものは受けている。


それは、彼らの手助けになるし
もし売上に困っている時なら、助けたいなと
思っているのが、どこかにあるからだと思う。


今は、まだ少しの余裕があって
僕は、なにげに会社勤めでもあるので
安定している面もある。

だから、こんなトボけた事を
言っていられるのかもしれない。


だが、それはそれで世の中には
僕みたいな、ぬるい人間がいても
いいんじゃないかと思っている。


周りの若き経営者たちは
僕より、はるかにしっかりしてるしね。

マジで、すげぇや。

だから、僕みたいな、ぬるい人間がいて
ほっとする人が1人くらいいたら、それでいいか。


最初は、自分が自由になる事ばかり
考えてたけど、がむしゃらにやってみたら
10年経って、人助けしかしてないなと思ったって話。

で、人助けしてる方が気が楽で
結果的に、自分も幸せを感じられる気がするよ。

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