【超解説付き】「MB理論」実践編!ファッキンコロナTシャツ&キャップ縛りでコーディネートを作ってみた!【元MBLABO会員の挑戦】
こんにちは、ユニクロ好きの元MBLABO会員のまーくと申します。
このnoteでは、ファッションブロガー・YoutuberのMB氏が主催するオンラインサロン『MBLABO』について、元ラボ会員の視点から情報発信を行っています。
さて、前回の記事で「ドレスとカジュアルのバランス」や「MB理論」との付き合い方についてお話ししました。
それならば、今回は「MB理論実践編」ということで、私が実際にどのようにしてコーディネートを組み立てているのか、というところについて、”超”解説付きで、普段はわざわざ書かないことまで含めて説明をしてみたいと思います。
先に謝っておきますが、「TPO」が大事と上の記事で散々言っていましたが、今回は「TPO」はとりあえず「無視」して「とあるアイテム」をベースとして、「MB理論」を使ってコーディネートを組み立てました。
・・・ほら、「着たい服」を着るためにコーディネートを考えるというのも重要ですから、ね?(言い訳)
というわけで、今回使うアイテムは、こちらです!
MBさんがチャリティーのために作った「ファッキンコロナTシャツ&キャップ」です!
アイテムの詳しい概要はこちらからどうぞ。
私は今回、Tシャツはややビッグサイズで「黒のLサイズ」を、キャップは「白」を購入させてもらいました。
ということで、それならばせっかくなので、この2つを”一緒に”使って、「MB理論」で着こなしてみようじゃないか、という、そういうちょっと無茶ぶりな企画でございます。
自分でやってみて思いましたが、Tシャツとキャップって、普通あんまり一緒にしないよな・・・。
例によって、この記事も6000字を超える大ボリュームになってしまいました。解説文が長いのと画像がたくさん入るので、さっさと行きたいと思います。
それでは、どうぞ。
・まずは、簡単にアイテムの分析
最初に、今回使う2点のアイテムについて簡単に分析しておきましょう。
「Tシャツ」は黒色ベースで白字のロゴが入っています。色がほぼ黒なのでドレスライクな要素もありますが、基本的には「カジュアル」なアイテムです。
「キャップ」は反対に白色ベースで黒字のロゴが入っています。白もモノトーンであり、色としてはドレスライクな要素があります。しかしやはりキャップなので「カジュアル」なアイテムです。
両方とも、色が「白黒のモノトーン」でありドレス要素を含んでいるカジュアルアイテムだといえるでしょう。MBさんの言葉を借りるのであれば「カジュアル寄りのハイブリッドアイテム」になります。
MBさんもそこら辺は考えられていて、ある程度簡単にバランスがとりやすいようなアイテムのデザインになっています。さすがです。
それでは、早速実際にコーディネートを組んでいってみましょう。
本来であれば、まず頭の中で「ドレスとカジュアルのバランス」をある程度整えてからコーディネートを作り始めますが、あえてここではわかりやすくするために「カジュアル100%」に近い状態から始めてみましょう。
・ベース:なんかアメカジっぽいスタイル
Tシャツにキャップにジーンズにスニーカーって・・・休日のお父さんとかでよくいません? こういうスタイルの人。デニムがもっと太くてダボっとしてれば、確実に「アメカジのお父さん」ですよ、これ。
それでは、考えるまでもなく「カジュアル」だとわかるこのコーディネートですが、詳細に分析してみましょう。
ややこしい話になると思うので、読むのがめんどくさいと思う人は、次のコーディネートまで飛ばしてください。
基本的に、「ドレス」と「カジュアル」のバランスを決める要素は以下の3点を意識すれば大丈夫です。
①デザイン
②色・素材
③シルエット
では、まずは上のコーディネートに使われているアイテムの「デザイン」に着目してみましょう。
頭から、キャップ、Tシャツ、デニム、スニーカー、となっていて、すべてスーツでは使わないもの、すなわち「カジュアル」なアイテムです。
では、次に「色・素材」に注目してみましょう。
パンツが青系のデニムですが、他のアイテムはザックリ言うとキャップは白、Tシャツは黒、スニーカーは白、で「モノトーン」なので、「モノトーン+1色」の状態が出来上がっています。
これは、MBさんが言う「大人っぽく見せる」色使いに当てはまります。つまり、色使いは「ややドレス寄り」と言えるでしょう。
素材については写真では説明が難しいので今回は省略します。
そして3つ目、「シルエット」を見てみましょう。
若干判断が難しいところですが、私の見解としては、Tシャツがビッグサイズでデニムがスキニーなので、上半身が大きく下半身が細い「Yラインシルエット」に該当すると思います。
キャップによる「視線誘導」や「足首の露出」も「Yライン」の形成をサポートしていると思います。
「A・I・Yラインシルエット」は体型をきれいに見せる効果があるので、これらのシルエットを作ることができれば「大人っぽい」コーディネートに近づけることができます。
つまり、以上のことをまとめると、「ベース」としたこのコーディネートは「カジュアル100%」のつもりで作りましたが、実際には「モノトーン+1色」や「Yラインシルエット」という「ドレス要素」を少しですがすでに含んでいる、ということがわかります。
すなわち、だいたい「ドレス:カジュアル=2:8」くらいのイメージになるでしょうか。
これはあくまで、このコーディネートを細かく分析すればこうなる、という例としてここまで分析しましたが、毎度毎度、作ったコーディネートすべてに対してここまで細かい分析はいらないと思います。慣れてくればある程度は感覚で分かるようになります。
そんなわけで、説明が長くなってしまいましたが、このコーディネートが「カジュアル多め」ということがわかったので、次にここに「ドレス要素」を足していきます。
わかりやすい例でいくと「テーラードジャケット」を羽織ることでしょうか。実際に着てみましょう。
コーデ① ジャケットを羽織る
どうでしょうか。先ほどの「ベース」にただ「ジャケット」を羽織っただけです。これだけでもずいぶん「オシャレ」になったと思いませんか?
正直、私ならばこれはこれで「完成!」としてもいいと思います。このままちょっとしたデートに行っても問題なさそうな服装ではないでしょうか。
ただ、一つ今の「この時期」だということを考慮すると明らかな欠点があります。どう考えても、もうジャケットは「暑い」です。
一応、「袖捲り」をして季節感を出してみましたが、実際にこれを着るとなると、気温が高くなってきた6月に入ろうとしている今の時期では、正直厳しいかな、と思います。
「ドレスとカジュアルのバランス」は悪くないと思いますが、これでは「季節感」や「TPO」に合わない服装になってしまっています。
それならば、次は「ベース」からパンツを変えてみましょう。
カジュアルなデニムをやめて、ドレスなスラックスと置き換えてみましょう。
コーデ② パンツをデニムからスラックスに変える
というわけで、パンツを黒のスラックスに変えてみました。どうでしょうか。けっこう悪くないんじゃないでしょうか?
私なら「もうこれでええやん」と思ってこれで1つ「完成」にします。何気に先走ってブレスレットまで装着しちゃってます。
シルエットは上下細身の「Iラインシルエット」に近く、色もほぼ「黒と白のモノトーン」になっており、ベースと比べれば、かなり大人っぽいコーディネートになったと思います。
先ほどのジャケットのコーデと違って、季節感も問題ありません。黒の面積が多くちょっと地味かもしれない、といったくらいでしょうか。
とりあえず、これはこれで1つコーディネートが完成した、ということにしましょう。
では、次に別パターンを作ってみましょう。
一度「ベース」に戻って、今度はパンツではなく、靴をスニーカーから別のドレスライクなものに変えてみましょう。
もはや好みのレベルだと思ったので、「革靴」「レザースリッポン」「エスパドリーユ」の3点にそれぞれ変えてみたパターンを一気に載せちゃいます。
コーデ③ スニーカーをドレスライクな靴に変える
左から、紐付きの革靴(チロリアンシューズ)、レザースリッポン、エスパドリーユに変えた写真を載せています。
靴を白スニーカーから黒のドレスライクな靴に変えたことで、だいぶ大人っぽい印象に変わったのではないでしょうか。
細かい話をすれば「ドレスとカジュアルのバランス」としては、左寄りになるほどドレスライクになると思いますが、極端に違いがあるか、と言われるとそこまでではないかな、と思います。
ただ、やはり「季節感」の問題があり、重厚な「チロリアンシューズ」は夏にはちょっと暑苦しいかな、という印象があります。
無難に行くならレザースリッポンかエスパドリーユを選ぶのがいいかな、と個人的は思います。チロリアンシューズでも、デニムをロールアップして軽さを出す、という方法でもいいかもしれません。
ここら辺は、好みやTPOで選んでもいいかな、と思います。
ただ、私の個人的な好みの話になりますがスキニーデニムとスリッポンやエスパドリーユのような組み合わせは、どうも「レディースライク」に見えてしまう”節”があります。
私自身は、がっしりした体型の30歳も過ぎた見るからに”男”の体格なので、「レディースっぽい」服装はなるべく避けたいかな、というのが心情です。細身で似合う人は全然着ても構わないと思いますよ。
そこで、ちょっとイメージを「レディース」から外すために、ここからさらにパンツをスラックスに変えてみます。
コーデ④ パンツをスラックスに変える⇒靴をスニーカーに変える
スペースの都合でどどっと一気に写真を載せてしまいますが、1番左が先ほどのコーデ③からパンツをスラックスに変えたものです。パンツがデニムからスラックスに変わったことによって、「ドレスライク」な印象が強まりました。
しかし、これだとトップスから靴まですべて真っ黒になってしまって、地味な印象になってしまうと思い、2枚目でインナーに白の「ロングタンクトップ」を入れました。これによって腰の部分に「白」が入って、地味な印象は少しなくなります。
このままでもよかったかもしれませんが、これでもまだ黒の面積が多いように感じたので、3枚目で靴をソールが白になっている黒スニーカーに変更しました。
アッパーが「黒」でソールが「白」のスニーカーは、「黒のパンツ」と合わせると足の境界線がわかりにくく脚長効果はキープされているのに、ソールの「白」のおかげでスニーカーのカジュアル感が出せるというメリットがあります。
コーディネート全体を見てみると、色が「黒」と「白」だけで構成されてるので、使っているアイテムは別々のものですが、「統一感」が出て完成度の高いコーディネートになったと思います。
ここでこのコーディネートは「完成」としても充分なのですが、私自身にある「思い付き」ができたので、それを最後に実行しました。
コーデ⑤ パンツをスポーティなナイロンパンツに変える
もはや写真で見ても違いがほとんどわからないレベルの話ですが、パンツをスポーティなナイロン素材のパンツに変更しました。
左の写真は先ほどのスラックスを履いていた時のもので、真ん中がナイロンパンツに履き替えたもの、右がそこに手首にブレスレットをつけて「完成」としたコーディネートになります。
はっきり言って、これはもはや「好み」や「こだわり」の領域なのですが、パンツをスポーティなナイロン素材のものに変えることにより、より「スポーツミックス」感を出そうと思って、このようなチョイスになりました。
使っている「スラックス」も「ナイロンパンツ」もどちらも「黒の細身」なので、入れ替えたところで「ドレスとカジュアルのバランス」には大きな影響を及ぼしません。たとえばこれを「黒スキニー」に置き換えても問題ないでしょう。
ですが、「スニーカー」や「キャップ」という「スポーツ」に由来するアイテムを多く使っているので、そこにテイストを合わせる形で「ナイロンパンツ」を選んだほうがいいのではないかな、と考えました。
過剰にやりすぎると本当の「ランニング着」や「スポーツウエア」になりかねないので注意が必要ですが、まあこれくらいなら大丈夫でしょう。
改めて出来上がったコーディネートを分析すると、アイテム自体はキャップやスニーカーなど「カジュアル」なアイテムばかりですが色が「黒」と「白」の「モノトーン」で構成されており、しかもその色がアイテムのあちこちに散りばめられているため、「地味」にも見えません。
さらに下半身が細身でシルエットも整えられているので、決して子供っぽくは見えないと思います。
ここまで色々試行錯誤してきましたが、個人的には、この中で1番完成度の高いコーディネートを作れたと思います。
ということで、私自身は満足できたので、一旦、今回のコーディネート企画はここまでとしたいと思います。
感想:Tシャツとキャップの組み合わせは難しい!
いかがでしたでしょうか。このような拙い説明で参考になりましたでしょうか。
正直、「モノトーン」とはいえ、「Tシャツ」と「キャップ」というカジュアルアイテム同士の組み合わせだったので、バリエーションを作るのに難儀しました。
これが春や秋用のコーデならば、「アウター」を使って印象を変えることはいくらでもできるのですが、何せこれから夏なので、使えるアイテム数が限られてしまうので「難しい」の一言です。
また記事の分量の都合で今回紹介していないコーデもいっぱいあるので、それもまた後々まとめて「ボツネタ」として記事にしようかな、とは考えています。
正直に言ってしまうと、このコロナTシャツとキャップは別々で使う方が使いやすいかな、と自分でこの企画に挑戦してみて、改めて思いました。
ただ、今回の記事の説明を見てもらえれば、どんなアイテムでも、一つのコーディネートを起点としていくつかバリエーションを作ることはそんなに難しくないということがわかってもらえるかと思うので、よければ参考にしてみてください。
ポイントとしては、ある程度「ドレスとカジュアルのバランス」が取れたコーディネートを作っておいて、そこから「ドレス要素」や「カジュアル要素」を足し算引き算してバランス調整する、ということを意識するといいと思います。
もし他の例も見てみたい、ということであれば、前回の「上下黒」縛りで行ったコーディネート企画もありますので、そちらも確認してみてください。こっちも10コーデ以上作ったので、ぜひ見てみてもらえると嬉しいです。
それでは、今回の記事は以上となります。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。
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