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なにか文章を書いてどこかにあげたいと思って始めました。 自分のアイデンティティに深刻な…

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なにか文章を書いてどこかにあげたいと思って始めました。 自分のアイデンティティに深刻な不安を抱きつつあります。

最近の記事

『地球星人』読了

村田沙耶香さんの『地球星人』を読み終わりました。 村田沙耶香さんの著作は『コンビニ人間』と『消滅世界』を読んだことがあるのですが、今作も前二作同様ショッシングでした。 どちらも社会や働くということ、性などについて真正面から向き合った作品と言えばいいのか、本当にそこまで真っ直ぐ向き合えるのかというほどに鋭く向き合った作品だったと思います。 今作の『地球星人』もまた、社会や夫婦、性について痛烈な切り込み方をしていると思います。 『コンビニ人間』を超える衝撃と帯にありますが、まん

    • 『たゆたえども沈まず』読了

      原田マハさんの小説『たゆたえども沈まず』を読了しました。 日本人の画商・林忠正と加納重吉、テオとフィンセントのファン・ゴッホ兄弟を描いたフィクションでした。 この加納重吉、完全にオリジナルのキャラクターらしいですが、読んでると本当にモデルとなった人物がいるみたいに思えてきます。あとがきで創作と聞いてびっくりしました。 歴史上で関わりのない人物をここまで深く結びつけることができるとは。 物語の中心人物であるテオは、兄同様繊細で落ち込みやすい人物として描かれています。 正直な話

      • さいはての彼女 感想

        原田マハさんの『さいはての彼女』を読みました。 原田マハさんの著作は確か『異邦人』を読んだことがあるくらいかな?そちらも面白い作品だった記憶があります。 「頑張ることに疲れた時、読んでほしい1冊です。」の帯に惹かれて本屋で数ページ立ち読みし、するする読めたことにびっくりしました。 私は最近本を読まなくなってしばらくだし、今読もうと思ってもなかなか集中出来ずにやめてしまうことを繰り返していたので。 ネット小説なら読めるのに、読めない。苦しいといか気持ち悪くなってしまう。 そん

        • 『天の光はすべて星』読了

          有名なSF小説のひとつ、『天の光はすべて星』を読了した。 なぜ読もうと思ったかというと、タイトルの美しさに惹かれたから。 あと、よく色んな作品でタイトルをもじったり引用されている気がする。 本をうわーっと一気読みするような気力がなく、のめり込むように読めないことに悩みながらにちまちまと読み進めた。 このまま本が読めなくなったらどうしようとずっと思っている。ゲームも絵もだ。つらい。 そういう意味で言うと、主人公のマックスの姿は少し見ていて苦しいものがある。 星に憑かれた男、

        『地球星人』読了

          同人イベント初心者のジュンブラフェス体験記

          6/30の赤ブー主催の同人誌即売会、ジューンブライドフェスに参加してきました。 一人で。初参加です。 一人で地方から東京のイベントに初参加とかハードル高ぇ〜……と思ってましたが、行ってみたら割と何とかなりました。やったぜ。 私は初心者ということもあってあまり早い時間から並んだりはせず普通に開場時間に合わせて行きました。今回は10時。 ビッグサイト駅まで30分ちょいくらいの場所に滞在していたので電車乗り換えて行きました。 本当は余裕を持って9時半くらいに着きたかったんです

          同人イベント初心者のジュンブラフェス体験記

          鋼の錬金術師初見感想 5巻まで

          ハガレンをはじめて読みました。5巻まで。 この令和の世にハガレン初見。ネットミームは知ってるけど。 で思ったんだけど、展開が早い。 全然引っ張らない。ものすごくスピーディに話が進んでいく。 必要な情報出したらサクサク次に行くからだれる隙がないというか息付く暇もない。 びっくりしました。 ニーナとアレキサンダーとか、あんなに有名なシーンなのに話としては超短い。 それでいて必要な情報はその中で出してある感じ。 中佐も出てきたと思ったら伏線撒き終えたら即退場したし。 あんなに簡

          鋼の錬金術師初見感想 5巻まで

          物語を読み終えるときの安堵と虚しさ

          今日、スラムダンクを読み終わった。 そんなに長い漫画ではなかったけど、それでもかなり長いし時間がかかった。 私は最近新しい何かを読み始めることがなかなかできない。 それは多分精神状態のせいもあるし、単純に気力がないせいもある。 新しく何かを始めるというのは、ものすごくエネルギーがいると思う。それが漫画を読むことであっても。 だって、読み始めたら終わりまで読まなければならないのだ。 途中で投げ出すことは(もちろん読みたくなくなったら読まなければいいのだが、)出来ない。 最後ま

          物語を読み終えるときの安堵と虚しさ

          メロンの美味さと微妙なカステラ

          この間面白いことになったチーズケーキに続いて、気まぐれでカステラ焼いてみました。 代用できそうなものは代用したらうちにあるもので出来た。 初心者がやらない方がいいことだろうな……とは思いつつも、まあ出来たからヨシ!(現場猫) 家で食べるものだしね。まま、えやろ。 ネットで探した米粉カステラのレシピで、 上白糖→グラニュー糖 はちみつ→アガベシロップ 牛乳→低脂肪乳 で代用。 家にあるものだけで出来ました。 ……グラニュー糖はともかく他二つは代用品の方が珍しい気がする。

          メロンの美味さと微妙なカステラ

          映画『THE FIRST SLAM DUNK』 をミリしら民が観た

          スラムダンクの映画見た。 面白かった。 バスケットっていうかスポーツ全般全然分からないんですけど、全然分からないまま見ても面白かった。 黒子のバスケ読んでたのでかろうじてポジション名と4番がキャプテンなのは知ってた。 フリースローが1点なのは知らなかった。 インテンションとかのファウルとかはよくわからないのでググりました。 声優事務所出てきた。 鈴村健一さんって自分の事務所持ってたんだ。 ちゃんとインテンション バスケ で調べ直しました。 フリースロー2回と相手ボールか

          映画『THE FIRST SLAM DUNK』 をミリしら民が観た

          これなんだと思う?これね、チーズケーキ(になりたかったもの)

          今日初めてのお菓子作りをしてみたんですが、無事失敗しました。 ニコニコのお料理動画とか割とすきで、製菓動画見てやってみようかな?って気になったんですよ。 新しいことにチャレンジするっていい気がするし、お菓子作りとかなんか素敵やん?って。 ボーッと何もせずに過ごしている中で、小さなことでも一歩踏み出してみるのはいいことかも?と思って、お菓子作りの経験のある母に教えてもらいながら作ってみました。 なんかね、母が持ってた本の中から『ボウルひとつで出来るお菓子』とかそういう名前の本

          これなんだと思う?これね、チーズケーキ(になりたかったもの)

          八咫烏シリーズ『烏の緑羽』感想 大人になる物語

          今日『烏の緑羽』を読了したので、まだ読んですぐの興奮が残ってるうちにその感想を残したいと思います。 前回は『烏の緑羽』の感想を書くつもりが『追憶の烏』の話ばっかりになってしまったので、今度こそ『烏の緑羽』の話をします。 前回、『追憶の烏』で「おもしれー!」となったと長々語りましたが、 ↓コレです 続巻である『烏の緑羽』はその続きのストーリーではなくシリーズ序盤から登場していた重要人物の一人、若宮(即位しているのでもう若宮ではないが、馴染みがあるのでこう呼んでしまう)の兄、

          八咫烏シリーズ『烏の緑羽』感想 大人になる物語

          八咫烏シリーズ『烏の緑羽』『追憶の烏』感想 本が読めなくなった私が「面白い!」と思えた

          今日、八咫烏シリーズ第二部『烏の緑羽』を読了した。 先日、前巻にあたる『追憶の烏』を読んで「面白!」と某死神のようになって買ってきてしまった。文庫本がまだ出ていないので、単行本の方。 単純に高いしでかいので単行本はあんまり買わないのだが、続きが気になってしまったので仕方ない。既に最新巻が出てるので文庫になるのもそう遠くはないのでは?と思ったが、今読みたい気持ちは止められない。 というか、今個人的な事情から「これがしたい!」とか純粋に楽しみに思えるものがなかなかなく、そんな中で

          八咫烏シリーズ『烏の緑羽』『追憶の烏』感想 本が読めなくなった私が「面白い!」と思えた

          メガネ拭きでメガネを拭いた時世界が変わる

          私は昔から目が悪く、メガネ歴は10年以上になる。 そういう人は現代では珍しくないと思うが、私はコンタクトを拒否し続けメガネ一筋ウン年目という生粋のメガネっ子。 メガネがないとお風呂も入れないとまではいかないが、メガネを外すと世界の全てがぼやけて基本なんにも見えないまあまあ重度の近眼である。 インドア一直線の気質からしてその傾向は悪化の一途を辿っている。 そんな訳で私にとってメガネはなくてはならないものであり、日常の一部なのだがその扱いはかなり雑だ。 しょっちゅう「ここに置い

          メガネ拭きでメガネを拭いた時世界が変わる

          何も出来ないけど何かがしたい自分がしんどい

          昔から絵が描けるようになりたかった。 が、練習が出来ない。1枚描くのにものすごい時間がかかる。し、納得できない。 こういうのは量なんだろうなと思っても量が描けない。なにか描きたいのか分からない。 描いても全然上手くいかなくて、良くないのはわかるけどなにが悪いか分からない。途中で嫌になる。でもしばらくしたらまた描く。描けない。の繰り返し。 それで結局描かずに消しちゃった絵や永遠に描いてる途中の絵がいくらでもある。 で、奇跡的に描き終えた、ここまでって区切れた絵も、見てもよさが

          何も出来ないけど何かがしたい自分がしんどい

          「雨の日は好き」とか言ってみたかった

          「雨音を聴きながら読書をするのは落ち着く」とか「雨の日の朝の空気が好き」とか言ってみたかった。 なんか詩的で文学青年っぽいし。 感覚が鋭くて芸術的センスとかある人っぽい。 そもそもその考え方からしてない人の考え方な感はある。 でも普通に雨の日は嫌い。割と誤魔化しようがなく本気で苦手な気がする。 騙し騙しやってきたけど今日ばかりは心底無理だと思った。 雨の日の夜は眠れない。マジで。 雨粒が窓にぶつかる音が神経に障る。 うるさい。黙って欲しい。ポッポッポッ……みたいな音がやたら

          「雨の日は好き」とか言ってみたかった