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ビギナー百姓 #1 畝立て、土づくり

わたしが地元の福島に越してきたのが、5月半ば。
夏野菜から始めたくて種を用意していたので、少しばかり遅めの種まきとなりました。

まずは、畝立てから。
とはいっても昨年、姉が畑をやっていたので、草に埋もれていた畝の形を整えた程度。

できるだけ”自然農”に近づけて畑を育みたいと思っていたのですが、土があまり元気がない様子だったので、”菌ちゃん農法”を真似て畝を寝かせることにしました。(YouTubeや本を参考に、見様見真似でスタート)

▲菌ちゃん農法の吉田先生に教わりながら、柴咲コウさんが実践しているこちらの動画がわかりやすいです。

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▲畝を立てたら、周辺の草をたっぷり畝に乗せます。(茎が固いセイタカアワダチソウなどがいいそうです)
米ぬかも振りかけて、その上から土を被せて、マルチかけ。

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▲この状態で2ヶ月寝かせました。
マルチはなるべく避けたかったのですが、祖母の使用していた余りを捨てるのももったいなかったのと、菌ちゃん農法ではマルチを使用するため、今回は使用しました。

2ヶ月後、マルチを外してみると表面の15cmほどがふかふかになっていました!
糸状菌が住みついてくれたのかな、とうれしかったです。
虫たちの活動の跡もたくさんあり、多様性のある畑に一歩近づいた気がしました。(住み心地が良かったのか、全面アリの巣になっていた畝もありましたが、マルチを外して数日そのままにしておいたら、いつの間にかアリたちは引っ越していました)

わたしの畑は、家の周りに3ヶ所あります。
祖母が使っていたのは、わたしが覚えているだけでも田んぼと合わせて15ヶ所ほど。ひとりで全部こなしていた祖母のすごさを、今さら実感しています。
そして、きちんと習っておけばよかった…と後悔するばかり。
(味噌作りも、あんこも、種採りも、郷土料理も、乾物作りも、、)

けれど、ご近所さんが「いまやってるだけで充分だべ。きっと見にきてくれてっぱい〜」と言ってくださったので、そんな気がしています。

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▲こちらは、すぐに畑をはじめたかったのと、土を寝かせずに比べてみたかったので、直播で種まきをしたあとの様子。

小さな苗たちが、あっという間にイネ科の草に埋もれてしまいました…そんな中でも、すくすく育ってくれたのは成長のスピードも早い紫蘇たちと豆たち。

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▲固定種の黒千石大豆、えごま、赤しそが元気に育ちました。
ケール、ビーツ、にら、ほうれん草、ブロッコリーなども種まきをしたのですが、土が痩せていたこと、肥料を与えなかったことで成長がゆっくりなため、草に成長が負けてしまいました…

そのうちの小さく苗が生き残っていた物たちは、寝かせていた畑へ引っ越したところ、元気を取り戻してくれて、収穫ができています。

2ヶ月寝かせていた畝と、そのまま使い始めた畝では野菜たちの元気具合もはっきりわかるほどに差があり、土壌微生物たちが豊かな土の重要性を感じました。

元気な野菜は、虫食いも少ないです。
つくづく、人間の身体と同じだなあと思います。

菌ちゃん農法は、プランターでもできるそうなので、都会暮らしでもチャレンジできる内容かと思います。
ビギナー百姓のお仲間が、どんどん増えるとうれしいです。


manami
instagramでも畑の様子などを更新中です👩‍🌾






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