ただの漫画好き大学生が1ヶ月で7名の漫画家志望者を集められたワケ #読切のシラバス 【第-1話】
こんにちは!
漫画編集者志望の東大生カキョウと申します。
同じくこんにちは!
漫画家志望の神杉名戸理と申します。
お読みいただきありがとうございます!
毎週土曜日更新note「#読切のシラバス」
の第-1話目です!!(-1話目とは)
この週刊連載漫画企画noteでは!
学生漫画編集者志望📕と学生漫画家志望✒️のタッグが!!
週刊少年マガジンの漫画賞「マガジンライズ」(10月31日締切)
のゴールド賞を目指して作る読切の制作過程を公開しつつ、これから漫画賞に応募しようと思っている新人漫画家さん向けに「受賞する読切の作り方」のヒントを提供します!
今回はそんな週刊連載漫画企画の
第-1話
「ただの漫画好き大学生が1ヶ月で7名の漫画家志望者を集められたワケ」
です!!
【第-1話の概要】
第-1話は
ただの漫画好き大学生だった私が
今回の企画に7名の漫画家志望の応募者を集めるまでにやったこと
を全て公開します。
振り返ってみると本当に色々やってました笑
時系列順に全てやったことを書き出していきます!
これから似たような企画を行いたい人は、初めに一言私のnoteに触れていただければ、全然真似していただいてOKです!
週刊連載漫画企画「 #読切のシラバス 」は
漫画家志望の方も、そうでない方も楽しめるnote企画ですので、
ぜひスキ❤️とnoteや我々のTwitterのフォローお願いします!!
私:@rextuku1
神杉名戸理さん:@natori_too_god
↓これまでの話はこちら
※こういう系の話は「です・ます調」じゃないほうがカッコいいという謎の美学があるので、「です・ます調」じゃないです。(ですはここまでです)
■企画を思いついたぞ!(2023年4月15日)
2023年4月15日の昼下がり
「学生版 MILLION TAG」
というワードが突如自分の頭の中でひらめいた。
MILLION TAGとは、2021年ごろにジャンプ公式Youtubeで毎週放送していた番組だ。詳しい概要は以下の通りだ。
私は漫画編集者志望ということもあって、この番組が大好きだった。
いつか編集者になったら、この番組に参加したいと思っていた。
そういう思いがあったからこそ
「学生版 MILLIONTAG」をやれば良いじゃないか!
という発想が生まれたのだと思う。
思いついたらすぐにやりたくなるタイプなので、早速企画内容について考えてみた。
自分はとにかく思いついたことをメモにしていくタイプだ。
初日に描いた分のメモがこちら
今思えばこの時書いたメモの段階で
学生だから「夏休み」を強調する!
noteで参加者を募集する!
参加者には5万円を渡す!
などほとんど企画の完成形に近いアイデアが出ている。
漫画原作を書く時も思うのだが、良いアイデアってのは連鎖的に思いつくので、1日あれば大抵のものはできてしまうのだ。
その後もいろいろ考えてとりあえず、「学生版 MILLIONTAG」の概要が決まった。
そんな感じで企画の概要が決まったので、とりあえず私は参加者募集noteを書くことにした。
noteの書き方に関しては、ネット上で漫画家募集記事を見つけて、その内容をほとんど真似た。
これから同じような企画をしたい人は、自分のnoteを真似てもらっても構わない。
■人に相談だ!(2023年4月22日〜5月8日)
とりあえずnoteを完成させた後私は人に相談した。
これが今回の企画の成功における重要なファクターだと思う。
自分は幸い人に頼ることに全く抵抗がないタイプだ。
ただもし、変なプライドがあって人に頼れない人は、今すぐそのプライドは捨てた方がいい。
自分のプライドは過程ではなく結果にもつべきだ。
少しでも企画の質が上がることは何でもやるべきである。
実際自分は人に相談して本当に有意義なアドバイスを貰えた。
相談に乗ってくれた方(以下Eさんとする)には感謝しても仕切れない。
1番なるほどなぁと思ったのは
Eさん:
この企画は、カキョウくん側のメリットは大きいけど
参加する漫画家志望者側のメリット
が小さいというアドバイスだ。
アドバイスを受けて、私がどう対応したのか簡単に紹介する。
参加する漫画家志望者側のメリット
とりあえず描いたnoteでは私は
賞の結果に関わらず5万円を支払う
700本以上の読切漫画を読んで得た知見
の2つを参加するメリットとして強調していたが
Eさん:
5万円は確かに嬉しいけど、カキョウくんの編集者としての実力が分からないから、3ヶ月もこの企画に時間を使うにはリスキーすぎる。
Eさんにこのような指摘を受けた。
確かに漫画をたくさん読んでいるだけでは編集者としての実力は伝わらない。
そこで自分は今持っている最大の武器を使うことにした。
そう!東大生であることだ!
今となっては開き直って「東大生漫画編集者志望」であることを強調しまくっているが、当初は東大生であることを使おうとは全く思っていなかった。
『進撃の巨人』の川窪編集、『BLEACH』や『アオのハコ」の村越編集など東大卒の有能編集者はたくさんいるが、正直東大生と漫画編集者の能力には何も関係がなくそこを強調するのはダサいと思ったからだ。
しかしよく考えたら東大を強調するのがダサいという考えがまさに「変なプライド」そのものだ。
1人でも多くの人にnoteを見てもらうために、東大生であることを擦りまくることに決めた。
結果、参加者募集noteではタイトルから
「第0話 学生漫画家志望募集!! この夏休み東大生と本気で漫画賞狙いませんか?」
と、東大生を強調したし
東大合格までの逆算的な勉強スケジュール管理能力が漫画制作にも役立つとかいうよく分からない「こじつけ東大アピ」を入れてみた。
ちなみに、今だから言うが私は東大に向けての勉強スケジュールを立てたことはないので、これは真っ赤な嘘である。(といっても大学生に入ってから、バイトや授業などでスケジュール管理能力は鍛えられたので、結果的には同じことだ。つまり言い方を変えているわけだ。汚い大人である。)
漫画のストーリーと同じだ。
とにかくこじつけてもっともらしくする事が何事も肝要なのである。
そんなわけで何回も書き直してはEさんに見てもらうことを繰り返してnote は完成した。
それが第0話のnoteという訳だ。
繰り返し言うが、今回の企画みたいなことをやりたい方がいればこのnoteを真似てもらって全く構わない。
自分なりの武器をアピールポイントにしてぜひ良い募集noteを書いてください。
■第0話note公開まで色々やったよ!(2023年5月9日〜5月31日)
参加者募集noteの公開予定日は6月1日だった。
6月1日公開とはいえ、それまで何もしないわけにはいかない。
むしろなるべく多くの人に参加者募集noteを読んでもらうよう行動するべきである。
自分がやったことは主に以下の3つである。
noteを書くこと
とにかくスキ❤️を押しまくること
毎日Twitter(X)を更新すること
①noteを書くこと
参加者募集をnoteで行う以上、noteはある程度育てなければいけない。
そしてnoteを育てるためには兎にも角にもnoteを書くしかない。
実際に私が書いたnoteは以下の3つだ。
どれも漫画関係のそこそこ時間をかけたnoteだ。
毎日noteを更新することよりもクオリティの高いnoteを作ることが立ち上げ段階ではいいと思う。
②とにかくスキ❤️を押しまくること
noteを書いたらどうにかして人に読んでもらわなければいけない。
とはいえ始めたてのnoteをタダで読んでくれる人なんて滅多にいない。
そこでおすすめなのが、「人のnoteにスキ❤️をとにかく押しまくること」だ。
noteの仕様上、スキ❤️を押すと相手に通知がいくので、相手の方が気になってこちらのnoteを読みにきてくれるのだ。
これを毎日毎日限界まで押しまくることで、私のnoteのフォロワーやスキ❤️が大きく伸びたと言って良い。
ただ闇雲にnoteにスキを押すだけでも効果はあるが、自分の企画に興味を持ちそうな相手のnoteに絞ってスキ❤️を押していく方が効果はずっと大きい。
私の場合は漫画に関してなので
などnoteで折よくやっている原作コンペのnoteに片っ端からスキ❤️を押していった。(ほとんど全員押したと思う)
他にも「#マンガ」や「#読切」、「#漫画家志望」,「#編集者」などのハッシュタグを駆使して、少しでも興味を持ってくれそうな人は全員押していった。
アカウント名が「カキョウ@東大生漫画編集者志望」なので通知を見て気になって見てくれた人もいると思うので、やはり東大ブランドは使って良かった。
『宇宙兄弟』も担当していた 佐渡島庸平さんにフォローされる嬉しいハプニングも佐渡島さんのnoteにスキ❤️を押したからだ。
本当に効果があるので、自分のnoteに伸び悩んでいる人は実践しよう!
③毎日Twitter(X)を更新すること
ここまでnoteに関して色々書いてきたが、はっきり言ってnote上に学生漫画家志望の方なんてほぼいない!
学生漫画家志望の方が使用しているSNSは9割9分Twitter(現X)である。
ということはXの方もどうにか育てなければいけないわけだ。
先ほど、noteは毎日更新よりクオリティの高いnote作りを優先すべしと言ったが、Xは全くの逆である。
人の投稿なんてちゃんと見るわけないのだから、質より量で勝負だ。
とにかく「毎日何かしら投稿している人」というイメージをつけなければいけない。
具体的には毎日読切を紹介した。
後は参加者募集noteを公開する5日前から
こんな感じのかっこいいカウントダウン画像を投稿した。
1個1個の投稿を見てくれる人はきっと少ない。
だけどもしある人が興味を持ってプロフィールを見てくれたときに、「あっこの人は毎日何かしら投稿してるからやる気のある人だ」と思ってくれる事が重要なのだ。
「投稿内容」より「毎日投稿しているという事実」がXでは重要なわけだ。
ちなみに投稿内容がしょぼくてもそれなりの投稿に見せかけるために
╭━━━━━━━━━━━━━╮
囲みをつける方法があるよ!
╰━━━━━━v━━━━━━╯
ぜひ使ってもらいたい。
■大学の漫研にカチコミだ!(2023年6月1日〜6月30日)
6月1日に無事noteは公開された。
上にあげたさまざまな努力によって
noteのフォロワーが50人程度、Xのフォロワーが200人程度と決して多くはないがnoteを見てくれる人は増えた。
Xでの参加者募集開始投稿も拡散してもらったおかげでかなりの人に見てもらえた。
その結果最初の1週間で集まった人は!
0人!!
当然といえば当然だ。
3ヶ月もの時間を費やす企画への参加者がそう簡単に集まるわけはないのだ。
そこで改めて自分の企画に参加してくれそうな人がどんな人か考えた。
条件は…
夏休み比較的時間が空いてて
漫画をそこそこ描く事ができて
本気で漫画家になりたいと思ってる人
か…。
あっひらめいた💡
大学の漫画研究会の人たちだ!!
目標が決まれば話が早い。
私はその日中に主要な10個の大学の漫画研究会にカチコミ(公式XにDMで企画の宣伝)を行なった。
結果的にそのうち2つの大学が企画に協力してくれた。
最終的に集まった7名の漫画家志望の内訳が
Xやnoteを見て応募した人→2名
大学へのカチコミきっかけで応募した人→5名
であることからも、この行動の効果が絶大だった事が分かる。
いくらネット社会とはいえ結局人間同士が繋がるためには、直接的な行動が重要であるというわけだ。
以上が私が7名の漫画家志望者を集めるまでにやった事全てである。
■企画成功のための4箇条
今回のnoteのタイトルになっている
「ただの漫画好きの大学生が1ヶ月で7名の漫画家志望者を集められたワケ」
を簡潔にまとめると以下の4箇条になる。
これは別に今回の企画だけに当てはまることではなく、どんな企画をするにあたっても有用な考え方なはずだ。
ぜひ参考にできる部分があれば参考にしてほしい。
後厳密には、この企画の成功は制作した漫画が「漫画賞(マガジンライズ)で受賞すること」なので、ぜひ最後まで読んでいただければ嬉しい。(結果は1月頃になりそうだが)
以上で
第-1話
「ただの漫画好き大学生が1ヶ月で7名の漫画家志望者を集められたワケ」
終わりです!!
最後に今後のnoteの更新予定についてお伝えします。
■今後のnote更新予定
漫画制作自体は10月31日まで継続しますが、このnoteの週刊連載自体は当初の予定通り来週の9月30日(土)に終了予定です。
もちろん漫画の完成報告や賞の結果はもちろんnoteで後に報告しますが、週刊連載は来週の9月30日(土)更新分で終了予定です。
最終回のnoteは以下の内容を予定しております。
9月30日(土)最終話(仮):今までにない「漫画編集者志望×漫画家志望」のインターンを提案します。
興味のある方はぜひ読んでみてください!
次回更新予定日:9月30日(土)
最終話(仮):今までにない漫画のインターンを提案します
次回は
賞の結果を残して一旦の最終話です!
この企画をやり始めた本当の目的である
「#読切のシラバス」インターン化計画
について公開します!
実はこの企画自体が
漫画編集者志望と漫画家志望の現状の課題を一挙に解決する今までにない斬新なインターンの実証実験だったのです!
詳細は待て次回!
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私:@rextuku1
神杉名戸理さん:@natori_too_god
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それでは来週土曜日に公開予定の最終話(仮)でまたお会いしましょう!!
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