映画『THE FIRST SLAM DUNK』 をミリしら民が観た

スラムダンクの映画見た。
面白かった。

バスケットっていうかスポーツ全般全然分からないんですけど、全然分からないまま見ても面白かった。
黒子のバスケ読んでたのでかろうじてポジション名と4番がキャプテンなのは知ってた。
フリースローが1点なのは知らなかった。

インテンションとかのファウルとかはよくわからないのでググりました。
声優事務所出てきた。
鈴村健一さんって自分の事務所持ってたんだ。

ちゃんとインテンション バスケ で調べ直しました。
フリースロー2回と相手ボールからってことで、結構重めのファウルなんかな?
そのレベルでよくわかってないんだけど、楽しめました。多分わかってる人はもっと楽しめるんだろうな。

バスケは基本2点、3Pラインからは3点とかいうガバガバな認識で見てたんだけど3P決まった瞬間の「決まった!」感はすごかった。
三井が絶対外さない。
ボロボロでずっと「もう限界」って言われ続けてるのに、3Pは外さない。
打てなくても自分の存在でプレッシャーを与える。
打てなくても走る。
かっこよすぎ。
あの有名な「バスケがしたいです」の人だったんですね。そこ読んでから見たらもっと感動しただろうと思います。
「バスケから離れてた時期があって、体力がない」って補足聞いてさらに「かっこよ……」てなりました。
仲間も三井が限界だろうと打つって信じてるのがなんかもう……泣きそう。
「俺の名前を言ってみろ……!」ってセリフで一瞬ジャギ?と思ってしまったんだけど、その後のシーンで一気に引き戻されました。
ごめんジャギとか言って。

あと3Pといえば、流川楓が抜くかパスか?で3P決めた時の「かっっっっっこよ……」感は異常。
腹立つくらいかっこいい。
クール系のスカしたイケメンなエリートライバルキャラ(主人公とは仲が悪い)ってかっこよすぎて逆にむかつく。
絶対超人気キャラでしょ。
ファンアート鬼あるでしょ。
だってかっこいいもん。イケメンな上にかっこいいんだもん。名前からしてかっこいいもん。流川楓て。親ネーミングセンスありすぎ。
サスケ枠じゃん。そんなん人気あるでしょ。
NARUTO世代にはなんでもNARUTOに当てはめる癖があります。
因果関係的には桜木花道と流川楓が先でナルトとサスケが後なんだけど……あと多分流川は里抜けして木の葉潰そうとしないけど……。

流川楓と桜木花道の名前は知ってたんですけど、桜木花道ってアホなんですね。
アホだけど華がある。
さすが主人公と思わせるだけのカリスマ性というか、「こいつならやってくれる」と思わせてくれる。桜木花道って名前からしてそう。こっちもネーミングセンスありすぎ。てか前はリーゼントだったんだ。
二時間映画観てただけの私ですらそうなんだから、チームの仲間たちから見たらもっとなんだろうな、って。
あと怪我大丈夫?本当に?この後悪化したりしない?これで桜木がバスケやめたら私めちゃくちゃ落ち込みますが?

漫画なんだからギリギリで逆転して勝つし、怪我を押して出場するし、何だかんだ復帰するだろ……って斜に構えた考えしちゃいますけどね。
やっぱりここから巻き返すぞ!と思ったらまた追い詰められたり、時間ギリギリで逆転し返されたりした時は前のめりで観ちゃう。
時間ギリギリの逆転勝利した瞬間はいつの間にか止めてた息を思いっきり吐き出した。
緊迫感を煽る演出すごかったですね。
画面や音がザリザリした不協和音みたいになったり、周りが白黒になって湘北メンバーだけに色がついたり。
長い無音からの音が戻ってくる演出ってやっぱりかっこいいですよね。
音声サポート入れてると(静寂を切り裂くタッチ音)って出たのが印象的。
あと桜木はマジで心配。大丈夫?ちゃんと病院行った?

あと赤木とメガネくん。
赤木は真面目で努力家で、だからこそ煙たがられるんだろうな。
実際私も現実では苦手なタイプかもしれない。
そういうのを気にしてないわけじゃないけど、地道に真面目に努力することをやめない人なんだろうな。一番かっこいいやつじゃん。
メガネくんはそんな赤木のことよく見てて一緒に頑張ってきたんだろうな。
バスケが好きで頑張ってきたけど自分には才能がないって分かってしまって、でもバスケが好きなんだろうな。
一緒に頑張ってきたから、自分がベンチでも赤木やチームのみんなと勝ちたいんだな……と、なんも知らんのにメガネくんに思いを馳せてしまう。
全部想像です。

それにりょーちゃんもやっぱりかっこよかった。
「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!」
かっこいい。
スラムダンクの名言として聞いた事ありますけど、体格に恵まれた選手の間を小柄な身体で無理やりすり抜けていく姿見たらそんなことはどうでもよくなる。
ただただかっこいい。
スラムダンクの主人公は桜木花道だけど今回の映画ではりょーちゃんがメインでしたね。
あの過去エピソード漫画ではないってマジで言ってる?
全然泣いたんだが?
スラムダンクの山王戦をリョータをメインにオリジナルストーリーを交えて構成したものがこの映画って感じなんですかね。

名言といえば、あの「諦めたらそこで試合終了ですよ?」
セリフだけ一人歩きしてる感があって、弱音吐いた時にドヤ顔で言われるとうるせーばーかって思いますけどね。
ストーリーの中で言われると説得力が違う。
あれは安西先生が言うから価値があるんじゃないかと思います。
さすが元全日本選手。あんなに下あごぽよぽよなのに。びっくり。

あと最後の方。
「這い上がろう。負けたことがあるというのが、いつか財産になる」
それもスラムダンクかよ!
名言が多すぎません?さすが超有名名作漫画。
どこで見かけたか考えたんですけど左門くんはサモナーしか思い出せませんでした。
絶対他にもある。

これもあの場面だから心に響くセリフだったと思います。
ストーリーの流れの中でこそ名言って名言になるんでしょうね。
ドヤ顔でそこだけ切り取って言われてもなーんも響かん。
沢北の頬を涙が伝ってくのを見て泣きそうになりました。
映画だけでこうなら漫画最初から読んでから観たらずっと泣いてるかもしれん。

湘北の皆はもちろんめちゃくちゃ好きになったんですが、沢北もかなり好きです。
かっこいい。
ストイックで、実力があって、自信もあって、それに見合う努力をしてる。
自分はとてもそうはなれないから憧れてしまう。ただの敵チームの一人としか認識してなかった(全員坊主だし)のに、徐々に「あれ、かっこいいな」と思い始めた。
山王にしか注目しないで見ていた観客が段々と湘北を応援するようになっていくのと逆に、段々と山王にも負けて欲しくない気持ちになっていきました。
湘北が勝って嬉しいんだけどなー!
沢北……!てなるんだよなー!
負けた山王の悔しそうな姿とか涙を見ると「勝った!やったー!」では終わらないというか。
単純にもスポーツ観戦ってなんかいいかも……とか思う。
あと山王一人ピョンピョン言うやついましたよね?誰?何?緑間真太郎の「なのだよ」みたいなもん?

その後プロになったのか留学したのか分からないけど、リョータと沢北二人とも海外で試合してるのが嬉しくなりましたね。
同じチームの選手がアフリカ系っぽかったんで、南米?バスケの本場ってアメリカだっけ?NBA?
将来プロバスケットで同じチームで戦ったりしないかなー。

3Dアニメーションってマジで全然詳しくないんですけど、気持ち悪いくらいぬるぬる動くからもしかしてスポーツものに向いてるのかな?
等身が高くてリアルテイストなのってどうなん?向いてるの?向いてないの?
見た瞬間3Dだな……ってわかりますけど、あれここは違うか?みたいなとこも一部あった気がします。気のせいかもしれないけど。
てか3D技術すごいですよね。
全然分からないけど多分めちゃくちゃすごいやつですよねあれ。
選手の筋肉のつき方とかちょっと違う気がするし。

映画面白かったので漫画読もうかな?と思ってます。
名作だし面白いとは聞いてたんだけど、なかなか手が出なかったのでこの機会に。
原作ファンに作者の井上雄彦さんはめちゃくちゃ絵が上手いと聞いたので楽しみです。
アニメもいいけど漫画には漫画にしかない迫力があるので紙で読んでみたいですね。
そんなに長くないらしいし。

と思って調べたら全31巻って出てきたんですけど。
話が違うんだが?多分20巻くらいって言ってなかった?
ドラゴンボールと同じくらいあるんだが?

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