遠坂ポ

ぼくはオルフェーヴルが世界でいちばん強いと思います

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日本は”競馬一流国”か。「種牡馬の輸出国」としての日本競馬

はじめに ───競馬の国際格付け 『競馬一流国』というとどのような国を思い浮かべるだろうか。イギリス?アメリカ?フランス?それとも日本? 競馬に詳しい人であれば、その定義を国際セリ名簿基準委員会の認定するパート1国にその定義を求めるかもしれない。この定義を単純に言うと、国々の競馬のレベルをGⅠ、GⅡ……のように格付けしたものであり、パートⅠ国には日本やアメリカをはじめ16ヵ国が認定されている。 南アフリカやペルー等、日本人としては馴染みのない国もパートⅠとして設定されてい

    • サンタアニタパーク競馬場に行ってきた話

      世界各国の競馬場に行くことが夢なのですが、先日、LA旅行でその夢を一部叶えることが出来ました。 サンタアニタパーク競馬場とはアメリカ西海岸最大の都市、ロサンゼルス。ハリウッド等に代表されるエンターテインメント産業が極めて盛んな地域であり、スポーツ分野に限ってもメジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースやNBA、ロサンゼルス・レイカーズ等世界有数の名門チームが名を連ねています。 競馬に関しても例外ではなく、西海岸で最大級であるサンタアニタパーク競馬場・ハリウッドパーク競馬場(後

      • 【競馬小噺】サー・アレックス・ファーガソン、ネオムターフCで日本馬に勝利

        先日のサウジカップはフォーエバーヤングをはじめ多くの日本馬が活躍を納め、改めて日本競馬のレベルの高さを証明する結果となりました。 そんな中、キラーアビリティが2着好走したネオムターフCの勝ち馬、スピリットダンサーの馬主が"あの"サー・アレックス・ファーガソンだったことがにわかに注目されています。 「競馬人」としてのファーガソンサッカーファンの方々には最早説明するまでもありませんが、サー・アレックス・ファーガソンとはイギリスの名門、マンチェスターユナイテッドの監督を20年以上

        • 大学4年間でそこそこ通った京都の店のメモ

          新年度も徐々に近づき、就職・進学等で京都に引っ越す...なんて方もボチボチ出てきたのではないでしょうか。 今回は4年間京都で食べ歩いた筆者(デブ)が卒業後の備忘録として好きだった店を書き残しておこうと思います。 ラーメン編高安(一乗寺) 京都のラーメン激戦区と言えば一乗寺。天下一品の本店をはじめ、極鶏、恵那く、池田屋......と全国規模で名が知れた有名店が多数ありますが、個人的に「京都に住んでいて日常的に通いたい」と思う店は高安です。 白米!ラーメン!デカい唐揚げ!と

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          出資馬が競走能力喪失した話

          正直こうして書くのも気が重いですが、一口馬主として向き合わなければならない現実に直面したのでそのお話をしようと思います。 トラウムライゼについて背景等 今回のメインテーマとなるのは、私の出資馬「トラウムライゼ」です。 DMMバヌーシーで1.4万×2000口の総額2800万募集された現2歳の馬で、父はモーリス、母はファイナルドリームの牡馬です。 母はタタソールズで2億円近い金額で落札され、同クラブで募集されたフランケル産駒。血統背景の割に安い募集価格はDMMのアワーブラッ

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          【シチュで抜け】アークナイツをはじめた話【プレイレポ】

          ソシャゲはFGOとアイマス、長年続けているこの2つくらいしかやっていない筆者なのだが、最近新たにハマったソシャゲができた。 それがこのアークナイツ。 始めたきっかけは、私の友人がこのゲームのガチ勢だった…というのもあるが、彼の影響で「スルト」というキャラクターを知ったことがきっかけだ。 小学生の頃、ニーアレプリカントでカイネにぐっちゃぐちゃに性癖を破壊し尽された私は、この手の当たりの強いタイプのキャラはドストライクだったのだ。 とはいえソシャゲは3日で投げるのが常だった私

          【シチュで抜け】アークナイツをはじめた話【プレイレポ】

          2023年 有馬記念 予想

          普段レース予想とかnoteに書かないのですが、折角現地参戦する有馬記念なので、どういう事を思いながら予想してたかを備忘録代わりに残しておきます。 なにより現役馬としてずっと"最推し"だったタイトルホルダーの引退レースなので、その感情が色褪せないように。 ◎タイトルホルダー当然と言えば当然ですが本命は彼です。思えば一昨年、去年と毎年有馬記念では彼の単勝にブチ込み続けていました。 21年は16番、22年は13番と暮れの中山では枠番に恵まれ続けなかった彼ですが、今年は絶好枠の4番

          2023年 有馬記念 予想

          【日本一のサポーターが飛び込むべき場所はここや!】神戸サポが飛び込める”道頓堀”を探してみた

          この記事ね、最終節のガンバ戦の日の朝に投稿されている予定なんですよ。 そこで優勝する前提で記事作ってたんですよ。 お前ら優勝早いねん!!! まぁそんなところも生暖かく見守りながら、読んでいって頂ければ幸いです。 関連記事 昨年末に書いた神戸関連のnote、後日談追記してます。 はじめにさて、スポーツを愛してやまない皆様であれば、今年阪神タイガースが38年ぶりの日本一を成し遂げたことは記憶に新しいでしょう。関西圏の騒ぎぶりといったら凄まじいものがありましたが、中でも印

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          バレエなんも知らないけど「ジゼル」を見てきたオタクの話

          「死ぬまでにやってみたいこと」 割と多くの人が持っているんじゃないでしょうか、私はインド人が指の間接をフルに使っても数え切れない程度にはあります。 その中の一つに ・バレエの演目「ジゼル」を生鑑賞したい というものがありました。 動機別に小さい頃バレエをやってたとか、バレエ鑑賞が趣味という訳では無いのですが、ある浅い理由で以前から私はこの「ジゼル」を見たいと思っていたのです。 そんな動機が彼女。 「メルトリリス」という私が愛してやまないキャラクターです。 上記画像で

          バレエなんも知らないけど「ジゼル」を見てきたオタクの話

          フクム・ウエストオーバー・アダイヤーの日本種牡馬入りについて考える

          先日、欧州競馬界隈で超ビッグニュースが入ってきました。 ゴドルフィンからフクム・アダイヤーが、ジャドモントファームからウエストオーバーが来日、種牡馬入りするとの報です。 いずれも近年のヨーロッパの12f(2400m)路線で印象的な活躍をしていた馬たちで、凱旋門賞などの大レースで彼らの名を耳にしたことのある競馬ファンも多いのではないでしょうか。 ノヴェリストやハービンジャー等、彼らと似たような実績馬はこれまでも日本に導入されてきましたが、ここまで一気に導入されたことは過去に

          フクム・ウエストオーバー・アダイヤーの日本種牡馬入りについて考える

          【ウシュバテソーロ】今年のブリーダーズカップはここを見ておけ!各レース展望【ソングライン】

          ウイニングポストで一番レース出走が多い11月1週… 海外競馬もシーズン終盤に差し掛かり、10月~11月は大レースが続きます。今年はブリーダーズカップが西海岸開催ということもあり、日本馬も多く遠征しており注目度も高くなっています。 ということで、今回はブリーダーズカップで日本馬が参戦する6競走について、どんな注目馬がいるのか、日本馬は勝てるのか...などなどを解説していきたいと思います。 ブリーダーズカップとはブリーダーズカップを一言で表すと 『アメリカ競馬の祭典』 です。

          【ウシュバテソーロ】今年のブリーダーズカップはここを見ておけ!各レース展望【ソングライン】

          【祝 リバティアイランド三冠】一口馬主の新聖地?にやってきた【魔界系ラーメン三冠馬】

          特定の界隈で「聖地」と呼ばれる飲食店は世の中に沢山あります。 一口馬主界隈では、東京の「焼鳥 しん」さんが行くと出資馬が勝つということで、「聖地」として広く知られていますが、実は京都にも新しい聖地があるそうで… 今回はそんな一口馬主の新聖地「魔界系ラーメン三冠馬」さんに行ってきました。 魔界系ラーメン三冠馬さんへということでやって来ました西京極駅から徒歩10分、魔界系ラーメン三冠馬さんです。 店名からして、店主さんが競馬好きなんだろうな...ということが分かるのですが、

          【祝 リバティアイランド三冠】一口馬主の新聖地?にやってきた【魔界系ラーメン三冠馬】

          『西海岸の英雄』は極東でも花咲くか 種牡馬カリフォルニアクロームについて考察

          「ケンタッキーダービー」 「ニューヨーク牝馬三冠」 このように、アメリカ競馬で見られる地名の多くは東海岸の地域のものです。これは日本の馬産の中心地が北海道にあることと同様、馬産の中心が東側のケンタッキー州にあることに由来しています。 そんなアメリカで「西海岸生産馬」は日本でいう九州産馬のようなものなのですが、そんな西海岸生産馬として53年ぶりのケンタッキーダービー制覇、そして史上初の2冠馬になったのが『西海岸の英雄』カリフォルニアクロームです。 二冠馬と言えば、日本ではサン

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          未勝利の馬でもダービーに出走できるのか ─エコロネオのBCジュベナイル挑戦から考える─

          はじめにブリーダーズカップも近づき、徐々に遠征馬の情報も報道されるようになってきました。そんな中で興味深いニュースが。 森厩舎から、ジャスパークローネ・エコロネオの2頭が遠征するというニュースですね。まぁBCスプリントだけで過去に4頭、BCダートマイルに2頭、BCジュヴェナイルにも2頭の遠征歴のある森厩舎らしい挑戦だなぁと思いますが、興味深いのはエコロネオのBCジュヴェナイルへの出走。 先日取り違え事件も起こり話題に事欠かない本馬ですが、今度は海外遠征だそうです(おそらく

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          折角なので名レースを紹介しようのnote ─日本編─

          普段は密度の高い競馬キチ向けに書いているnoteですが、せっかくなので今回は広い層向けに意外と知られていない名レースを紹介しようかなと思います。 具体的には ・意外と知られていない日本の名レース ・日本馬の参戦していない海外の名レース この2つですね。 今回は前者の「意外と知られていない日本の名レース」をやっていきたいと思います。 元祖三強対決! 最強世代「TTG」、最後の勝負 1977年 有馬記念タイトルホルダーにリバティアイランド、イクイノックス、ドウデュース...

          折角なので名レースを紹介しようのnote ─日本編─

          HDD破壊任務

          今年の春、私は友人を亡くしました。 こう書き出すととてつもなく重い話に聞こえますが、少なくともこの話に関してはnoteで世間に晒せる程度には重くない話なのでもう少し読んで頂きたいです。 先に結論を言うと、私は友人の死後のHDDの破壊任務に失敗しました。 生前の話 今思えばとても何気ない話でした。生前、友人と赴いた同人ショップで私が癖強めの同人誌を購入した際の何気ない会話です。 いわばオタクの遺品整理という奴ですね。まさかこの数ヶ月後にこの事態に直面するとは露知らず、

          HDD破壊任務