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【東証P:3101:繊維製品】東洋紡株式会社

東洋紡株式会社(本社:大阪市北区)【東証P:3101:繊維製品】


・東洋紡を簡単に説明!

新一万円札の渋沢栄一が大阪市西区に出資した、『大阪紡績会社』が前身の会社である。その後、合併を繰り返し、大阪を代表する繊維会社の一角である東洋紡株式会社となった。
現在は、液晶やコンデンサー向けフィルムなどを手がける。

本社は近年、大阪梅田ツインタワーズ・サウスに移転した。

・M&Aでグローバル販売網と製造拠点を獲得

繊維不況という長く険しい茨の道を抜け、繊維からケミカル、そしてライフサイエンスへと軸足を移しながら着実に地歩を固めてきた東洋紡。
その自己変革の結実を国内外に強く印象づけたのが、2013年8月に公表された、スペイン・カタルーニャ州の診断薬・診断機器製造販売会社、スピンリアクトの買収だった。
ではなぜ、東洋紡はカタルーニャ州の企業を買収先に選んだのか。
そこには極めて理に適った目的があった。
優秀な人材と、世界各国に存在する販売網である。

買収したスピンリアクトは1975年設立の会社だが、診断薬の製造・販売と診断機器の販売を主業務としており、東洋紡との相性がよい。

・東洋紡の中期計画書

東洋紡は未来の成長事業を環境・機能材事業と定めた。
特殊な用途に対応した高付加価値製品を提供し、収益性を向上させる。
また、境に配慮した素材の開発に注力しており、リサイクル可能な素材や生分解性素材を利用することで、環境負荷を低減している。

フィルム事業よりも環境・機能材が主力事業になると見込んでいる。

・悪い業績!しかし、逆張り狙いで株の買い時を狙うべきか。

東洋紡の最新の決算発表によると、今期の経常利益は前年同期比で大幅に減少しています。具体的には、2024年3月期第2四半期の連結経常利益が前年同期比で約84.6%減少している。
原材料費の高騰・海外市場(主に中国市場)の低迷・為替変動・が理由だ。
しかし東洋紡も継続的な技術革新により、他社との差別化を図り、先進的な製品開発を行っている。株価も下がりに下がっていることを加味すると、逆張り狙いで買い時も近いだろう。

★7月7日現在 : 1042円 ★目標株価 : 1140円 
★損切りライン: 1000円 ★保有期間:3カ月


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