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【そんなに気になることかね】ねぇねぇ、ぴえんってなに(๑╹ω╹๑ )???
ある日、夫が聞いてきた。
「ねぇねぇ、ぴえんってなに(๑╹ω╹๑ )?」
生まれてこの方日本社会に生きてきて、ぴえんを知らないだと・・・っ?!?!?!?
「え、しらんの?」
「ううん知ってる(๑╹ω╹๑ )」
知ってるやん。
「いやわかってるやん」
「違う違う(๑╹ω╹๑ )
ぴえんってさ、どんなレベル(๑╹ω╹๑ )?」
こっちが聞きたい、レベルとは?
「え、なにレベルって」
「ほら、こう、悲しさのレベル(๑╹ω╹๑ )
号泣のレベルみたいな感じ(๑╹ω╹๑ )?」
・・・そこ気になるんだ。
「あ、え?あ、そういうレベル?」
「そうそう(๑╹ω╹๑ )よくまにょちゃんぴえんって言うじゃん(๑╹ω╹๑ )」
「あ〜・・・いや号泣まではいかん、こうもっと、フランクなやつ」
「あ、号泣じゃないんだ(๑╹ω╹๑ )」
「いやだってお葬式とかでぴえんとか言うたらやばいやん、不謹慎すぎるやん」
「確かに(๑╹ω╹๑ )クスクス
じゃあどのレベル(๑╹ω╹๑ )?」
なんだぴえんの使い方をマスターしたいのか?
「う〜〜〜ん、号泣よりもっと手前。こう、泣くほどじゃないけど、ツラァみたいなさ。」
「うんうん(๑╹ω╹๑ )ニコニコ」
「ほら・・・ほら、うちこの前転職で入りたい会社あったけど面接さえ受けれんかったやん、あれぴえん。」
「あ、結構悲しめだ(๑╹ω╹๑ )」
あっ・・・いや・・・・そんな悲しめレベルは高くはなくて・・・っ
「いやいや、もっとフランクに使えるよ。
ほら、うーん・・・なんか例えば、ソフトクリームを買いました。でも日差しですぐ溶けてて手が汚れました。ぴえん。みたいなさ。」
「あーなるほど(๑╹ω╹๑ )
まぁ結局は悲しいってことだ(๑╹ω╹๑ )」
え、それでまとめていいんだ。
あ、悲しいのレベルを知りたいと思ってたんやけど、結局は悲しい時に使うっていう事実がわかればそれでいいんや、なんやったんやさっきまでの会話は。
その日以降、夫はやたらとぴえんを多用するようになった。
「キャベツ腐らせちゃった・・・」
「えぇ(๑╹ω╹๑ )ぴえん(๑╹ω╹๑ )??」
「揚げ物失敗した・・・」
「えぇ(๑╹ω╹๑ )それはぴえん(๑╹ω╹๑ )??」
「暑いなぁ・・・」
「ぴえん(๑╹ω╹๑ )」
いつも嬉しそうにぴえんを使うものだから、こっちまで笑ってしまう。そんなにはまってもらえたぴえん側も嬉しいよきっと。
「まにょちゃん(๑╹ω╹๑ )家の鍵落としちゃったかも(๑╹ω╹๑ )」
「え!!!!!!まじ?!?!?!?!?!?!」
「ぴえ〜〜〜〜〜〜〜〜ん(๑╹ω╹๑ )!!!!!!!」
それはぴえんではすまんもうちょっと悲しもう。
「ねぇねぇでもまにょちゃん(๑╹ω╹๑ )」
「ん?」
「前まにょちゃん面接さえ受けれなくてぴえんって言ってたじゃん(๑╹ω╹๑ )」
「うん、あれはぴえんやった」
「それさ、そんなにぴえんしなくていいよ(๑╹ω╹๑ )」
「なんで?」
「別にそんな急いで職場探すことないじゃん(๑╹ω╹๑ )こうやってニートできる時間ってこれから先あんまりないよ(๑╹ω╹๑ )もう少しニートを楽しんでもいいよ(๑╹ω╹๑ )俺働いてるんだからさ(๑╹ω╹๑ )今のゆっくりした時間をもうちょっと楽しんでもいいんじゃない(๑╹ω╹๑ )?」
夫は、優しい人だ。
まにょ。
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