1人ひとりは特別！なOdd Socks Day

今日11月16日は Odd Socks Day！

この日、息子（12）が去年まで通っていたインター校では、生徒も教師も学校全体で、足もとが面白い装いになる日なんです🧦

■Odd  Socks  Dayって何するの？

Odd Socks = 奇妙な靴下、これは 「Anti Bullying Week＝いじめ防止週間」に関するイベントで、イギリスやアメリカなど世界中に広まっているようです。

普段、生徒たちは制服や体操着＋白い靴下を履きますが、この日は左右別々・思い思いの色柄の靴下で登校。

左右違う靴下を履くことは「人間は1人1人違う、違っているのが当たり前、お互いを尊重し合おう」というメッセージなんですね。

（St. Christpher’s International Primary School FBより）

この日は全生徒が集まるアッセンブリー（集会）でも「容姿・考え方・得手不得手等での差別やいじめ、とがめる事はやめよう」という趣旨での話や、高学年の発表があったそうです。

（St. Christpher’s International Primary School FBより）

もちろん先生たちも Odd Socks 履いています！大人の足、分かりますか？（笑）

■学校からのメッセージ

イベント後に校長から届いたニュースレターには次のようにありました。

”The children and staff wore odd socks as a visual way of recognizing that we are all different. We also spent time identifying what made each one of us special.”
「生徒たちとスタッフは、 私たち全員が違うということを認識する視覚的な方法として、odd socksを履きました。何が私たち一人一人を特別にしているかを知るための時間も過ごしました」

“I also took the oppotunity to remind all the children that to maintained our positive school environment with all our differences, we needed some commonality and the following actions are unacceptable codes of behaviour by anyone and are not tolerated.”

「この機会にお知らせします。健全な学校環境を維持するためには共通項が必要であり、次の行動は誰にとっても受け入れられない行動規範であり容認されません」

Aggression ｜ Bad Language ｜ Bullying（攻撃）（汚い言葉）（いじめ）

「奇妙な靴下の日」日本の学校でも取り入れたらいいんじゃないかな？

経費をかけずに出来る「多様性」の授業です。多様性は海外だけでなく、日本国内にも当たり前にあるのです。

イギリスのいじめ防止サイト Anti-Bullying Alliance によると、このイベントの趣旨は「違いを楽しむこと」そして「お金をかけないこと」とあり、学校からも新しく買う必要は無い、家にある靴下でOKとの連絡でした。

参考：Anti-Bullying Alliance ( https://www.anti-bullyingalliance.org.uk/anti-bullying-week/odd-socks-day-anti-bullying-week-0）

■1人ひとりが違う存在、が前提

インター校では PHSE（Personal, Social and Health Education）という科目があり、友人関係・多様性や性教育など、年齢に合わせた授業が行われます。日本でいう「道徳」にあたりますが、日本との大きな違いは「人間は一人ひとりが違う存在」という考えが根底にあること。

生徒全員を平均以上に押し上げる日本の学校教育は素晴らしい部分もたくさんあるけれど、時に画一的になり過ぎているのが心配。そして、1人1人が違うという当たり前の事実は「世界標準の共通項」ですから、こういった多様性の授業は日本の学校でもぜひ取り入れて欲しいな、と思うのです。

ちなみに我が家のポリシーは「人と違ってなんぼ」なので、子供たちが妙な事を言ったりやったりするのは大歓迎！特にペナン暮らしが日本より長い息子は、喋る日本語は怪しいし発想も突飛なのですが、そのままでいてね♡ と伝えてます。むしろさらに突き抜けて行くことを希望しています（笑）

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ちなみに我が家、このイベントの事をすっかり忘れて、なんと当日は普段の白い靴下で登校してしまったという…！なんというオチでしょう。

まぁこんな親子も居るのが多様性あふれる学校、という事でしょうかね！（笑）