国境を越えるブロックチェーン通信ネットワークとは?
通信業界でもブロックチェーンの活用の波は徐々に広がりつつあります。
その中でも注目トピックを紹介します。
会計ファーム大手KPMGはソフトウェア企業のTOMIA、Microsoftとブロックチェーン企業R3と協力して通信決済システムの開発を進めています。
ブロックチェーンの実証実験を通じて今後モバイル通信で決済する際に発生するネットワーク回線の問題を解決することが狙いです。
決済の際には、登録者情報、契約、データ量をブロックチェーン上に書き込み、決済の承認を行う仕組みを提供します。
MarketsandMarketsのレポートでブロックチェーンを活用した通信のマーケットは2023年までに大きく成長が見込まれると発表しています。
全世界では2017年には約2800万ドルで、2023年には約9億9400万ドルまで拡大するという試算です。
年率では84.4%の成長でコンソーシアムの発展系や、ビジネス利用、実証実験の拡大などが大きく後押しする流れです。
インドの通信業界ではブロックチェーン技術を商業利用目的(UCC) での活用やスパムメッセージ対策として導入を検討しています。
インド電気通信規制庁はモバイル番号ポータビリティなどに伴い導入の可能性を探っています。
レグテックの文脈から迷惑電話などを防止することも検討に上がっており、より安全な通信ネットワークの提供を一つのきっかけにしたい流れです。
通信業界が集まったITW Global Leaders' Forumでは商業用の決済インフラの構築をブロックチェーン技術で進める取り組みをスタートしています。
Communications Blockchain Network (CBN)と呼ばれるネットワークは許可制のネットワークと許可が必要ないネットワークを組み合わせた新しい形を提供する予定です。
ネットワーク内にはパブリックとプライベートのブロックチェーン技術双方の企業が参画し、新しいフレームワークの構築を行います。
通信分野では国境を越えた取り組みが進みつつあるので、今後のアップデートにも注目です。
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