7. ショウを創る|テーマとコンセプトのお話
Moromi Works™️
1|一言で言える "何か" を決める
ショウを創ると言っても、様々なショウが存在する。
まず、どのようなショウを創るのか、テーマを立てる。
大雑把で良い。まず決めてみる。
ショウテーマをとりあえずでも立ててみることで、ショウづくりが具体的に動き出す。
[例]
(1)海賊
(2)時代劇
(3)幻想的
(4)エンターテイメント など
次に、もう少し具体的に考える。
ポイントは、「観終わった後に "[テーマ]なショウだったね" と言葉がでる」を目指すこと。
その為に必要な内容や構成を、考え、まとめていくとよい。
2|コンセプトを決める
テーマが決まったら、次にコンセプトだ。
コンセプトとは何か?
一言でいうと「判断基準」になるもの。
テーマを実現する為の方向性が、コンセプトによって具体的に定まる。
コンセプトが様々なことを決める時の理由にするとよい。
ミーティングをしたり、多くの人と考えたりしていると、どうしても一時の思いつきやその時の「なんとなく」に流されてしまうことがある。
毎回、コンセプトに立ち返って考えるようにするとよい。
コンセプトは客観性を保つための指針となる。
「なんとなく」や「その時の感情」などで揺れなくなる。
「THE FOCUS」(設立2019年/静岡県浜松市/一般団体)の実例を紹介する。
2021年までのコンセプトは[元気×共感]だった。
2022年からは一つ加えて、[元気×共感×エレガンス]にした。
どのように変化するか、お楽しみに。
3|必要に応じて修正する
コンセプトはショウ制作の方向性を規定する。
安易に変えると、方向性が定まらなくなる。
チームカラーやメンバーの雰囲気、意向なども踏まえながら、納得感をもって決めるといい。
"絶対に変えてはいけない"というものでもない。
その時の状況や、目的に応じて、必要があれば再考する。
ここで重要なのは、チームディレクターとショウディレクターの意思が通っていることだ。
一年のシーズンをチーム全体で創る方向性を規定する、極めて重要なものであることをよく理解し、合意形成を図らなくてはならない。
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[Moromi Works™️]
Show Design and Coordinate / Music Arrangement / Drill DesignRehearsal Design / Marching Consultant
沖縄県出身 / 東京在住
好きな食べもの:沖縄そば / タコライス
Blue Devilsに所属
大会審査員や多数団体にショウ制作や指導などの活動を行なっている。Mail:moromi.works@gmail.com
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