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#動物行動学

ヒトと嘘

ヒトと嘘

✅進化上、「嘘をつく」ことはどのような利点があったか?

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不安との付き合い方について

不安との付き合い方について

不安との付き合い方について話します。 不安は、進化の過程で人間の生存と繁殖に寄与してきたので、今を生きる我々にも備わっています。 これは本能なので、肉体が機能している限り、不安は生じてきます。 ですから、不安を消すのは無理です。 不安を消そうとか、不安を感じないようにしたいという方向性は無理です。 それは諦めたほうがいいです。

確かに、書店に行けば、不安を消す方法みたいな本がたくさんあります。

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原理的に解決できない問題に取り組むと鬱病になってしまいますよ

原理的に解決できない問題に取り組むと鬱病になってしまいますよ

多くの人が「自己啓発疲れ」を起こしているのはなぜなのか。 それは、原理的に解決できない問題に取り組んでいるからです。 幸せになりたいとか、不安を感じずに生きたいとか、人の目を気にせずに生きたいみたいな。こういう原理的に達成困難な課題に取り組んじゃっているんですね。 そして悲劇的なことに、自己啓発業界はこれらに対する解決策を提示するわけです。 不安を消す方法、一瞬で幸せになる方法、人の目を気にせず生

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自己啓発はこれからオーダーメイドになります

自己啓発はこれからオーダーメイドになります

人は、ずっと楽しくありたい、ずっと幸せでいたいみたいな、そういう願望を持ってしまう。

で、こういう願望を持っている人に商品を売るのが「自己啓発業界」なんですね。YouTubeとかTikTokでも多くの人がやっていますね。 「こうすれば幸せになれるよ、こうすればポジティブになれるよ」みたいな。 これらのアドバイスは人間の本能を無視した話なんで、実現しません。 自己啓発の9割は、「無理なことをできる

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自己啓発:今までと、これから。

自己啓発:今までと、これから。

今までの自己啓発は、「努力すればなりたいものになれる」という世界観でした。 でも、これが進化心理学や行動遺伝学の発展によって徐々に嘘だとわかってきた。 マイケル・サンデルの『実力も運のうち』とか、橘玲や安藤寿康の書籍とか、 それから「境界知能」を扱った本などによって、人生の成功・失敗には「遺伝の影響があるよ」ということが広く知られるようになりました。

ただ、人間社会では綺麗事が優勢ですので、一般

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これまでの自己啓発は、多くの人の時間を奪ってきた。

これまでの自己啓発は、多くの人の時間を奪ってきた。

これまでの自己啓発では、 人間は教育・訓練によって「いかにようにでも変えられる」とされてきました。怒りっぽい人も優しくなれるとか、 繊細な人も図太くなれる、みたいな方向性が一般的でした。 しかしながら近年、行動遺伝学や進化心理学などの進展によって、 状況が変わってきました。「人間はそう簡単に変わらない」という見方が注目されはじめています。

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ステータスゲームからは逃れられない

ステータスゲームからは逃れられない

なぜAI時代に私人逮捕系動画が人気なのか。 なぜブレイキングダウンが人気なのか。 なぜプレミアリーグが人気なのか。 そしてなぜ政治家の一挙手一投足にみなが注目しているのか。 答えは、「人間がステータスを気にする生き物」だからです。

人と人がバトルする。 負けたほうは恥、勝ったほうは大将。 とても分かりやすい構図ですよね。 勝ったほうはステータスが上がり、負けたほうはステータスが下がる。 これを

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縄張り意識があるからムカつく

縄張り意識があるからムカつく

外人が日本で好き勝手していると余計にムカつくのはなぜなのか? それは人間に「縄張り意識」があるからです。

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