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リハビリ

先日、
仕事先で知人を見つけました。


年齢は現在は70代後半くらいの男性。
10年前くらいに、
山の会で一緒だった人です。

長く会ってませんでしたし、
マスクしてるし、
わたしと気づかないようでした。

話しかけたら、
ビックリしてました。

「お元気ですか?
私はちょっと病気して、
山の会もずっと抜けていたんですが、
昨年復帰したんです。
〇〇さんは、今は山は登ってないんですか?」


聞いたら、
なんと〇〇さん、 
6年前に大事故に遭ったそうです。

知人の車に乗ってたところ交通事故に遭い、
意識不明の重体でドクターヘリで千葉県の
某有名な大病院に搬送されたそうです。

しばらくはICUで意識不明状態。
複数の複雑骨折や内臓破損で数ヶ月にわたり
入院生活を送ってたそうです。

車椅子生活で、
まともに歩けるようにはならないと
医者から言われたそうです。

でも、
〇〇さん、普通に歩いてました!

なんでも、
リハビリテーション専門病院に入院して、
死ぬように辛いリハビリに励んだそうです。
現在も、
近くのジムのプールの中を歩くリハビリを
続けてるそうです。

医者から、
杖もなく歩けるようになったのは奇跡と
言われたそうです。

〇〇さんの話も、
なんだか感動しました。



スキーに行った時も、
怪我をして片足スキーで滑ってる人の
話を聞いて感動しました。

諦めず努力した人達の話に感動
することが、
続きました。


もちろん、
努力が全て報われないことは承知してます。


リハビリって、辛いんです。

脳卒中や事故などによる脳外傷、
低酸素脳症などで脳を損傷した人。

いわゆる高次脳機能障害をおった人も、
リハビリに励みます。

専門のリハビリテーション病院が全国にあります。
リハビリ専門の医師の言葉ですが、

高次脳機能障害のリハビリでは、

「あれがダメだ」
「これができない」


言い続けていたら、
何も始まらない。


まだまだできないことはたくさんあるけど、
ひとまず社会に戻ってみる。

そこで折り合いをつけていくことで、
さらに良くなったケースを多々目の当たりにするそうです。

障害がなくなったら仕事に戻り社会復帰をしよう。

ついついそう考えてしまいがちですが、
実はその順序が逆だと言われてます。


できないことに目を向け、
嘆き悲しむのではなく、
できることを一つでも多く見つけ、
実行し、その能力を伸ばすという視点。

これがリハビリに大切らしいです。


意識不明の重体が長く続いた〇〇さんとでは、
私など比較にもなりませんが、

わたしも、
ここ数年間はリハビリの年月でした。


最初の頃は、
脳もおバカになってましたし、
不眠も不安も強く、
それこそ近所のスーパーの食料品売り場を
一周歩くようなところから始めました。
恥ずかしながら、
小学生の漢字や計算ドリルもしてました。


汗をかくために、
スーパー銭湯にもよく通いました。

とにかく、
いいんじゃないかと思うことを、
できるレベルからなんでも始めました。

気持ちの問題も大切と思います。

嘆き悲しんだり、
精神医療や精神科医を必要以上に憎んだり、
ネガティブな気持ちは、
必ず心身を悪化させます。


なるべくいい精神状態にいれるよう工夫しました。

あまり外出ができない頃は、
映画やドラマや読書や音楽を聴いたり、
精神をリラックスできるよう努めました。

映画なんかはとても良かったと思います。
ひたすら、
ラブコメやラブロマンス、コメディなど
明るく楽しい映画を観てました。


綺麗事ではなく、
ネガティブな意識を排除するのは自分のため
なんです。

一時期は、
精神疾患の人や減薬断薬コミュニティにも
参加してみましたが、

ひたすら病みネガティブコメントしあう場には
回復はない
と思いました。

一時期参加して経験してみるのは
悪いことではないと思います。

ただ、
わたしの知ってる人だけでも、
回復していくような人は、 
そういう場からは抜けます。

ネガティブなオーラの中に属していては、
自分のためにならない

と、
本能的に察知するからだと思います。


ちなみに、
向精神薬は脳にダメージは与えますし、
後遺症も残ると思います。

というより、
後遺症残って当然の薬なんです。

内海聡医師も、
ある程度の期間、ある程度の量の向精神薬を飲んでた人は、
断薬しても元通りに回復することはない

断言してます。
(個人的には加齢してることも原因かなぁと
思ってます)

それでも、
脳卒中や外傷で脳に損傷を負った人、
低酸素脳症で、
脳の細胞の多くが死滅した人。

こういうケースと比較したら、
比べ物になりません。

比較することが失礼なくらいです。

自分よりもっと辛い病気の人達はたくさんいる。
悲惨な事故で脳に損傷を負った人もいる。

そういう比較で自分を奮い立たせるのが
正しいかどうかはわかりませんが、

わたしはよくそう考えてました。


自分の足で歩けて、
手も動く。
言葉も話せる。
目にもいろんな症状が出ましたが、
失明したわけじゃない。
字も読めるし理解できる。


感謝しなくてはいけない。

そう言い聞かせてきました。

ところで
「感謝」の気持ちをもつって、
とっても大切
なことらしいですね。

わたしは
「感謝」の気持ちが足りないと、
ずっと親や家族から言われてきました。

「感謝」の気持ちを、
常に意識して忘れないよう努めます。

ネガティブな気持ち
攻撃的な言葉を吐く
他人を批判したり攻撃する
他人を妬み嫉妬する
汚い乱暴な言葉を吐く

こういう負の気持ちや行動は、
別に綺麗事で良くないというわけでもないし、
他人に嫌な気持ちを与えるから
避けた方がいいのではなく、

自分自身のために避けた方が
賢明なんです。

全部、
自分に戻ってきますから。


脳って単純らしいです、
ネガティブだったり負なことを考えてたら、
その通りになるらしいです。


話が逸れましたが、リハビリです!!

リハビリの医師が言ってるように、

もっと元気になったら、
完璧に近く回復したら社会復帰しよう!

ではなくて、
ある程度の段階で無理してでも、
社会復帰したり、日常生活に戻ったり
それをリハビリにしよう!

わたしはその作戦がすごく功を成したと
思ってます。

年齢的な焦りもありましたけど。

あと数年経ってたら、
もうわたしの年齢では、
いい仕事に就けませんから。

遊びもリハビリです!笑




リハビリおじいちゃん




筋トレと同じで、
リハビリもどんどん負荷をあげてきてます!




今度の日曜も、
雪山行こうと思ってます。



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