見出し画像

「好きになるのは一人だけ」という2才のルール

タイトルを見て恋愛?って思った方もいるかもしれませんが、子育てに関する話です。

最近、子(2歳4ヵ月)は同じジャンルのものでいろいろな種類がたくさん並んでいると
「リウちゃんは(皆からそう呼ばれているので、自分でもそう呼ぶようになった)●●が好き!」
と自らの好みを主張するようになりました。

色鉛筆のセットを手に「リウチャン、むらさき好き!」
乗り物の図鑑を開いて「リウチャン、バスがいい!」
パン屋さんの絵本を見て「リウチャンはメロンパン!」

自分の好みを主張した後は
「おとうさんは? おかあさんは?」と
一緒にいる私や夫の好みも聞いてきます。

「お母さんは●●がいいかなー」
その時々でいいなと思ったものを答えるのですが、

「お母さんも●●がいいな」と
子が選んだモノと同じのを選ぶと
「リウチャンの!」「リウチャンのなの!」
と怒りだすのです。

「みんながむらさき/バス/メロンパンを好きになってもいいんだよ」
「リウチャンは●●が好きなんだね。好きなの一緒だね!気が合うね!」
と言っても
「リウチャン好きなやつだから!」
とぷんすか。
なかなか理解してもらえません。

保育園では1つしかないおもちゃを一人ずつ順番に使うことも多い(と聞いている)ので
みんなが同じものを好きになることを
前向きに捉えられないのだろうか?とか

日頃、自分よりも要領も勢いもいいお友達の中では
「違い」をアピールしないと埋もれてしまうから
同じのを選ぶことが許せないのか?
(ちょっと就活みたいでイヤだな……)とか

プンスカの背景にあるものを想像しつつ、
どうにか「好き」をシェアすることのよさを伝えられないかと
夫と二人、考える日々です。

先日、保育園のお迎えの際に
「今日はお散歩に行く前、リウチャンと同じくバス好きなお友達と『●●バス見れるかなぁ?』と二人で楽しそうにしてましたよ」
と先生から教えてもらい、

それだよ!それ!
みんなで好きになると楽しいんだよ!
そういうものがこの世界にはいっぱいあるんだよ!
と母は一人、熱くなりました。

“好き”を共有する経験を保育園でした我が子。

まだうまく伝えられてはいないですが
「好きなの、一緒だね」
と笑える日も近いのかもしれません。


おしまい。

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

育児日記

いただいたサポートは執筆のための家事・育児の工夫、新しいチャレンジに使わせていただきます。おもしろい記事にできるよう、頑張ります!