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野生動物にとっての幸せ~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.449 2023.2.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第52弾です。

そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号の特集は、「街にやってくる野生動物」です。


「野生動物は減少し、絶滅の危機に瀕している」というのは誤解だというのが、衝撃でした。もちろんヤンバルクイナとかアマミノクロウサギとかは別ですが、例えばニホンジカとかイノシシに関しては話が違うそう。1979年と2004年で比較すると、「全国のニホンジカの生息区画数は1.7倍に、イノシシは1.3倍に広がっていた」とのこと。確かに住宅地にある我が家にすら、ハクビシンが出現し、金魚が食べられたりしていますものね。

その原因の1つが、スプロール現象。「”郊外”と呼ばれる都市空間が計画性もなく散漫に広が」ることです。ちなみにスプロール(sprawl)とは、「手足を伸ばす、(植物などが)伸び放題になる、(都市などが)無計画に広がる」といった意味です。

「自然の中で暮らすことが野生動物にとっては一番の幸せであり、人間は関与しすぎてはいけない」という羽澄俊裕さんの指摘に頷かされました。


びっくりしたのは、中村萌さんの作品。写真を見て、勝手に20センチくらいの高さの作品かと思っていたのですが、キャプションに書かれたサイズを見たら、小さくて153センチ、最大のものは238cmもありました。「木を彫る感覚は、私にとっては絵を描く感覚とほとんど同じ。大きいチェーンソーを使う時は大きなハケで面を塗るような感じですし、ノミで彫る作業は筆の筆致を生かしてキャンバスに描いていく感覚です」という中村さんの言葉が印象的でした。
中村さんの作品は、以下のご自身のサイトで見ることができます。


「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。


見出し画像は、今号が入っていた封筒に貼られていたシールです。「小商い」で発送作業をしてくださった金子さん、いつもありがとうございます!



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