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学習指導要領に立ち返ろう。

改めて、日本の理科教育で「何を教えるのか」ということに立ち返るために、学習指導要領についてアウトプットを行っていきます。

■学習指導要領とは?

そもそも、学習指導要領とは何なのか…?
文部科学省によると

全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。

文部科学省.”学習指導要領とは何か?”

とあります。
学校教育において「何を教えなければいけないのか」ということの、最低基準の決まりごとがこの学習指導要領に書いてあります。
もちろん、各地域によって教える内容が変わってはいけません。そこはきっちり法律で定めて教えなければいけない、とのことで、この学習指導要領があるわけです。

さらに、学習指導要領は、その時代の社会情勢によって、教育に求められることが変わってくるので、大体10年おきに改訂されます。直近だと平成29年(2017年)に改訂され、令和3年(2021年)に実施となっています。

私は令和3年に社会人1年目となったので、完全に新学習指導要領に切り替わった段階で理科を教えていました。

■具体的にどんな事が書かれているの?

学習指導要領は何なのか、というのは何となく掴めたと思います。次に、具体的にどんなことが書かれているのか、目次を見てみましょう。

目次
第1章 総説
  1 改訂の経緯及び基本方針
  2 理科改訂の趣旨
  3 理科改訂の要点
  4 分野目標と内容の構成の考え方と本解説における内容の示し方
第2章 理科の目標及び内容
  第1節 教科の目標
  第2悦 各分野の目標及び内容
第3章 指導計画の作成と内容の取扱い
  1 指導計画作成上の配慮事項
  2 内容の取扱いについての配慮事項
  3 事故防止、薬品などの管理及び廃棄物の処理

文部科学省.『中学校学習指導要領解説 理科編』.(2018)

 かなり省略はしてありますが、これが目次になります。
内容としては、なぜ改訂に至ったのか、という改訂の理由から、各教科における目標や具体的な内容指導計画の取扱い、というように教科教育に関する内容が書かれています。

 つまり、この学習指導要領を見れば、「何を、どれくらいまで、どのように」教えるのかが分かります。なので、定期的に見返して「自分は何のために教えているのか、何を教えるのか」を再認識する必要があると教員の身としては感じています。

■さらに具体的に内容を見ていこう

 さらに具体的に内容を見ていこう、ということで説明をしたいのですが、何せ内容が膨大な量であるので、記事を分けて投稿をしていこうと思います。
現時点の構想では、

① 総説&教科の目標
② 第1分野の目標と内容
③ 第2分野の目標と内容

の3つの記事に分けてアウトプットを行っていこうと思っています。
おそらく、倍になってしまう気もしています…(汗

■最後に

学習指導要領ですが、「大事なのはわかっているけど、なかなか読む時間が…」と思っている方も多いかと思います。そんな人(自分も含む)のために分かりやすくまとめていこうと思うので、よろしくお願いいたします。

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