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エコビレッジ - Svanholm(スヴァンホルム)

いま暮らしているのは、コペンハーゲンから電車で約1時間半ほどの場所にある、”Svanholm”というコミュニティ。
1978年に創立された、エコビレッジのパイオニアと呼ばれている場所です。
数組の家族が貴族の住んでいた土地と家を買い取ったところからコミュニティがはじまったとのこと。

【  Svanholmの理念  】
1, エコロジーに対する共通理念 - Common ideals concerning ecology
2, 収入の共有 - Income sharing
3, 共同生活 - Communal living
4, 自治行政 - Self government

現在は約150人の人々が暮らしていて、世界中からボランティアもやって来ます(わたしもボランティアとして週30時間の畑仕事をして、住居と食事を提供していただいています)。
いまボランティアとして暮らしているメンバーは、オーストリア、ルーマニア、フランス、デンマーク、日本から来ています。

築250年の建物に暮らしています。歴史を感じる、とても可愛らしい佇まい。


メインのダイニングルーム。晴れの日はみんな外でごはんを食べます。

ひとつのコミュニティとして暮らすことで、食材や自動車などのシェアが可能となり、フードマイレージやフードロスの削減、物を大切に長く使うことにも繋がっているように感じます(着なくなった服をシェアする部屋もあります)。

2基の風車を所有しており、エコビレッジの一部の電力をまかなっています。
使用しているのは生分解性マルチ。

Svanholmが所有している敷地は約250haあり、その内の6haで有機栽培を行っています。
エコビレッジでは牛やヤギ、羊も飼育しており、畑で使用している堆肥の一部もエコビレッジの牛の糞を発酵させて使用しています。

こちらで栽培した野菜はデンマークのレストランや個人宅向けに販売もしており、世界一と呼ばれるコペンハーゲンのレストラン”noma”にも野菜を出荷しているそうです。

エコビレッジでも、みんなで採れたての野菜をいただきます。

敷地内にあるカフェではエコビレッジで採れたハチミツ、飼育している牛の牛乳で作られたアイス、エコグッズの販売なども行っています。

保育園も併設されており、トランポリンや砂場などの遊び場も完備されていて、普段の暮らしの中でもコミュニティ全体で子育てをしている雰囲気を感じます。

暮らしの中で、環境負荷を減らす取り組みを無理なく取り入れているところが素晴らしいです。


日々の暮らしの様子はInstagramに載せています。
manami 👩‍🌾🇩🇰

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