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映画感想

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新旧問わず、映画館で観た映画の感想を書いています。 あくまでも個人の主観なので悪しからず。
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2019年12月の記事一覧

2019年は映画に費やした1年でした



今年は映画の多い一年を送ってきました。
新作だけで220本(旧作含めたら278本)。
写真は今年の半券たち。

全部感想を書いたので、220本分書いたことになるね。
(文章力なくて嫌になるけどw)

まわりからは映画ばかり観ていると思われているだろう。
でも、よくよく考えると、実はそうでもないことがわかった。

2019年に日本で公開された映画は全部で1,279本(ウィキ調べ)。
そのうち、僕

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大ハズレだった『燃えよスーリヤ!!』

2019年公開映画220本中205位。

泣いても笑ってもこれが最後、今年の映画納め作品。
やっぱり〆はインド映画がよくて、
ずっとこれで最後にしようと思ってた。

待望のボリウッド映画と言うことで期待していったのだけれど、、
最後の最後でハズレくじ引いてしまった。。。
インド映画って大体面白くて好きだったんだけど、これは大ハズレ。。。

無痛症で痛みを一切感じない
主人公スーリヤ(アビマニュ・ダ

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板挟みの脚本家の苦悩が面白い『テルアビブ・オン・ファイア』

2019年公開映画219本中91位。

ルクセンブルク、フランス、イスラエル、ベルギーの合作という
これまた珍しい映画。

とある脚本家の苦悩を描いた作品なんだけど、
設定が秀逸で、全体的にコメディなので普通に笑えるし面白い。

パレスチナ人の青年サラーム(カイス・ナシェフ)は、
叔父がプロデューサーを務める人気ドラマ『テルアビブ・オン・ファイア』
のヘブライ語の言語指導として働いている。

ある

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オリジナル版を観た人でも楽しめる『THE UPSIDE/最強のふたり』

2019年公開映画218本中80位。

2011年公開のフランス映画『最強のふたり』のリメイクです。

事故により首から下が麻痺した
大富豪フィリップ(ブライアン・クランストン)と、
失業中の黒人デル(ケヴィン・ハート)の友情を描いた実話ベースの話。

穏やかで知的なフィリップと強引でガサツなデルという凸凹コンビが、
お互いに影響を与え合って変化していくヒューマンドラマ。

基本的な流れはオリジナ

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イギリスのリアルな労働環境と家族が崩壊していく様を描いた『家族を想うとき』

2019年公開映画217本中39位。

これは、、、観るのが辛い映画です。。。
救われなさすぎて、心が痛かった。。。

タイトルからして感動系かと思ったんだけど、
全然感動しない。
ただげんなりするだけです。
しかも、ホラーやスプラッターといった類いじゃなくて、
ドキュメンタリーに近い感じなんだよね。

ただただリアルなイギリスの労働環境と、
それによってひとつの家族が壊れていく過程を
まざまざと

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バスケを通じて障害者との交流を描いたヒューマンドラマ『だれもが愛しいチャンピオン』

2019年公開映画216本中47位。

珍しくスペインの映画何だけど、、、
クッソ泣けるわ、、、これ。・゜・(ノД`)・゜・。
2018年のスペイン国内での年間興行収入第1位なのも頷けます。。。

ハンディキャップを持った人たちのバスケ映画で、
もうその時点で泣かせる気まんまんだろ!って思うんだけど、
そこには『スラムダンク』にも勝るとも劣らない人間ドラマがあって、
すごくいい映画でした。

主人

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【ネタバレあり】『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のツッコミどころ

最初に言っておきます。
この文章には壮大なネタバレが含まれているので、
閲覧は自己責任でお願いします。
じゃあ書くなよって話なんだけど、
誰かと分かち合いたい気持ちもあり。。。

本日、3回目観てきました。
3回目のアッセンブル。
4DXで。
このシリーズ、4DXと相性いいよね。
で、3回観ても42年の長きにわたるサーガの終わりとして、
僕はいい作品だと思った。

思ったんだけど、、、とにかくツッ

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人間性の無駄遣いだった『テッド・バンディ』

2019年公開映画215本中88位。

「人間性の無駄遣い」。
そのたった一言のセリフがとても印象的な映画だった。

これはテッド・バンディという実在した連続殺人犯の話なのだけど、
最後まで本当に彼の犯行なのかどうかがわからなくなってしまうのが
面白いところである。

もちろん実際に起こったことだから、
彼が犯人であることは間違いないのだけど、
「殺人を犯すようには見えず」、
「本人は一貫して無実

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2回目観たらやっぱり面白かった『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

2回目のアッセンブルです(笑)
今回はIMAXレーザーで鑑賞してきました。

観終わった後に感じたのは、
「あれ、やっぱりこれ面白いじゃん」って。
正直1回目よりよかったなと思った。
なので、鑑賞した2019年公開映画213本中9位だったのを7位にします(笑)
(異例の格上げwww)

いやー、1回目観たときはね、僕の中で、いや僕だからこそ、
超絶ツッコミたくなるところがあって、
どうしてもそこが

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ロッククライミング・パニック・サバイバル映画『EXIT』

2019年公開映画214本中80位。

ロッククライミングのパニック映画とでも言うべきか。
高所恐怖症の人にはなかなか心臓に悪い映画かもしれないww

韓国のとある都心部に突如原因不明の有毒ガスが撒き散らされる。
吸うと呼吸困難と皮膚の炎症が起き、
命の危険もあるということで、街中は大パニックに。
徐々に上昇してくるガスから逃げるため、
主人公とヒロインは山岳部での経験を生かして、
高層ビルを命綱

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42年のサーガの終幕にふさわしい『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

2019年公開映画213本中9位。

1977年に公開された第1作目から実に42年。
ついに、スカイウォーカー家の物語が幕を閉じました。
ああ、これですべて終わってしまったのかという寂しさだけが残ります。

が、そのラストを飾るにふさわしい内容でした。
レイの出生の秘密やカイロ・レンとの戦いの行く末など、
これまで誰もが気になっていたところがすべて明かされてます。

さらに、今回はランド・カルリジ

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主人公がタイトルの人ではない『ジョン・デロリアン』

2019年公開映画212本中152位。

あの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出てきたタイムマシン、
「デロリアン」を作ったジョン・デロリアンの伝記的映画。

なんだけど、彼は主人公じゃないっていう(笑)
邦題の付け方www

本当の主人公はその隣人である
ジム・ホフマン(ジェイソン・サダイキス)です。
元々彼は麻薬の密売をしていたところをFBIに取り押さえられ、
逮捕しない代わりにもっと大物

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映画の歴史にロマンを感じる『カツベン!』

2019年公開映画211本中94位。

映画が好きな人は好きそうな映画です。
映画の歴史を垣間見ることができるからね。

舞台は今から100年前、大正時代の日本。
まだ映画が活動写真と呼ばれ、音がなかった頃。
映画の内容を解説する専任の解説者として、
「活動弁士」なる人たちがいたのです。
本作は、そんな“活弁(かつべん)”を扱った映画。

主人公は、幼い頃から活動弁士になることを夢見ていた
染谷俊

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まさかのゾンビ×推理モノのジャンルミックスだった『屍人荘の殺人』

2019年公開映画210本中126位。

どんな推理映画かと思いきや、まさかのゾンビ映画でした。
ゾンビ x 推理モノ。

フェス研というサークルの合宿に訪れた
2人のホームズと1人のワトソンが、
ウィルスによってゾンビに変貌したフェスの客たちに抵抗しながら、
寝泊りするペンションで起きた殺人事件を解決していくというもの。

基本的にはコメディタッチなんだけど、
殺人事件については、勘のいい人なら

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